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zoom RSS ソバナ(岨菜・蕎麦菜・杣菜)

<<   作成日時 : 2007/07/23 22:04   >>

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6年位前から半日陰の場所で地植えして育てているソバナ((岨菜)。
山野草として此処で定着したのか、その後枯れず毎年開花してくれ、薄紫の釣鐘の形の花は可憐で涼しげな野の花の優しい風情を運んでくれた。

ソバナ2005/07/13
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      <2007/7/6撮影>

傍にナツツバキ(夏椿)やカシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の木を植えてからというもの年々花付きが悪くなり、去年の開花もちょっと寂しい感じで今年の開花を心配していた。
ソバナ(岨菜)2006/07/14
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       <去年の開花の様子:2006/7/14撮影>

だが今年も一応春にきちん芽が出てくれたが、開花の段階になって何故か花茎が伸びず、ちんちくりんの状態で花が咲いていた。
原因は分からないが、若しかして花芽形成時の春の日照不足が問題だったのだろうか?
以前、山野草の店員の方に我が家の地植えの株の状態を聞いていたら、同じ場所で何年も育てていると株が弱ってくるとも聞いたがそれが原因だっただろうか?

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                  <2007/7/18撮影>
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去年そんな状態だったので、今年新しく株で求めて他の場所に植えていたソバナも今開花しているが、こちらはとても花付がよく勢いがいい。
だが今迄のものと比べると葉が細い感じだが、個体差があるのだろうか?

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<今年から育てているソバナ:2007/7/15撮影>

これはキキョウ科ツリガネニンジン属で、夏咲きシャジン(沙参)の仲間だ。
我が家で育てているシャジンの仲間にタマシャジン、イワシャジン、シデシャジンがあるが、これ等は高性で夏場涼しい場所を好むので、熱帯夜の続く関東地方で栽培するのは難しいようで、ソバナ以外は鉢とプランター管理で環境変化をつけている。
シデシャジン

ソバナは山地の谷筋や樹下の湿り気の多い日陰に生える多年草だが、まだ自生のものを見たことがない。他のシャジンの仲間と違って庭植えでも栽培が容易な植物だ。

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ソバナは、トトキと呼ばれるツリガネニンジン(釣鐘人参)と同様に軟らかなその若葉は山菜として食べられる。
茹でる時に蕎麦を茹でる時と同じ香がするので蕎麦菜(そばな)に喩えられてソバナ(蕎麦菜)になったと記載がある。
他に険しい険阻な道に自生しているので、ソバナ(岨菜)とも、また、山仕事をした杣人(そまびと)が使った杣道沿いによく生えるて好んで食べたところから名がついたと3つの説の記載があった。(山・渓社:「野草の名前」参照)

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ツリガネニンジンとの違いは、ソバナの花は口の開いたラッパ形で萼は幅広く、周りにギザギザは無く葉は1枚続きだが、ツリガネニンジンの花は釣鐘形で萼は細長く縁に少しギザギサがあり葉が輪生するとあった。
また、自生地では珍しい白花もあるようだが、未だ見た事がない。ツリガネニンジン(釣鐘人参)はネットでその白花を見たが、イワシャジン(岩沙参)の白花は花屋で見かけたことがある。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)植物園へようこそさまHP

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               <ソバナ:2007/7/18撮影>

古くなった株の開花は来年どうなるであろうか?また新しく植えた方の株は、この場所を気に入って来年からも咲き継いでくれるであろうか?
山野草を育てて見ると、殆ど春は日当たりで夏場に涼しい環境を作って排水良くしてあげなくてはいけないものが多く、野に在りながら庭で育てるにはデリケートな植物だ。

「ひえびえと闇の底ひに霧ながれわが身不思議にかゞやきそめぬ」(尾山篤二郎)

「たちまちに君の姿を霧とざし或る楽章をわれは思ひき」(近藤芳美)

「花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり」(香川 進)

<ソバナ(岨菜)>
キキョウ科ツリガネニンジン属
学名:Adenophora remotiflora
原産地:日本(沖縄除く)、中国、カラフト
多年草(冬場地上部が枯れる) 
開花時期 :7月〜8月
生育地:山の斜面の草地
草丈:50〜100cm
育て方:戸外の直射日光下、夏場は30〜50%遮光

「ひとところ庭に野の風吹くごとく岨菜の花の淡紫群れ」

「数輪の花のみ咲きて細り行く岨菜の小花小雨に霞む」

「生き生きと花の群れ咲く新しき岨菜の株の紫明るむ」

「細る株盛る株あり庭植えの岨菜の花の姿それぞれ」

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちでは、涼しげな青紫のベルのようなソバナが花盛りなのですね。ツリガネニンジンより花がずっと大きいので、見栄えがしますよね。
 僕は長野の山で自生のものを何度か見ましたが、涼しい谷からの風に花が揺らぐさまがなんとも言えずによい感じでした。
 昭和記念公園でも地植えで咲いているのをみましたが、意外と育てやすいものなのでしょうね。
 ただ、ヨトウムシの大好物なので、油断すると一晩でダメになるものでコワイですよね。

 多くの宿根草でもそうですが、あまり株が老化すると生育も思わしくなくなるので、植え替え、株分けなどで更新しないといけないのでしょうね。
なおさん
2007/07/23 22:45
「花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり」(香川 進)「じいんじいんと」がいいですね。夏の日の時を過ぎる感じがします。「ひとところ庭に野の風吹くごとく岨菜の花の淡紫群れ」夏の涼を青い花に感じますね。対照的な2つの歌でしたよ〜
はなはな
2007/07/23 23:37
これからの山歩きではソバナに良く出会います。派手でなくさりげなく咲いている姿が可憐で疲れを癒してくれる花です。
シャジンも良く見かけますが区別の仕方が難しいですね。
ミニミニ放送局
2007/07/24 14:42
新しいソバナが勢いよく又綺麗に咲いていますね、ここの環境が大変良かったという事だと思いますけれど花の付き方が素晴らしいです、古いソバナも少し場所を変えて植え替えると元気に成るのかもしれませんね、よく分かりませんが地中の微量の元素が不足してきたという事も考えられますよね。 
OSAMI
2007/07/24 18:10
なおさん、こんばんは。夕べコメント有難うございました。
まだツリガネニンジンはネット画像しか見たことがないですが、ソバナの方が大きめでしょうか?でも草丈は低いようです・・。
昭和記念公園でも地植えですか?あそこには山野草コーナーがありましたかね?(日本庭園の盆栽苑でしょうか?)
神代の山野草園でも開花していて写してきましたヨ。
これはあまりヨトウムシは来ないようで、レンゲショウマがやられました。珍しくこれは植えてらっしゃらないのですネ?
深大門の外の店で、これと一緒にカンパニュラ・ラプンクロイデスも求め、同じ場所に植えていてカンパニュラ・ラプンクロイデスは消えてしまいました。日当たりの問題だったのでしょうね?
花が咲かないのは株の老化でしょうかね?植え替えた方が良さそうですね。別の場所に植えたものも来年出てくれるとよいのですが・・・。
なおさんへ
2007/07/24 21:05
はなはなさん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございました。
「花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり」(香川 進)「じんじん」とと言う言葉の響きが暑い夏の感じですね。
まさに今日は「じんじん」という日射で、植物が茹だっているようで、ぐったり〜していました。月下美人の葉に触れたら暑かったのですよ。ビックリ!!
暑くなると鉢ものの水遣りが大変です〜。薮蚊も多いし・・。ガーデニングもこの時期お休みしたくなります・・。でもお花が元気に咲いてくれるとこちらも頑張れます〜。まだ梅雨明けは先のようですね。
ソバナの薄紫は野の風の涼しさを運んでくれるようですヨ。
はなはなさんへ
2007/07/24 21:13
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これからの山登りでは「ソバナ」に巡り合えることがあるのですか?
結構深山の険しい険阻な道に自生していると思ってましたが、見られているのですね。なかなか自生の画像をネットなどで見た事がないので、山野草店のみにあるのかと思っていました。
ツリガネニンジンにも似るようですが、ネット画像しかみたことがないのですよ。どちらも山菜として食べられるようですね。
見分けは花の付き方で、ソバナは花枝に一輪づつ付く?とか記載してあるようでしたが、どうも画像で見ると似てますね。
ミニミニ放送局さんへ
2007/07/24 21:22
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
新しいものはまだ株が勢いが良いようですが、古いものも最初は花付がよくて涼しげで、珍しがられたのですよ。
去年からだんだん花数が少なくなって、何故か今年はちんちくりんでびっくりしました。地中の微量の元素が不足してきたという事も考えられますか?土も硬くなってふかふかしていなく、土質の所為でしょうか?
そう言えば、そこの周りのキレンゲショウマも、他の山野草もまるで開花しません。隅っこの白いクリスマスローズは元気でしたが。。
開花後植え替えて見ますネ。アドバイス有難うございました。 
OSAMI さんへ
2007/07/24 21:31
ソバナの由来が良く解りました。ツリガネニンジンの様な花の形からでは無かったのですね?ツリガネニンジンとの違いが解りましたが、何時まで覚えているか?
デコウォーカ
2007/07/24 22:06
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ソバナは由来が3つあるようです。ツリガネニンジン同様に食べられるそうですが、食材にする位そんなに咲いているようでないですよね。
今では山野草として貴重なんですから・・。
ネット画像で見るとツリガネニンジンにも似るようですが、花の付き方がこちらは花茎にひとつとか書いてあるようでしたが。。
今年のツリガネニンジンをアップされるのを楽しみにしてますね。
デコウォーカ さんへ
2007/07/24 23:27
こんにちは〜♪一花さん、この度は何度もご指導ありがとうございました。お蔭様でTOPページが7件になりました。スイスイ開くといいのですが・・・!

今回は、ソバナですか、藤色の涼やかな綺麗な色で咲き方もおとなしげでステキですね・・・☆☆
meushiちゃん
2007/07/25 13:39
一花さん、ソバナ((岨菜)見たこと有るような違うような???
薄紫の釣鐘用の可憐な花が美しいですね。先日、向の家から貰って半日陰に植えた紫露草が花を咲かせました。親元の向のお宅のは終わっているのに。紫露草は昔友人から貰ったのですが蜂で置いたのが葉っぱは出るのですが花が咲きません餌が足りないのでしょうかね。
彦左
2007/07/25 21:16
meushiちゃん 、こんばんは。こちらまでコメント有難うございます。
さっき行ったらスイスイOKでしたよ。
私も以前重くて大変だったので、どうしてかな?」なんて思ってました。画像もリサイズしているし、でも枚数が多いので。
トップには他に貼り付けていないので、少しは軽いようです〜。
ソバナは涼しげで俯いて咲き、バラと違って大人しい感じです〜。
山野草の小花は可憐で惹かれます。
meushiちゃん へ
2007/07/25 22:37
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
以前青紫のシャジンの中でもソバナの画像は出しましたし、以前アップした紫ホタルブクロにも感じが似て薄紫の釣り鐘の形ですね。
お向かいの植物好きな方に紫露草を頂かれて花が咲きましたか?
開花している場所は日向のようですよ。うちでも育てましたが、半日陰で駄目になりました。道路際の日当たりの良い痩せた場所でも開花しているのを見ますよ。色が紫で私も大好きです。
彦左 さんへ
2007/07/25 22:46
自分の好きな色のお花ばかりでした。いいお花ですね〜。近いうちに春に山菜?として食べるトトキ=シャジンの花でも撮りにいこうと思っています。
mint
2007/07/26 02:17
mint さん、こんにちは。真夜中のコメント、こちらにも有難うございます〜。お母さまの看病やご自身の趣味、そしてお出かけなどされてご多忙な中、時間を作り出してのブログと何時も凄いですね。
この薄紫の色は涼しげです〜。そちらの山ではトトキが咲いているとか以前書いて下さってましたが、自然が残っていて近くで見られて良いですね。もう富士山麓や他の山でも開花中のようですよ。自然のものを一度見てみたいです〜。
mint さんへ
2007/07/26 18:51
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