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zoom RSS 御岳山・その3

<<   作成日時 : 2007/08/22 23:44   >>

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8月13日、レンゲショウマ群生地と東屋の休憩地から下って、武蔵御嶽神社とロックガーデンを目指した。
途中に「レンゲショウマ第2群生地」と言う看板があったが、5年前には見かけなかったようだ。
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下って行く道は、真昼でも暗く感じる程鬱蒼とした杉林の中で、ミズヒキやキンミズヒキ、キバナアキギリが早々と咲いていた。こちらの薄暗い杉林の林道にはレンゲショウマは全く見られない。
車が杉林をクネクネと曲がってやっと音を立てながら登って来て、一般集落の方は少ないようだが、神社周辺の宿坊や小料理屋、土産物屋の方達であろうか?

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古い茅葺の家も2軒ほど残っていて誰か住んでおられるようだが、屋根に草が生えていて、梯子がかかっていた。この付近になると宿坊が何軒も立ち並んでいる。そしてまた神社へと登って行くと土産物店が何軒もあり、ここが御岳の山中だという事を、ふと忘れてしまう。

「うすぐらい林道は登り道にしてフシグロセンノウきっぱり赤し」(鳥海昭子)
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  <フシグロセンノウ>

その上り坂途中の藪の中にタマアジサイに混じってオレンジの花があり、フシグロセンノウが咲いていた。

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近くの宿坊の入り口付近にはソバナ、レンゲショウマ、センノウの仲間などが自然な感じで生えていたが、わざわざ植えられたようだ。
今回フシグロセンノウは、下の土産物店でもプランター植えしたものを見かけた。

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   <神代ケヤキ> 

国の指定天然記念物と書いてあった「神代ケヤキ」で、推定樹齢1000年とある。
下から見上げると大きな洞があり、どうも塞いであるようだ。

「シュウカイドウの盛りの庭に佇(た)つ人が独りもいいと静に言いき」(鳥海昭子)
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    <シュウカイドウ>
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そこの崖沿いにはシュウカイドウが桃色の可愛い花を付けていて、横には黄色いツリフネソウ、クサノオウなどがあった。

「安らかな記憶にありて藪陰のツリフネソウとふるさとの家」(鳥海昭子)
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  <キツリフネ>
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崖の上の方を仰ぎ見ると、何か黄色い花があり、よく見るとキレンゲショウマだった。
5年前にも下の店裏で1株見かけたが、今回はここにまるで昔から自生しているように大株となって花を咲かせていた。この場所には崖上の持ち主の方が植えられたようだ。

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そこのキレンギショウマの崖地は土産物と茶屋前になっていたので、入って休憩した序に写真を撮らせてもらった。ここの主の方は山野草がお好きなようで、いろいろ珍しいものが植えてあった。

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キレンゲショウマはキンポウゲ科のレンゲショウマと違って、ユキノシタ科キレンゲショウマ属で1属1種だ。蕾がレンゲショウマに似ていたので、キレンゲショウマとなったようだ。

キレンゲショウマは最初石鎚山で発見されたが、その後、徳島の霊峰剣山に咲く宮尾登美子の小説「天涯の花」に登場するようになってから、なお一層知られるようになったようだ。
ここの方もそれをご存知で、霧の出るような深山の湿った林床の涼しいところにしか咲かないと仰っていたが。。

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我が家も今迄何株も地植えしてみたが、何年か咲いたものの、その後夏場枯れっぽくなって花も咲かない。昔咲いた花は虫食いで酷かった。今また鉢で挑戦中だが、蕾から花がうまく開花するだろうか?暑い最中は裏から葉水をあげてはいるが・・。暑さ知らずの深窓育ちで気難しい花だ。

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    <御嶽土産店内休息所より>

レンゲショウマ第2群生地は御嶽神社の東側の傾斜地に誰かに植栽されたような感じで、株も小さく群生はしていなかった。

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御嶽神社の鳥居前で、この日の昼と夜には一般市民のための「大蔵流狂言」の「附子」、「棒縛」など催されていて、席は予約で総て有料だった。翌日19日は夜神楽が、また薪神楽は10月に開催される予定だ。
その為、この日のケーブルカーとバスは最終の臨時便が出ていて、夕方から登って来る人が多かった。

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   <御嶽神社>

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   <宝物殿>

御嶽神社へと登ると、宝物殿があり、5年前のレンゲショウマを見に来る前に拝観した覚えがある。

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    <境内より見下ろす>

その後、神社の横道から入って、遊歩コースになっているロックガーデンへと向かった。

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       <ボタンヅル>
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途中、藪のあちこちに蔓になった白い花が咲いていてセンニンソウと思ったが、葉の形がボタンに似て、花びらが短い形からボタンヅル(牡丹蔓)のようだ。
昔、この辺りでツリフネソウの群生を見たが、今回少なかった。

長尾分岐点で案内図を見ると、七代の滝まで15分とあり、時間的にOKと思って下っていくと、とんでもなく酷い下り坂で、人影もなく薄暗くて何処かの深山の山中のようだった。
20分位下っても急峻な坂が続き先が不安となり、水音は聞こえてきたが、諦めてまた引き返した。それがまたとんでもなく急な登り坂でこの道を選んだ事を後悔しつつ、30分以上は掛かってしまった。

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   <七代の滝への下り道>

汗だくで分岐点に戻って休みながら案内図を見つつ、また違う天狗岩コースへと出発したら、平坦な道と緩やかな下りでずっと楽だった。道沿いにはタマアジサイが群れ咲いていた。
やっと辿り着いた天狗岩からロックガーデンまでは30分以上とあり諦めた。
「七代の滝」まで10分とあった案内に従って鉄の梯子を下ると、そこもまたとんでもなく酷い下りだ。綱がなければ滑って谷底に落ちていたであろう。

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<七代の滝>

「天然のクーラー」との触れ込みの七代の滝。期待した程の大きな滝ではなかったが、場所的に地底の感じでひんやりとしていた。苔むしていて滑りやすく、足元が震えながらカメラ撮影で、画像が殆どブレていた。澄んだ流れに足を浸すと疲れが癒されて、まさに天然のクーラーだった。

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その日だけで2万歩は歩いたようで、足指に豆が出来、膝ががくがくとして、飲んだペットのお茶3本が全部汗になってしまった。お風呂に入って帰りたかったが、臨時の下りのケーブルカーに間に合わずに、またひたすら乗り場まで急いで歩いた。
涼しさを求めて気軽にサンダルで出たのに、歩きずくめですっかり疲れてしまった。

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今回は時間の関係でロックガーデン行きを諦め、また次回にと心残りだったが、臨時のケーブルカーで夕暮れの中を下っていった。

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「薄暗き御岳の山を下り行く道辺に群るる玉紫陽花のはな」

「夏草に混じりて赤き花色の節黒仙翁御嶽の山に」

「涼しさを求めて辿る七代の滝苔むす岩の人寄せ付けず」

「暑き夜を香りたち来る月下美人夏の憂いをそっと包みぬ」

「開け放つ北の窓より流れ込む今宵久々冷気の風が」

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