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zoom RSS ハンゲショウ(半夏生・半化粧)

<<   作成日時 : 2007/07/09 22:08   >>

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丁度1週間前の7月2日は暦の上で半夏生(半夏至)だった。
その日は「夏至(6月22日)から11日目に当る日で梅雨が明け、田植えの終期とされる」とあるが、丁度同じ頃、我が家に植えてあるハンゲショウも花が咲き、字の如く半化粧していた。

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このハンゲショウは7月2日より早く、6月20日頃には葉が白くなっていて、今でも順次下の葉が白くなってきている。

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   <花穂が無く半化粧しないもの>

白くなってくる葉を良く見ると、横には必ず尾のような花穂があるが、葉の白くないものを見ると横には花穂がない。我が家のものを見ると、余り日の当らない場所では花穂が出来て居らず、株も小さく半化粧していない。乾きすぎても蕾が付かないようだ。

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この尻尾のような花はドクダミの花穂にも似ており、花弁がないそうで、オシベとメシベだけだ。
これも同じドクダミ科で属が違ってハンゲショウ属だが、これはドクダミのような酷い臭さは無く少し臭いがある。

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      <半化粧するものしないもの>

何故このように花穂の部分だけが半化粧するかを調べて見ると、花が余りにも地味で、昆虫たちを引寄せる為の目だつ役割をしているそうだ。
ある意味で女性の化粧とも似たような?仕組みを自ずと知っているのかも知れない・・。
科学的には、葉の表側の表皮の下にある柵状組織の葉緑素が抜けるからだそうだ。
これと似たように葉が白くなるものにマタタビがあると去年知ったが、旅行先の仙台の秋保温泉郷や、青葉城址で初めて見た。

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     <マタタビ:2007/6/12撮影>
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うちのものは数年前に1株だけ植えたものだが、繁殖力が非常に旺盛で、あっと言う間に根茎で蔓延ってしまい、山野草を植えてある場所まで占領していて何本も間引いた。
ハンゲショウ(半夏生) 2006/07/02

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別名は「カタシログサ(片白草)」と呼ばれるが、花穂の片方が白くなるのでそう呼ばれるのだろうか?
葉は表面から白く化粧して来るが、今日見ると葉裏は薄緑のものと半分白っぽいものがあるようだが。。葉の表だけが白くなるので、片白草であろうか?

去年見たが、表葉は花穂が結実するとまた次第に薄緑になってきていた。
写真で見ると最初出来た頃の花穂は横に垂れているが、花穂が下から開花してくると直立してきている。

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去年も記載したが、これはまた、『中国では三白草とも呼ばれ、上の一枚が化粧した時には小麦を食べ、二枚目が化粧した時には梅や杏を食べ、また三枚目が化粧した時には黍(きび)を食らう』、などともあった。
当時の人たちも、時節を自然の動植物で見て捉えて身体で感じていたのであろうか?



ハンゲショウは湿気のある半日陰を好むかと思って我が家では湿気のある半日陰に植えたが、流れの縁や湿地帯など湿り気のある良く日の当たる場所の方がより多く花穂が出来ているようだ。

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    <神代植物園:2007/7/8撮影>
昨日神代植物園のグリーンギャラリーの池の辺で2箇所で咲いているのを見かけた。
そこは日当たりの場所で、一箇所はミソハギと一緒に群生しており、草丈も高く白い花穂と葉が涼しげだった。

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<神代植物園:2007/7/8撮影>


ハンゲショウは白く化粧しなければ雑草扱いのような地味なものだが、化粧して初めて目だつものとなり、この時期涼しげで楚々とした風情が好まれて茶花にも使われる。

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        <神代植物園:2007/7/8撮影>
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「どことなく寂しい風情の半夏生秘めた想いのさゆらぐような」(鳥海昭子)

<ハンゲショウ(半夏生、半化粧>
ドクダミ科ハンゲショウ属
学名:Saururus chinensis
英名:lizard's tail(トカゲの尻尾)
別名:カタシログサ(片白草)・三白草(「和名抄」より)
花期:6〜8月
草丈:60〜100cm

「雑草の如くに蔓延る半夏生色白き葉と緑葉のものと」


「丈高く水辺に群るる半夏生花穂白々そよぎを見せて」



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「どことなく寂しい風情の半夏生秘めた想いのさゆらぐような」(鳥海昭子)秘めた思いはいつも目だ立つひそやかにかな?「丈高く水辺に群るる半夏生花穂白々そよぎを見せて」風に揺れる感じが伝わってきますね・ちょっとさびしげな花でしょうか?
hanahhana1952
2007/07/09 22:25
 今日の一花さんちは、ハンゲショウですか。やはり、ご婦人方は、この草の美白効果にあやかりたい?ですよね。遠目にも色白の美人さんに見えます。それも虫を呼んで、花粉を運んでもらい、よその花の花粉をつけてもらうための宣伝なのですね。
 神代のグリーンギャラリーでも花盛りでしたか。深大寺門を出てしばらくの水生植物園でも、沢山生えていますよね。そろそろミソハギも咲き出す頃でしょうか。やはり夏は水辺の植物が涼しげで良いですね。
なおさん
2007/07/09 22:27
ヒャ〜、ビックリしました!同じテーマで、マタタビまで出て来るとは!私も秋田駒ケ岳でアップが遅れました。
花の拡大写真が綺麗に撮れていますね。香貫山のは上手く撮れませんでした。一花さんの画像でよく解りますね。実が生ると葉の白が消えるとは知りませんでした。私もその頃また観察します。
デコウォーカ
2007/07/09 23:09
植物も虫を集めるのに苦労しているのですね、それにしてもその必要がなくなると元の緑色に戻るとは素晴らしい技ですね、私のところの植物園のハンゲショウは花が終わりに近づいているようで、少し汚く見えています、今度行く都度定点撮影をして変化を見てみようかななどと考えています。
OSAMI
2007/07/09 23:10
はんげしょう と言うのですね、安心しました。
先月末からあっちこっちの山で見かけていましたが、何が原因で白っぽい葉があるのか疑問でした。
 やっと落ち着いて眠れます。
気になって、気になって・・・・・眠れませんでした。
 ありがとうございました。
名前を聞けば、そんな名前どこかで聞いたことはありましたが まったく忘れていました。
 先月 見た時には、サギかなにかの鳥の糞がついて白っぽく見えているのかと思っていました。
ひこうちゅうねん
2007/07/09 23:36
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。
「どことなく寂しい風情の半夏生秘めた想いのさゆらぐような」
恐らく花穂が地味で、半分化粧している葉だけで引き立っていますので、寂しい風情を感じさせるのでしょうね。花穂の片葉だけが色変わりしている様に、秘めた想いが揺れ動いて動揺している感じなのでしょうか。丈が高くて風に靡くと、そんな風にも思えますね。
今日は忙しくて、何時の模にいい加減の見た儘ですみません。
ドクダミ科ですが、ハンゲショウしないものは哀れで雑草みたいですね。これは自分で化粧して、寂しげな花ですよね。
hanahhana1952さんへ
2007/07/09 23:44
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ご婦人方は、この草の美白効果にあやかりたい?ものですかね?
片葉だけの美白でなく、全部が美白だったら色白美人さんですけどネ〜。
見ると花穂の側の葉だけ白くなりますので、虫を呼ぶためだそうですね。今の女性は顔だけでなく、手も足の爪にも塗って、耳に穴を開けて貴金属を通して居ますよね〜。さすがお歯黒のお方は居らっしゃいませんが??
神代には水生植物園もありますよね。門を出てちょっと遠く、まだ出かけたことが無いです。何時か暇な折に一度は出掛けてみます。
なおさんへ
2007/07/10 00:07
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
同じ日にアップされて、びっくり〜しましたヨ。 デコさんは、ずっと以前からしっかりと観察されて植物の事を調べてらっしゃるのですね。
花穂はドクダミ似ですよね。最初は横に寝ていますが、咲いてくると花穂が立ち上げってきています。
アップで見ても余り綺麗でないですね。それで白く化粧して虫でも呼び込み、蜜標の役割でしょうかね。花後はまた緑に戻ってました。
アジサイ「アナベル」も最初は緑でそして白く、その後緑になって同じようなんですよ
デコウォーカ さんへ
2007/07/10 00:16
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
お花も子孫を残す為に、人間並み?美しく化粧して虫を呼び込もうとしていますね。役目が終わるとまた緑ですが。人間様は、そうでもないみたいで、死ぬまで化粧しなければならないみたいですよね〜。
この頃は紫外線がきつく、男性にもお肌には悪いですネ。
花後は緑と言うより、枯れた緑色ですよね。今度良くまた観察なさって下さいね。
OSAMI さんへ
2007/07/10 00:22
 マタタビは山で自生していますが、半夏生の植えられているお宅は、ただの花好きな方以上に、風情を知る方や趣味人でいらっしゃるのだなあと、いつも思います。それでいて、私のようなうかつ者では、白い葉が緑に変わる頃にはすっかり忘れているような、そういうひそやかな世界を半夏生には感じさせられます。不思議な植物ですね。鉢などを並べている一角ではなく、ちょっとした2〜3坪の空き地が手つかずに近い状態なので、今年は少し木を植えたりしています。草ぼうぼうにしないためにも、何かのぞく楽しみを考えなくては、とこういった日本で古くから好まれてきた草木にこの頃目が向くようになりました。
ひめだか
2007/07/10 00:28
ひこうちゅうねんさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは茶花にもなりますので、ご存知なかったですか?
あちこちの山でご覧になって、気になってらっしゃいましたか?水辺を好みますので、白い花穂が涼しげですよね。
眠れない程、気?になってらっしゃったのですか〜〜。それはそれは、今宵はぐっすり〜ですね。
>サギかなにかの鳥の糞がついて白っぽく見えているとは、この植物もフンガイしてしまいますよね〜。
何時か茶室で活けられているのを、ご覧になられると良いですね〜。茶花で見ると、全然感じが違って見えますよね。
ひこうちゅうねん さんへ
2007/07/10 00:30
ひめだかさん、こんばんは。コメント有難うございます。
マタタビは自生していて、実が出来ると仰ってましたね。ハンゲショウは白く化粧しなくては地味な草みたいですが、白く変るので楚々とした風情があるのでしょうね。群生すると素敵ですよね。緑と白のシンプルの美もあるかも知れませんよね。
広いお庭ではこの時期、草が生えて管理が大変ですね。昨日、神代植物園の無料のグリーンギャラリーで見たのですが、園内と違って手入れが遅れて、草が蔓延ってボランティアさんも大変そうでした。
そう言えば、見せて戴くものは洋風な感じのお花が多いみたいですね。
ご趣味からして和風な感じの方かな?とも思っていたのですが。
きっと周りを自然に囲まれてらっしゃるので、山野草は日常見飽きてらっしゃるからでしょうね。田舎では父がそうでしたよ。
ひめだかさんへ
2007/07/10 00:42
これと似たように葉が白くなるもの・・・
我家では、崑崙花が、あります(あっ、あれは、葉に見えるけど、違いましたね。済みません)
白い葉は、涼しげで、大好き。崑崙花も、真っ白です。
chiemi
2007/07/10 01:34
半夏生・・涼やかな白と緑ですね!白がまたくっきりとして緑に映えますね。群生している姿はなんとも涼しげな雰囲気です。めずらしいたくさんの植物があるのですね!ステキです☆短歌もいつも感心して拝見してます♪
meushiちゃん
2007/07/10 05:14
手術前の外泊のときに我が家の庭にも半化粧がちらほら白ずんでいたこと確かにブログに載せたかな?なんて思い出しました。
一花さん、ご無沙汰?しました。
私、あの地獄の苦しみから、無事生還?(オーバーですね)してきて、今日で6日目を迎えています。薄皮を一枚ずつはがすように毎日よくなっていっていることを感じております。人間の回復力のすごさを実感しています。一花さんにはいろいろご心配いただき、心より感謝申し上げます。今日、始めてブログを拝見しました。美しいブログに又こうしてお目にかかれることをうれしく思っています。
漫然と見ていた半化粧、そうだったのかって又お勉強させていただきました。
パソコン又楽しみます。ありがとうございました。
にりんそう
2007/07/10 06:52
さすが一花さん、よく集めましたね。集大成として保存したいです。茶席にもふさわしい趣ですね。マタタビは山でよく見かけるのですが一度も手で触れることができません。従って実もgetできないのが悔しい。

目黒のおじいちゃん
2007/07/10 08:46
一花さん、ハンゲショウも有るのですね。
この花は昨年のブログで初めて知りました。
植物園の写真も有りましたがすごく咲いてますね。一度実物が見たいものです。
彦左
2007/07/10 13:29
ハンゲショウはドクダミの仲間だったのですね。見た感じが大分違います。
ほんとに半分化粧しなければただの雑草ですね。
白くなるので注目される得な植物です。
ミニミニ放送局
2007/07/10 20:26
chiemiさん、こんばんは。夕べ遅くコメント有難うございます。
そうですよね、思い出しました〜、崑崙花がありましたよね。
以前育てて枯らしましたが、あれには小さく黄色い花が咲いていて、白い葉がハンカチのようで、ハンカチノキなどとも呼ばれていましたね。
(本物のハンカチノキでなないですが)
あれもきっと、花を目立たせる為かも知れませんね〜。
chiemiさんへ
2007/07/10 20:27
meushiちゃん 、こんばんは。早朝からコメント有難うございます。随分早起きさんでお元気そうですネ。(人参ジュースパワー??)
これは白く化粧してこそ、その価値が認められるような植物です。
水辺の日当たりで群生している姿は、涼しげですよね。
一株あっても蔓延って困るくらいですヨ。
短歌は即詠のいい加減で、今勉強中なんです。ただ31文字並んでいるだけで困ってます〜。
meushiちゃん へ
2007/07/10 20:33
にりんそうさん、こんばんは。お久しぶりです〜。PCを開けたら、にりんそうさんのお名前があって、今日はとっても嬉しいです!!
無事に手術が終わられたかな〜と、CDを聞きながら何時も案じておりました。良かったですね〜。手術後の痛み、大変だったことでしょうね。よ〜く分かりますヨ。あれから6日。薄皮を一枚ずつはがすように毎日よくなっておられ、人間の回復力のすごさを実感されてらっしゃるとの事。
病は気からとも言いますので、一日も早く回復しようと言う意志力もまたそうさせることと思います。暖かいご家族の方の看病や友人の方達の励ましで、また益々新しい力が湧いてこられていらっしゃることでしょうね。もうPCに向かわれて大丈夫なのでしょうか?あまり長くされないで、無理なさらないで下さいね〜。ゆっくり〜着実に回復なさって下さいね。
ハンゲショウも見せて戴きましたが、庭の花との出会いも楽しみですね〜。
わざわざこちらまでコメント有難うございました。
にりんそうさんへ
2007/07/10 20:48
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
この記事は以前も書いていて、もう今回で2回目でした。前書いた文が多いですが、今回はそれ以上に画像も多く貼れています。そ
の後ブログで教えて戴いたお蔭さまで、旅行先でもマタタビも見れましたし、こうして記事に出来て有り難いです〜。神代でも群生の様子がまた見れましたので、生息地など確認できました。池の画像がちょっと遠すぎてボケ気味ですみませんでした。
茶花としても楚々として良いですよね。
目黒のおじいちゃんへ
2007/07/10 21:18
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ハンゲショウは去年のブログでご存知だったのですね。
暦の上でも半夏生と実際にあったと、去年私は知りましたよ。
白く化粧してこそ見栄えがしますが、うちに植えた場所は半日陰でした。
植物園の池の辺は見事でびっくりでした。そのうち何時か、ご覧になられるかも知れませんよね。
彦左 さんへ
2007/07/10 21:23
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは白い葉の横にある花穂がよくドクダミに似ていますよね。葉はちっとも似ていないのですけど・・。でもチョット臭います。
白く化粧しなければ雑草のようで価値がないような植物ですね。化粧して得をしていますね。
ドクダミは水辺でないですが、これは日当たりで水辺を好みますヨ。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/07/10 21:29
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