一花一葉

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zoom RSS ヨルガオ(夜顔)

<<   作成日時 : 2007/08/25 21:56   >>

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アサガオ(朝顔)の花は午前中開花して、暑い時期だと9時頃にはもう萎え、うっかりすると見落とす事が多い。
ヒルガオ(昼顔)は暑い最中、道端の草原の中に不用意に咲いていて、その可愛いさにふと足を止めて見ると微笑ましくさえ思える顔花だ。
一方、ヨルガオ(夜顔)は黄昏時から人知れず咲いて来て、慌しくしていると気付かないでいることが多く、闇夜に白く浮き立ち優雅で大胆な感じがする。

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アサガオの花色は多彩だが、ヒルガオ、ヨルガオは桃色、白色とどちらも単色で、特にヨルガオは直径15センチ位の大輪で匂いがあり、より好ましい。
月下美人やエンジェルストランペット、ジンジャー、タマノカンザシ(ギボウシ)、カラスウリなどもそうだが、夜咲く花色は白色が多く優美な匂いで虫も誘うようだ。

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昔、ヨルガオを家の東と北のフェンスに絡ませて、夏場にはその真っ白い花が一面優美に咲きほこっていた。薄暮の頃、遠目にも白く浮き立ち、何の花かと近くまで通りすがりの人が見に来られていた。
その後何度かパーゴラにも絡ませたが年々藤が蔓延り、フェンスにも他のつる性植物が絡まって来て所狭くなり、去年はヨルガオは育てなかった。

夕顔 2005/09/11

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今年、何年も前の古い朝顔と夕顔の種を整理していて夫が5月に蒔いたら上手く発芽した。鉢植えの儘で夕顔は3株と少ないが、フェンスに絡まって開花している。

殻は朝顔とは違って変わった形をしており、中の種は白く固いので発芽し難く、一晩水に浸すと上手く発芽する。葉は朝顔と違って丸葉の芋の葉のようで、捩れた蕾は朝顔より大きめだが良く似ている。


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日本には明治初年に熱帯アメリカから渡来したらしく、源氏物語に出てくる夕顔はウリ科の実から干瓢を作る別物だ。
ウリ科のユウガオ(夕顔)の花はこのヨルガオ(夜顔)と比較すると目だたず幾分地味だが、源氏物語の中に出てくると、繊細かつ可憐で儚げな感じの女性の花に見えてくる。

「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」(紫式部)

「寄りてこそそれかとも見め黄昏れにほのぼの見つる花の夕顔」(々)



ヨルガオ(夜顔)は流通名がユウガオ(夕顔)とも呼ばれ、朝顔と同じヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属だが、葉は西洋アサガオの芋の葉に似る。
ヒルガオ(昼顔)はヒルガオ科ヒルガオ属で花は綺麗なのに、逞しさ故にアサガオやヨルガオと違って道端の雑草扱いだ。

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    <夜開花しなかった朝の蕾:8時51分>

ヨルガオ(夜顔)もアサガオ(朝顔)と同じ短日性植物なので、真夏より日が短くなった秋の頃に開花する。今年は早々と開花しているものの、暑い炎暑日が続くと蕾が開花せずに、朝蕾が少し解れて萎えて落ちている。
だが、8月23日は久々涼しい一日だったのに、2輪膨らんだ蕾が開花するものと思っていたら、そのうちの1輪だけが開花して、あとの1輪は開花しなかった。
開花しない理由は暑さだけの問題ではないかも知れない。

アサガオと違って黄昏時に真っ白い花が開花して、夕闇に白く浮かぶ様は妖艶である。

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「開きたるはづみに震ふ夜顔にみなぎり尽す花の白さは」(初井しづ枝)

「裏庭の小暗(おぐら)くなればヨルガオの妖しく白く人知れず咲く」(鳥海昭子)

「ユウガオのほのかに白く花ひらく空気の音をきくような刻」(々)



<ヨルガオ(夜顔)>
ヒルガオ科サツマイモ属
学名:Calonyction aculeatum
原産地:熱帯アメリカ(明治初年に渡来)
流通名:近年のガーデニングブームで夕顔という名で流通。


「夕間暮れ熱さの残るコンクリの上見上ぐれば夕顔一輪」

「宵闇に大輪の花白々と近づき見れば甘き香誘う」

「花咲くと思えど夕べ開かずに今朝も開かぬ蕾のひとつ」

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちでは、涼しげな白いヨルガオが咲いていますか。ウリ科のカンピョウをつくるユウガオと紛らわしい名前で、覚えてしまえばどうということもないですが、覚えていないと混乱してしまいそうですね。
 ヒルガオはかほばなと呼ばれて、容貌の美しい花の意と聞いたことがあります。この仲間は朝、昼、夜とそれぞれに美しい花が咲くというのも面白いですね。

 たそがれどきに見る大輪の白い花は優雅で涼しげで良いですね。
なおさん
2007/08/25 22:26
こちらに寄らせて貰うのも久し振りですね。
アサガオ、ヒルガオは知っていましたがヨルガオは初めてでした。カラスウリや月下美人と同じく夜に咲いて一夜で終わってしまうのですね。自宅の花壇に咲いているなら、ビールを飲みながら鑑賞出来るのですね。羨ましいですね。
デコウォーカ
2007/08/25 22:36
なおさん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
ヨルガオは何時もユウガオと言っていましたが、流通名だったのですね。
ウリ科のユウガオはまだ見たことがないのですが、源氏に出てくる花としてはこちらのヨルガオの方が似合いそうですよね。
ヒルガオは顔花(容花とも)呼ばれて、広辞苑でも出ています。美しい花の意味とか。
良く見ると朝、昼、夜顔どれも短命で綺麗ですが、夕顔は優雅で大胆な花のようです。
なおさんへ
2007/08/25 23:54
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。都合でコメント欄削除し、失礼しておりました。
この時期アサガオ、ヒルガオ、ヨルガオが咲いていますが、花として見れば、朝顔は花色が多彩で変化もあり庶民の花のようです。昼顔は雑草のように道端で見ますが、桃色の整った形で綺麗ですよね。ヨルガオは真っ白で夜咲き、匂いで虫を誘うために香が良いですよ。庭ではタマノカンザシという白いギボウシも夕方から咲いていて、匂いが素晴らしいのです。これも一夜花で儚いものです。カラスウリはまだ匂いを嗅いだ事がありませんが、半開きのみ見ました。ビールは胃の調子が悪く、チョットだけしか飲んでいません〜。
デコウォーカ さんへ
2007/08/26 00:05
朝、昼、夜というのが自然ですが、ヨルガオという名前を初めて聞きました。
ユウガオはウリ科でヨルガオはヒルガオ科(ヨルガオ属)なんですね。教えていただいて有難うございました。aboutに生きてるのでいつも勉強になります。
目黒のおじいちゃん
2007/08/26 07:09
おはようございます一花さん。復帰しましたね。のんびりやりましょう。今年の夏は猛暑で本当お疲れ様です。朝顔、昼顔、夕顔それぞれの顔がなんとなく違い面白いですね。残暑厳しい毎日、お体をお大事にね。たまには遊びに来てくださいね。季節の中の大事な常連さんですから(笑)
hanahhana1952
2007/08/26 09:22
朝顔は、日没を認識するようです。
朝の日の出を認識して開花するのではなく、日没後**時間後に開花すると言うことが分かっています。
夕方 明るいうちから周りに電灯を並べて3時間から5時間照らし続け、次の日の何時頃に開花するか ご覧になりませんか?
ひこうちゅうねん
2007/08/26 12:56
ヨルガオは以前に育てた事がありますが、芋のような蔓で勢いよく成長し白く優雅な花を次々と咲かせたことを思い出しました、夜に咲く花は香りで勝負しているようですから、薄明かりの中で白く咲く花と香りは良いなと思います。
OSAMI
2007/08/26 16:09
一花さん、アサガオ、ヒルガオは見ますが、ヨルカオは見たことが無いですね。たぶん見落としでしょうねきっと。真っ白で花も大きいようですね。
一度みたいです。
彦左
2007/08/26 20:53
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。先日は、わざわざあちらにコメントとアドバイス有難うございました。
ヨルガオと言うとちょっと言い難い感じがあるのでしょうか?夕顔の方がこの頃一般化しているようですよ。以前花屋で見かけた苗も、夕顔名で出ていました。育てて見ると、花は夕方から咲いて来ています。ウリ科の夕顔には悪いですが、夕顔の名前がイメージ的にいいかもしれません。
短歌としては、しっかりと「夜顔」の名前で詠ってらっしゃっいますが・・。
目黒のおじいちゃんへ
2007/08/26 22:16
hanahhana1952さん、こんばんは。コメント有難うございます。今日はまた残暑が厳しいでしたね。でも夜の温度が30℃以下で凌ぎやすいです。
夏バテも乗り切れたようで、やっと普段の生活に戻っています・・。
朝、昼、夜顔とそれぞれ花の姿が違って、一番爽やかなイメージは朝顔のようですね。夕顔は寂しさと妖艶さがあるようです。昼顔は綺麗で可愛いですよね。人間さまにも同様の違う顔があるのでしょうね? 寝不足の起き立ての顔って、チョッと見せられませんよね〜。
hanahhana1952さんの所は、何時もたくさんの記事で相変わらず頑張ってらっしゃいますね。またよろしくお願いしますね。
hanahhana1952さんへ
2007/08/26 22:28
ひこうちゅうねんさん、こんばんは。コメント有難うございます。ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか?
>朝顔は朝の日の出を認識して開花するのではなく、日没後**時間後に開花すると言うことが分かっています。
日没後の時間を体内調節して開花するのですね。夕方から光を照射すると、若しかして体内時計が狂ってしまうってことでしょうか?
人間もそのようで、寝る前に強烈な光、PC画像などを見ると寝付が悪くなる人も出てくるとか。。今度鉢毎室内に置いて様子を見てみますね。。情報有難うございました。
ひこうちゅうねんさんへ
2007/08/26 22:39
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
夕顔を育てられたことがお有りでしたか?
結構芋蔓みたいに長く逞しいでしたよね。これには何故かヨトウムシがつき易いでしたよ。
朝顔と違って花色が単色ですから、香りで勝負なんでしょうね。
夜咲く花は、それで香が多いのですよね。香りの花は好ましく、見て見ると我が屋では、意外とたくさん育てております。
OSAMI さんへ
2007/08/26 22:47
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
そう言えば、ヨルガオは余りブログ記事でも見かけないようです・・。
やはり朝の活動時間と違って、ゆっくりと見る事がないのかも知れませんね。
夜は室内でゆっくりと寛ぐ時間ですので。。
何時かご覧になれたらいいですね。
彦左さんへ
2007/08/26 22:53
ヨルガオ(夜顔) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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