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zoom RSS ガンピセンノウ(岩菲仙翁)

<<   作成日時 : 2007/08/02 22:02   >>

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「ガンピ(岩菲)」のラベル名の小さなポット苗で求め、プランターで育てているセンノウの仲間の花。
小さな株だったが、7月中旬に一番花が咲き、今また2番花が咲いてきた。

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このガンピは、フシグロセンノウやマツモトセンノウなどと共に茶花としてよく利用される。

ガンピの特徴としては全株無毛で花色が朱赤色で平開しており花弁同士が重なり合っていて、5枚の花弁の先が鋸葉状に切れ、元に2枚の小鱗片があると茶花の本に記載してある。


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この花は、我が家で育てたマツモトセンノウ(松本仙翁)に花が良く似るが、マツモトセンノウは全株毛が多く、同種が交雑して品種が多様で、花の切れ込み、花色としても白、桃、濃赤色、赤朱色、絞り模様などに個体差が見られる。ガクや葉、茎は紫褐色をしている烏葉のものもある。(参照:「育ててみたい山野草 夏・秋」より)
マツモトセンノウ(松本仙翁)2007/06/01

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    <マツモトセンノウ:2007/5/30撮影>
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開花した花のガクは薄緑で紫褐色しておらず、花の切れ込みが鋸葉のようではないし、画像で見ると葉と茎に繊毛があるようだ。
山野草店で一応ガンピ名で出回っていたものだが、見知っていたガンピの花姿と異なっていたので不思議だと思っていた。

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    <ガンピセンノウ>

ネット画像で探して見たら「ガンピセンノウ」として「ガンピ」とは別種が存在しており、その画像に良く似るようで一応勝手に「ガンピセンノウ」とした。
ガンピ(カネキュウ金久:山野草&茶花ギャラリーさまHPより)


ガンピは江戸時代に中国から渡来したと茶花の本にある。
また別の本には、「枕草子(65段草の花は)」の中に「カニヒ」名があり、長年幻の花であった「カニヒ」は、このガンピであることが突き止められたそうだ。江戸時代前の古い時期に渡来したことになる。
中国名は「剪春羅」と呼ばれてその言葉は広まらなかったそうだ。京都の仙翁寺にあったセンノウは「剪秋羅」と書かれるとある。花期も5〜6月と記載してあるが・・。(山・渓谷社「野草の名前」より)
このように本によって記載がまちまちのようだが、山・渓谷社「野草の名前」の本は2003年初版なので一番記述内容が新しいようだ・・。


これはナデシコ科センノウ属で花の直径が6センチもあり、花色が非常に鮮やかで目だっている。センノウの属名のリクニス(Lychnis)は炎の意味があるが、花色が緋色、火炎色をしていて、この真夏日に炎のように燃え立っている。センノウの仲間ではガンピが一番茶花として利用されるようだ。

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センノウの仲間として、マツモトセンオウ、フシグロセンノウ、、オグラセンノウ、センジュガンピ、エゾセンノウ、エンビセンノウなどがあり、この6種が日本各地に自生するが、オトメセンノウはマツモトセンオウとエゾセンオウの交配種だそうだ。

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   <花後の蕊>

管理として年間を通じて木漏れ日が差す程度の半日陰が良く、休眠した鉢は軒下棚下などの日陰に移動し、根の成長が活発なので1〜2年に1回は植え替えるとある。

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ガンピ名として、落葉低木のジンチョウゲ科ガンピ属で和紙原料となる「雁皮」と言うのがあり、音の名前が同じだが全く違う。

育てているのは小さな株だが、まだいくつか蕾がある。この時期に咲くガンピセンノウの朱赤の花色に、太陽が宿しているような明るさと眩しさを見る。

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    <2007/8/2撮影>



「薔薇のやうなる青き爪研ぎて出でゆけば猫は深夜のけもの」(真鍋美恵子)

「みどりごはまだわれのもの 風の日の外出(そとで)にあかき帽子をかぶす」(小島ゆかり)

「ふうてんてんふくらむ袋ころがれり印象派的ひかりのなかを」(々)



<ガンピセンノウ>
ナデシコ科センノウ属
原産地:中国
花期: 6〜7月

「花それぞれ己の名前は知らずして我の名付けし岩菲仙翁」

「昨夜降りし雨粒しっとり花びらに宿す仙翁花色涼しげ」

「真夏日に一輪咲きて花びらの朱色眩しき岩菲仙翁」

「太陽と競いて燃ゆるか朱の花の仙翁一花日陰の中に」

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コメント(16件)

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 一花さんちは、朱夏という言葉が相応しいような、ガンピセンノウですね。艶やかな色あいで目立つものですね。
 一花さんもいろいろ本やネット検索で名前やらなにやらと調べられて流石ですね。物知りになられたことでしょう。いろいろ調べるのは楽しいですよね。

 楽しい、というと、今年もまた9回目となる「緑・花文化の知識認定試験」の案内がきまして、申し込んできました。NHK「趣味の園芸8月号」にも広告がでていますね。

 このセンノウの類は株分け、挿し芽、実生と出来ますが、毎年株を若返らせると良いようですね。
なおさん
2007/08/02 22:33
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ぼお^^^としていたら、ブログももう丸2年を過ぎて3年目に入ってました〜。お蔭様で花花ばかりの記事に書いていたら、物知り〜〜になったようで、それ以上に忘れることも多く^^プラスマイナスゼロのようです〜^。お花を育てることは楽しみで好きです。でも試験まで受けて何かと拘束されるのが嫌いなんですよ〜^。見て育てて楽しむだけで満足なんです・。なおさんも今年で9回目ですか。また今年も頑張って下さい^^。
ガンピは種が出来ないような事を書いてありましたが。。指し芽株分けでしょうね。以前そちらでアップのものは、やはりマツモトセンノウでしょうか・・実生で育てると、同種が交雑して花形に変形がでるとか本の記載がありました・・。。
なおさんへ
2007/08/03 00:08
「太陽と競いて燃ゆるか朱の花の仙翁一花日陰の中に」 おはよう一花さん。一花さんが、庭を朝に夕に眺めて愛してらっしゃるのがわかる歌ですね。何度も眺めてあげたいものです
hanahhana1952
2007/08/03 03:40
一花さんのお花たちにはいつも圧倒されます。みたことのない花を教えていただいてありがとうございます。楽しみです。さぞお手入れにはご苦労されているのでしょうが、これからも珍しいものよろしくお願いしますね。
目黒のおじいちゃん
2007/08/03 05:15
ガンビセンノウが綺麗に咲いていますね、水滴が光っていてユニークな写真になっていると思います、私もこの前皇居東御苑に行ったときに雑木林の中で自然の状態のフシグロセンノウを写してきましたが、花弁に切れ込みが無いところを除くとこのガンビセンノウとよく似ているように感じます。
OSAMI
2007/08/03 08:15
花色が、とても素敵ですね。咲いたときも美しいですが、
咲く前の花弁を抱いている蕾の色合いも、すごく素敵で、
何度も見てしまいました。
私も、初めてのお花は、良く失敗します。
庭の土に合わないお花も有るし、植える場所を失敗することもあります。
又出張で、ダメになってしまったお花も・・・
chiemi
2007/08/03 08:42
一花さん、おはようございます。
詳しく正確な名前はわからないですが、センノウの花は、みな好きです。
今回のガンビセンノウ、漢字でかくと、岩韮仙翁とは、なにやらいかめしい漢字の花なのですね。
岩との何か言われがあるのでしょうか。私の勝手な想像は、岩の割れ目に、強くたくましく可憐な花が咲いている様を想像したりして・・・・。
小さな花に、心をこめて、歌をお作りなさっていらっしゃる一花さん、素敵です。
にりんそう
2007/08/03 10:05
一花さんおはようございます!いつもいつも、植物を詳しくご説明されて敬服いたします・・☆また今回も始めて見る、聞く<ガンピセンノウ>
本当に太陽と競うような色ですね・・♪紅白で咲いているのがまた綺麗です〜☆
「太陽と競いて燃ゆるか朱の花の仙翁一花日陰の中に」 ステキです・・☆
meushiちゃん
2007/08/03 10:36
hanahhana1952さん、こんばんは。早朝からコメント有難うごいます。
説明的な歌ですみません〜。この朱赤の花は半日陰の中に置いてあって、そこだけが燃えるようなんです。自生地でこのセンノウの仲間を見てみたいものです。暑い中、健気に2番花が咲いて嬉しいです。まだ蕾もあったのですよ〜^。蕾から開花の時がガーデニングでは一番のトキメキの瞬間ですヨネ。
hanahhana1952さんへ
2007/08/03 21:47
目黒のおじいちゃん、こんばんは。珍しい花を見ると育ててみたくなるおですが、枯らし専門です^。「ガンピ」は昔、二人目の茶のお師匠さん宅の庭に植えてあって、暑いこの時期の茶席に飾ってあって印象的でした。
うちで開花したものはどうも花の形が違っていたようで、本と見比べても違うし、ネットで探した「山野草&茶花ギャラリーさま」のHPにガンピセンノウと言うのがあって、それに似ていて勝手に命名しました。
園芸種は同じようなものばかり花屋で見かけますが、山野草店に行くと珍しいものが出回っていて嬉しいです〜。翌年育てられずに1年草となっていますが・・
目黒のおじいちゃん へ
2007/08/03 21:56
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
この花が開花した朝は、前の晩の雨露がかかっていて涼しげでした。でもすぐ暑くなって露も消えてしまいました〜。真夏日に真っ赤な花色は暑苦しいですが、雨露で少しでも涼しさが出るといいかなな〜と思ってます。
皇居東御苑の雑木林の中で自然の状態のフシグロセンノウを写してらっしゃいましたか?どんな画像でしょうね^。楽しみです^。
センノウのびらは変種が出来やすいようで、似たものが多いようです〜。
OSAMI さんへ
2007/08/03 22:02
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
センノウの仲間は今まで地植えして何度も失敗しています。それで今年は鉢管理しました。こにガンピセンノウもセンノウの仲間ですが、やはり地では難しいようで、プランターで様子を見ています。
chiemiさんはガーデニング上手でらっしゃいますが、やはり失敗もありますか〜〜。山野草は日照管理と風通しの問題、水遣りなど気をつかいます。上手く育てられないものが多いデスヨ。買い専門みたい〜です〜。
植物を育てて見るには、庭の3箇所に分けて植えるといいとかですよね。
chiemiさんへ
2007/08/03 22:08
にりんそうさん、こんばんは。コメント有難うございます〜。台風が反れて一安心で良かったですね〜。
センノウはナデシコ科の中では花色が朱赤で花も大きく、観賞価値がありますよね。
ガンピの漢字は「岩菲」ですが、「菲」には、@かぶらの類、Aうすい、少ししかない。他、草木が左に右にと蔓延る様とあります。意味として岩に蔓延るが妥当のようですが、元来中国原産のもので半日陰管理ですが、自生地は岩の割れ目?あたりでしょうか??
もともと「カニヒ」が発音しやすい「ガンピ」となり、「岩菲」と言う漢字を当てたとか、山渓谷社の「野草の名前・春」よりです〜。
すみませんね〜それ以上は??です〜。「カニヒ」の漢字も??です。。
毎日下手な31文字並べる練習で、お恥ずかしい限りです〜。
にりんそうさんへ
2007/08/03 22:24
meushiちゃん 、こんばんは。コメント有難うございます。
ナデシコ科の中にセンノウ属と言うのがあって、仲間に色々あるのですよ。花色の違いや自生地によって花姿が少しずつ違っていて、名前がそれぞれ付いています。ツクシ、マツモト、エゾ、フシグロなどです。
一番ポピュラーなのはマツモトセンノウですが、。。ガンピはその中で花が大きく、中国から来たものだそうです。顔かたちが違えば名前も変り、なかなか覚えられませんよね。すみませんネ、説明画像が紛らわしくて、紅白で咲いているのは、5月30日に咲いたマツモトセンノウさんです〜。
このガンピセンノウの花色は朱赤に燃えるようで、見上げると空に太陽、そして、地にもうひとつ、この花として小さな太陽があるようです^。
いい加減な即詠歌ですみません〜。
meushiちゃん へ
2007/08/03 22:33
 ガンピのラベルの付いた小鉢を頂き鮮やかな朱色の花を楽しみました。花弁の先が切れ込んでいて、マツモトセンノウとも違うようです、さて、ほんとの君の名は。
森のやーさん
2007/08/12 10:38
森のやーさん、こんばんは。初めまして。コメント有難うございます。
ガンピを戴かれたのですか?マツモトセンノウとは違って、花びらに小さなのこぎり歯のような切れこみがありますよね。
うちのものは、文中に「ガンピ(カネキュウ金久:山野草&茶花ギャラリーさまHPより)」をリンクさせてあり、そちらとお花比べしてみましたが、ガンピセンノウ名に勝手にしました。
今日出かけた先で、フシグロセンノウを見ましたが、花びらに切れ込みがなく、平べったくて大きめでした。マツモトの方が好みです〜。
森の熊さんならぬ、やーさんなんて、面白い?お名前ですね??
森のやーさんへ
2007/08/13 23:53
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