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zoom RSS カライトソウ(唐糸草)

<<   作成日時 : 2007/07/27 20:21   >>

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プランターで育てているカライトソウ(唐糸草)。
元来中部地方の日本海岸側の亜高山帯から高山帯に自生する植物と言うことだが、平地でも順応してあちこちで植えられていて、山野草店でも売っており植物園でも見かける。

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葉はワレモコウ(吾亦紅)に似て同じバラ科だ。我が家で昔植えたワレモコウは何年も花が咲かず葉だけ出てくるが、これによく似る。
カライトソウの花は桃色の花穂状で、ワレモコウの地味な小さな丸い花とは感じが違っている。バラ科なのに花びらがなくてワレモコウは地味だが、カライトソウ共々茶花として使われている。
ワレモコウ(植物園へようこそさまHPより)

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     <カライトソウ:葉の様子>

名前に唐と付くので中国のものかと思ってしまうが、唐糸とは中国製の絹糸の総称で、中国の美しい絹糸にこの花穂が見立てられて唐糸草となったようだ。

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学名にSanguisorba hakusanensis (サングイソルバ ハクサエンシス)と付いて「hakusanensis」は白山に因み日本固有種だ。なおSanguisorba はsanguieと言う「血紅色」の語源から派生したのか、吾亦紅の紅を表しているようだ。

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カライトソウの花穂の長さは10cm位だが、桃色の糸と思われるものは花びらでなくオシベだそうだ。萼片が4 枚とあるが、雄しべが出る前の白い粒粒の状態であろうか?
晴れた日の唐糸は房房して風に靡いて細く美しいが、雨の日は濡れて見るも哀れな花だ。

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去年10月北大植物園でも見てブログ記事にカライトソウと記載したが、今回調べて見たらそのラベル画像に「カライトソウ」でなく「エゾトウウチソウ」と書いてあった。
草丈が1メートル以上もあり花穂も長かかったので、やはり北海道固有種ということだったようだ。
名前は唐糸より唐から渡ってきた打ち紐(組み紐)に似るからのようだ。雨後でちょっと花穂がびっしょりだった。
本で見ると他にナンブトウウチソウ、タカネトウウチソウ、シロバナトウウチソウなどがあり、1地域に1種存在するが、分布が重なるところでは種間雑種が生じるとあった。

エゾトウウチソウ((植物園へようこそさまHPより)

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   <エゾトウウチソウ(蝦夷唐打草):2006/10/17・北大植物園にて撮影>
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7月8日、神代植物公園内でもカライトソウ(唐糸草)がもう開花していた。

<神代植物園にて・2007/7/8撮影>
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似た白い糸の穂状の花にシライトソウ(白糸草)があるが、ユリ科の山地の木陰に生える多年草で,絹糸より木綿糸の感じだ。
シライトソウ(植物園へようこそさまHPより)

「口数の少ない人が唐突に唐糸草が好きだといいき」(鳥海昭子)

「はるかなる人を月日を鮮やかにワレモコウ咲くなだらかな道」(々)

<カライトソウ(唐糸草)>
バラ科ワレモコウ属
学名:Sanguisorba hakusanesis(サングイソルバ ハクサエンシス)
別名:カラウチソウ(唐打草)、サングイソルバ(Sanguisorba)
原産地:日本 (本州中西部、主に日本海側の山地の草原)
草丈:40〜100cm 
花序高:4〜10cm 
花色:桃
開花期:6〜9月。
管理:やや湿り気のある用土と風通しの良い環境を好む。繁殖は株分けで適期は春。

 
「桃色の細き絹糸思わせて花穂ふさふさ唐糸草咲く」

「濡れそぼつ唐糸草の花穂垂れ降り止まぬ雨露を宿して」

「梅雨明けを思わす夕暮れ涼風に靡く桃色唐糸草は」

「拭っても汗ふつふつと湧き出でて室温既に三十三度」

「鉢中に注ぐ水量たちまちに吸われて生き生き葉姿となる」

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コメント(18件)

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 カライトソウは、ピンクの房がモールのようで可愛らしいものですよね。僕は山では見たことがないのですが、植物園では何度か見ています。
 神代でも宿根草園のあたりにあったでしょうか。

 武蔵丘陵森林公園のボーダー花壇では近縁種のサングイソルバ・カナデンシスというのがあり、やはり今咲いていますね。
なおさん
2007/07/27 21:29
一花さん、またまた変わった花カライトソウ(唐糸草)見せて頂きました。本当に咲き方も変わっていますね。アップ画面の一本一本の花びらがとても綺麗です。
彦左
2007/07/27 21:40
カライトソウははじめて見ます。ピンクのオシベが綺麗ですね。日本固有種なんですね。何処かで、出来たら山で見てみたいですね。
デコウォーカ
2007/07/27 23:43
<口数の少ない人が唐突に唐糸草が好きだといいき>なんて素直な歌でしょう。唐糸草を他の花に置き換えても面白いなーとおもいましたが、一花さんの<桃色の細き絹糸思わせて花穂ふさふさ唐糸草咲く>もすばらしいです。盛夏に向かって固有種のこの花色を前に興も乗ってきますね。
目黒のおじいちゃん
2007/07/28 06:04
"桃色の細き絹糸おもわせて・・・・・”
本当に絹糸のようななんと美しいおしべでしょう。
この唐糸草も山歩きしていたとき、クガイソウとともに見かけたと思います。風にそよぐ様がなんともすてきな風情をかもしだしていました。
深大寺植物園、我が家からさほど遠くないところです。健康なときは、いつでもいけると思っていて、なかなか行かなかったこと、反省です。
元気になったら、近場の植物園めぐりをしたいです。
にりんそう
2007/07/28 09:46
カライチソウ、一昨年白馬岳から朝日岳に縦走した時に沢山見かけました。ピンクのブラシのような花が風に揺れているのを見て良く覚えています。
今度、白山と大日岳に行きますがどんな花が見られるか楽しみです。
ミニミニ放送局
2007/07/28 11:07
ピンクの猫じゃらしみたいで、可愛いです。
そういえば、このお花の名前を知りたがっていた人が居ました。
早速教えてあげられます。
chiemi
2007/07/28 17:04
カライトソウというのは初めてですが花が咲き進むと色付の尻尾という感じですね、しかし最初の方にある咲き始めのところなどはとても繊細な感じになっていて、中ほどの綺麗に咲いたところのアップは鮮やかな赤紫がとても綺麗です。
OSAMI
2007/07/28 20:28
なおさん、こんばんは、こちらにもコメント有難うございます。
これは元元高山のものだったようで、地域によって性情が違うので名前も違うのですね。細い唐糸だったり、唐の打紐だったり・・。
神代の植物園でも植えられてましたが、ラベルは見なかったです。
北大のものも唐糸草と思って去年書きましたが、去年の画像を調べていたら、しっかり撮ってありました。
そちらの公園ではカナダのものがありますか?ネットで見たら赤いものもありましたよ。
吾亦紅にも宿根草として桃色なども出回ってますね。
 なおさんへ
2007/07/28 21:15
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは高山にあったものが、植物園や家庭でも育てられていて暑さにも強いようです。吾亦紅の仲間ですが、花びらがないのですよ。
ふさふさした感じで、唐糸(絹糸)のイメージだったのでしょうね。
カメラで見たらはっきりと分りますが、肉眼ではそんな絹の感じはしない?ようで、猫じゃらし?みたいですヨ。
彦左 さんへ
2007/07/28 21:20
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは初めてご覧になられましたか?
白山の学名がありますので、山で見られるようですヨ。
ピンクのオシベが絹糸イメージだそうですが、猫じゃらしの桃色イメージです〜。ワレモコウの仲間ですから、ちょっと湿気っぽい風通しのよい所を好むようです。
分布的にそちらの山にはないようですが。。。何時かご覧になられると良いですね。
デコウォーカ さんへ
2007/07/28 21:26
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。コメント有難うございます。
鳥海さんの歌は口語体で分りやすい歌が多いですよ。
ご自身も植物好きで、たくさん育ててらっしゃっいます。この歌はラジオ深夜便で放送された「誕生日の花と短歌365日」(鳥海昭子著)からです。2年前に病死されてますが、山形生まれで19歳で家出同然に上京され、自力で高校、大学を出てらっしゃいます。(國學院大學文学部卒業されてます。)
どの歌も花への愛情が出ています〜。
私の歌は何時も31文字並べただけで勉強不足です〜。
目黒さんもまた、自由俳句頑張って下さいませね〜。

目黒のおじいちゃんへ
2007/07/28 21:34
「拭っても汗ふつふつと湧き出でて室温既に三十三度」面白い言葉ね。33度。「口数の少ない人が唐突に唐糸草が好きだといいき」(鳥海昭子)これは愛情の表現かな?
hanahhana1952
2007/07/28 21:39
にりんそうさん、こんばんは。今日は暑かったですが、その後体調如何でしょうか?この時期、庭の水遣りも大変ですが、無理なさらないようになさって下さいね。
にりんそうさんは、山で唐糸草の自生を見られたのですね〜。フサフサして柔らかい絹糸のイメージだったでしょうね。
猫じゃらしよりちょっと柔らかい感じ?でしょうか?
神代植物園は、お宅からそんなに遠くない場所なんですね?
傍だと、つい何時でも行けると思いますよね。昔と変って整理されて、立派?になっていましたよ。
この暑い時期は、暑さと花の水遣りで外に出るのもちょっと億劫です。
春や秋の涼しい頃が、植物も見られていいのでしょうね。
にりんそうさんへ
2007/07/28 21:44
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。
白馬岳から朝日岳に縦走した時に沢山見かけられたのですね。
自生地では丈夫でたくさん咲き、神代のもののようなんですね。本で見ると自生のものは丈が低いような?気もします。猫じゃらしみたいで余り関心を持たれないのでしょうか?地方によっては名まえが少しずつ違うのですよ。
山は春だけでなく夏山でも色々咲いていて楽しみがあるのですね。 私も一度山で見てみたいものです〜。洋行(イギリス)帰りなさったばかり?のようですが、今度また登られるのですか?また楽しみですね。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/07/28 21:51
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ピンクの猫じゃらしのイメージですが、ちょっとそれより長く、柔らかい感じです。
本来山のものが地で育てられていて、山野草として売ってますよ。
育ててらっしゃって、名前を知りたい方がいらっしゃいましたか?グッドタイミングでしたネ。自然の山では空気が違うので素晴らしいかも?知れませんね。
219.37.138.166
chiemiさんへ
2007/07/28 21:55
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
画像で見ると開花直前は短くて絹糸イメージではないですよね。
開花後しっかりとフサフサしてきます。
今回初めて細部を撮ってしっかり画像で見れました。
「萼片が4 枚」とありましたが、これを確認できませんでした。
山でも見られるとかですが・・。またそちらの植物園は何でも取り揃えて植えてありますが、これは植えてなかったのですね。
シライトソウというのもあるようです・・。
OSAMI さんへ
2007/07/28 22:02
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
昨日は昼間33℃もありましたよ。歌で詠ってみましたが。。。
今日も今31度です〜。南国生まれなので暑さには我慢できるのですヨ〜。
鳥海さんの歌は、「口数の少ない人が唐突に唐糸草が好きだといいき」
これは愛情の表現でしょうかね?口数の少ない旦那さま?だったのでしょうか?そしてこれを育ててらっしゃったのですね。
それとも山でご覧になったのでしょうか?
hanahhana1952さんへ
2007/07/28 22:08
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