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zoom RSS トケイソウ(時計草)(クダモノトケイソウ)

<<   作成日時 : 2007/07/05 21:28   >>

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去年の秋、鉢植えで求めたトケイソウ(時計草)。
トケイソウ(時計草) 2006/09/17

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     <蕾の様子>

フェンスに絡ませる積もりで求めてきたが、よく調べると、この種はクダモノトケイソウ(果物時計草)と呼ばれるもので、耐寒温度が10℃以上とラベルに書いてあり、関東地方の冬場は室内管理しなければならなかった。(本では耐寒温度が3℃以上とあった。)

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       <開花前の様子8:33>

2階の暖かい部屋でひと冬を過ごしたが、暖冬の所為か葉も殆ど枯れずに春を迎え、その後外に出したら新しい葉と蔓がどんどん伸びて、去年より蕾が多く付いて開花してきた。

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     <開花の様子13:16>

朝蕾が割れて来たなと思っていると、もう昼には開花して夕方には花びらがい萎えている。
美しい花と見える白い糸状のものは、副花冠と呼ばれる。
本当の花びらは後ろから見ると良く分かり、薄くて白いものが5枚で、厚手で後ろが緑色の花びらに見える5枚が萼、そして一番外側に緑の3枚の苞葉があるが、画像では緑の3枚の苞葉は隠れてしまった。

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    <白い花びらと緑の萼の様子>

随分花期が短くて一日花なので、見落としてしまうと独特の綺麗な花を見損なってしまう。
葉は艶々した楓のような大き目の葉で太陽を好み、蕾は新しく伸びた蔓に出来ている。


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去年8月に求めた時は既に実が1個出来ていて、その後9月にまた花が咲いていた。
今年は随分開花が早いな〜と思っていたら、これは4〜6月と9〜10月の2回開花し、開花後1.5から2ケ月で実が熟すとある。
日当たりを好み、随分成長が早くて年に2回収穫出切る効率の良い果物のようだ。

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     <去年求めた時の様子:2006/8/4撮影>

去年実付きで売っていたのは、春に開花したものが実を結んでいたことになる。
出来た実は最初は緑色で、熟すと紫褐色になってくる。
今年もこの調子で上手くいくと、開花したものが秋に実を結び、また秋に開花して冬前に収穫出切ることになるが、さてそんなにうまくいくのだろうか?

この実は小さい頃にパッションフルーツとして割って中の種ごと随分食べたし、瓶で黄色っぽい色の濃縮ジュースとしても売っていて、夏場に水割りで飲んでいた。
その味はすっきり爽やかで、独特の甘さと強い香りがあり、情熱的で南国風だったが、もう長く飲んでいなくて懐かしい。
割った中の種はムベのように黒くて、黄色いどろっとしたものに包まれていた。

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関東地方のこちらでも、この花がフェンスに絡ませてあって去年開花していたのを見かけたが、残念ながら今年は枝ごと枯れたのか姿がなかった。

これはクダモノトケイソウと呼ばれるトケイソウの仲間だが、普通にトケイソウと呼ばれるものは花を観賞する種が多く、花色も多彩で耐寒温度がー5℃と寒さに強い園芸種もあるようだ。

トケイソウ科トケイソウ属は原産地がブラジルで、学名がパッシフロラ(Passiflor)だそうだ。
去年もブログに書いたが、最初この花を発見したのがスペインの宣教師だったそうで、この花の形を見て、十字架、釘、荊などとその宣教師はキリストの受難を象徴する形と見做して、「キリスト受難の花(passion flower)」と名付けたとある。

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       <3裂したメシベの花柱とオシベの緑の5個の葯の様子>

南国ではパッションフルーツと呼ばれているが、「キリスト受難の花」などと知る由もなく、小さい頃は南国の情熱の果物と思っていた。
江戸時代半ばに渡来したものだそうだが、キリスト教が禁止されていたので、時計の文字盤に見立ててトケイソウ(時計草)となったようだ。


ストケシアもトケイソウだと教えてもらっていたが、パッションフルーツを知る以前だった。
パッションフルーツの実だけ見ていてその花姿は知らなかったが、去年初めてじゅっくりと見て、これぞ正しく時計のイメージの花で、「時計草」と呼ばれる所以を確認した。

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<夕方萎んだ様子>

これを実際育てている人のアドバイスによると、自然のままだと、三年で枯れてしまうそうで、挿し木や、新しく種を植えて株更新しないといけないそうだ。
種も一粒づつより、丸儘植えてカイワレ状態に芽を出させる確率が高いと知った。

こちらでは実が売っては居ないが、上手くして若し実が出来たら、種を発芽させて見る必要がある。

なお、この実はハーブとして、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下・ヒステリーやノイローゼの緩和・更年期障害など「精神や痛みを静める」働きがあるといわれているそうだ。

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「おもひなお古きに執きてゆくごときあやふやさのなかけふもたゆたふ」(木俣 修)

「さびしとふことばは口にせざれどもさびしきゆゑに言葉すくなし」(々)

「無尽数(むじんず)のなやみのなかにあがくさへけふのつたなきわれが生きざま」(々)


<トケイソウ(時計草)クダモノトケイソウ>
トケイソウ科トケイソウ属
学名:Passiflora edulis Sims(クダモノトケイソウ)
英名:Passion Flower (キリストの受難の花)
原産地:ブラジル
別名:パッション・フラワー,ボロンカズラ(ボロン葛)、ジャノメソウ(蛇の目草)
花期:5〜9月
性状:半耐寒性常緑蔓性低木
樹高(蔓長):600cm〜 花径:10cm
花色:白・青紫

「刻々とひと日時計を追うごとく姿の変わる時計草の花」

「爽やかなる南国の香を懐かしみパッションフルーツ鉢に育てる」

「情熱の花姿とみる時計草雄蕊雌蕊に受難の姿」

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コメント(18件)

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トケイソウは毎年自然に生えてきます「種をそこらに吐き出します」。三年経つと枯れます。こちらでは、塀に這わしたり、畑に棚を作ったりします。二種類、丸い大きい島「大島や屋久島」タイプと小さいもの→この写真と同じものがあります。今日も、アオゴロの実を写真撮りました。去年は少なかったけど、今年は百個以上できそうです。花は大分前に咲ききり、今は実だけです。甘酸っぱくとてもよい香りですよね。
薩摩節
2007/07/05 21:40
 一花さんちではトケイソウも咲いているのですね。ほんとうに自然の造形の妙、という趣で、面白い形の花があるものだなあ、と感心しますよね。1日の昭和記念公園のハーブ園で、この花を見ましたが、実はいろいろな効能があり、ハーブの1種なのですね。
 僕はクダモノトケイソウの実は食べたことがないので、機会がありましたら食べてみたいものです。
なおさん
2007/07/05 22:11
こんばんわ〜☆トケイソウ…なるほどねホントに時計みたいですね!
しかし、これって実もなって食べられて、それが美味しいなんて最高ですね。大きさはどれくらいなのでしょうかね?一花さんは珍しい植物を栽培されていますね☆写真もいつもステキですね。☆☆☆
meushiちゃん
2007/07/05 23:24
トケイソウは近所の生垣に絡んで咲いている所しか見ていません。こんなに複雑で面白い構造をしていたのですね!雄しべ、雌しべの形も変わっていて面白いし、副花冠や花弁や萼や苞葉が複雑に出来ているのですね。しかし、出来た果実はヘンテコリンな形でなく、他の果実と似ています。面白い花を解説戴き有難う御座いました。
デコウォーカ
2007/07/05 23:29
薩摩節さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございました。
去年育てたのが無事冬越しして花が咲いてくれました。
そちらでは、種が自然に割れて出てくるのですね。見ると蕾は新しい枝に出てきていますので、剪定して蔓を増やせば実もたくさん生ってくれるでしょうね。
鉢植えですから植え替えが必要で、ちょっと大変です〜。
そちらは、塀や畑に棚ですか?これにも2種類あるのですね?うちにものは、小さいタイプで、島タイプは大きいのですね。去年、TVで島の方がこれを作っているのを放映していましたよ。
青い実を写真に撮られましたか?今年は100個と凄い数で、出来が良いですね〜。これは身体にいいようですから、人気でしょうね。瓶のジュースも市内の00屋で売ってますよね。すっきり爽やかで、去年出来たのを頂ましたよ。鉢管理で柿の木などと違って、他の植物の邪魔をしないので良いです。土佐ぼんたんが2個生って今大きくなってきました。(葉が繁って大変です〜)あちらではサーポメロンとか母が言ってましたが・・。
薩摩節さんへ
2007/07/06 00:21
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
去年鉢で求めて、フェンスに地植え予定でしたが、耐寒温度が10℃とか書いてあって、鉢の儘室内で冬越しし、また去年より多く開花しています。蔓はフェンスで育てられて、他の邪魔になりませんよね。
ハーブ園でも植えてありましたか?花を見られたのですね。これをキリストの受難と見るか。時計草と見るか、国によって様々ですね。
石榴もそうですが、実は身体にいいようですね。今度機会があったらお姉さまから送って貰われると良いですね。南国の方で栽培していますよ。うちの市内でや北の方の田舎では見ませんでしたヨ。濃縮ジュースも美味しいです。
なおさんへ
2007/07/06 00:29
meushiちゃんさん、こんばんは。こちらにまたコメント有難うございます。
これって、日本では時計に見立てて時計草だそうですが、宣教師さんは、雌蕊をキリストの受難の姿に見立てたそうです〜。思っていることが違いますよね。
花で実もなるものがありますが、大きくなって他の植物の邪魔にならなければ有り難いですよね。図体ばかり大きくて、実もならないものがあり、日陰を作って困ってます。
実の大きさは縦5〜6センチで、横幅は最大5cmくらいでしょうか?
「ラカンカ」と言うこれに色が似た果物が出回って、煮出して飲むもので人気でしたが・・
meushiちゃんさん へ
2007/07/06 00:39
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
そちらのご近所でも生垣に這わせてあって、育てている所があるのですね。
トケイソウでも花を観賞するものもあるようですが、これは花後に実がなるものです。そちらは暖かいですから、生垣でも大丈夫なんでしょうね。
種類によって、花色も色々あるようですよ。
糸みたいな副花冠がユニークですよね。オシベの葯が大きく、びっくりですね。そして蕊が飛び出ていて、これってホトトギスと同じようですよ。
花はユニークですが、実は何の変哲もない普通の実ですよね。
さてこれの花後、実が出来るかが問題です〜。
デコウォーカ さんへ
2007/07/06 00:47
出かける途中のお宅で「時計草の花」が咲いているのを見て、ユニークな花だと気になっていました。
そちらは冬でも外にほおりっぱなしで、一日草だと聞きました。
我が家も欲しくて、園芸店を探し回りやっと見つけて、小さな鉢入りを購入しました。が、葉っぱが違います。
一花さんちの葉っぱは3つに切れていますが、うちが購入した葉っぱは7つに切れています。
花が咲いたらブログアップしてみますね。(^_-)-☆
実ができると食べられるのは嬉しいですね。できるかなぁ〜?

やまびこ
2007/07/06 20:44
一花さん、吃驚しました、これこそトケイソウですか。
すごい顔のはなですね。全く見たことがありません。
本当にいつも感心ばかりの一花さんっちの花たちですね。
彦左
2007/07/06 21:03
やまびこさん、こんばんは。コメント有難うございます。
やまびこさん宅のお近くでは、冬でも外管理なんですか?
トケイソウにも種類があるようで、私もご近所の2箇所で見ましたヨ。
1軒はもう枯れていましたが、もう1軒はまだ見ていません〜。
本で見ても種類があるようで、耐寒温度も夫々違っていますね。
やまびこさん宅は葉が7つに切れていますか?お花はどんなのが咲くのでしょうね^。お楽しみですネ。(^_-)-☆
でも、咲いた花は即「押し絵」素材になるのでしょうか??
ユニークですから、じゅっくり長〜く見たい花ですね。
うちも実はどうでしょうか?  お互いに100個は無理ですが、どっさり〜出来ると良いでネ。

やまびこさんへ
2007/07/06 21:24
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
今日は暑かったですね。体調如何でしょうか?夏バテされませんように。
さて、時計草はユニークな花ですので、結構人気であちこちでブログアップされているようです〜。カメラの御蔭で詳細に見れますが、綺麗ですよね。
でもこれはクダモノトケイソウ(果物時計草)と呼ばれる花で、園芸種としても花トケイソウと言う別のものがあり、紫、赤黄色など多彩です。
耐寒温度も品種によって違うのですヨ。これは鉢で出回っていて、うちのご近所でも育てていらっしゃいました〜。
彦左 さんへ
2007/07/06 21:32
そうなんですよ!「キリスト受難の花」なんです。実家のベランダには毎年、実がなりますよ。冬は枯れます。でも春になると元気な芽がベランダの手すりに絡みつくんです。今年は妹と自分が交代で植木の水遣りに実家に行っていますが、実は生るかしら? 母は面倒だから切ってしまおうかと思っているのよと言っていましたが。 
mint
2007/07/07 00:54
不思議な花だと思って、一度、間近で見てみたいと思いましたら
先日園芸店で見かけましたが、こんなに、「きれいだなぁ〜」なんて、
思えませんでした。不思議さいっぱいで、まじましと見てしまいました。
chiemi
2007/07/07 01:50
クダモノトケイソウは園芸種のものと比べると花弁や萼の形がだいぶ違うようですね、はじめて見る花と実で勉強になりました。
OSAMI
2007/07/07 12:27
mintさん、こんばんは。遅い時間に、こちらまでコメント有難うございます。
これって去年、記事を書いて「キリスト受難の花」と知った次第なんです。情熱の花ではなかったです〜。
ご実家のベランダには毎年、実がなって良いですね。冬は枯れても春には出てきて逞しいですね。そして妹さんと交代でご実家の水遣りもですか?色々大変ですね〜。これから夏場はちょっと大変ですね。でもお母さまが大事にされているものを枯らしては勿体無いですよね。これは身体に良いですので、是非実を生らして届けてあげたいですね。汁を絞ったら飲まれますよね。
mint さんへ
2007/07/07 20:56
chiemi山、こんばんは。真夜中にコメント有難うございます。
これが園芸店で出回って見かけられましたか?
こちらではクダモノトケイソウしか売っていなかったのですが、園芸種として他ハナトケイソウがあるようですヨ。本で見ると花色も多彩ですね。
ユニークな形ですよね。受難の花とか時計草と見做されたり、人の感性は夫々ですね。もしこの花に名前がなかったら、4字熟語されていた、あの夜のブログで、chiemiさんはどんな名前を付けられるでしょうね?
一日花で、不思議な花です。実は身体に良いですよ。パッションジュースもすっきりとして最高に美味しいですよ。
chiemiさんへ
2007/07/07 21:04
OSAMIさん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございました。
園芸種のものは、本で見ると花色・形が多彩ですね。これって塀で這わせてあるお宅を見ると、結構蔓が伸びて勢いが良いですよ。
鉢管理でも、新しい蔓が伸びて逞しく水を欲しがり手間がかかります。
実も身体に良いですし、パッションジュースも濃厚で夏場美味しいですよ。こちらでは見かけませんが、物産展では見かけるようです。
OSAMIさんへ
2007/07/07 21:08
トケイソウ(時計草)(クダモノトケイソウ) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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