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zoom RSS サギソウ(鷺草)

<<   作成日時 : 2007/08/26 23:23   >>

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昔、何度か開花株を求めて育てたサギソウ。多年草だが、何故か花後は枯れて何時も1年草感覚だった。

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ご近所のお婆さんは上手に毎年増やしてらっしゃって、置き場所は風通しのよい日当たりと仰っていたが、同じように育ててもうまくいかなかった。
同じ気候風土なのだが、何が問題だったのだろうか?

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去年おと年は育てなかったが、今年、何とかしてその美しい鷺の舞をまた見たいと思って球根を35球求め、他2球入りの市販球根の「飛翔」と言う銘のものも一緒に育ててみた。

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苔に雨水を含ませ、自生地と同じ湿地条件として夏場の乾燥を防ぐために、二重の発砲スチロールの中に雨水を入れた。

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上手く発芽して葉が伸び、段々成長してきてワクワクだった。だが日当たり管理だけが頭にこびりついており、梅雨時の真夏日にも暑い中に置いて水温が30度位になってしまっていた。

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サギソウは環境的に年間を通じて16〜17℃の涼しい湿地に生息する野性蘭の仲間だ。自然の状態では背の高い草地の湿地の中に埋もれて生えており、春は雑草が伸びないのでしっかりと根が成長し、真夏の頃になると雑草が伸びて根元は涼しさが確保されているようだ。

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      <熱中症にかかって成長が停止>
  
求めたラベルや本、TVなどでは「日当たり管理」を推奨されていたが、やはり水温調節がうまくいかなかようだ。真夏日には風通しのよい半日陰が好ましかったのかも知れない・・。
残念ながら熱中症にかかったようで、葉が焼けて成長が止まって花芽が出てこなかった。

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    <鉢物も熱中症>

他に鉢植えの芽が出たものも同じ頃に求めており、ミズゴケ栽培のものと成長の違いを比較して見る為に育てていた。だが、これも同じ環境に置いていたのに葉焼けして熱中症にかかり、いま全く同じ状態で成長していない。幸いにも枯れずにいるので、この後、来年の球根を作るのか観察中だ。


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さて、今年たくさんのサギソウの飛翔を期待していたが、とうとう成長が止まってしまったので諦めきれず、他の店からまた蕾状態の鉢物を求めて手軽に開花を見守った。

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そこの花屋さんにサギソウの事を聞いて見ると、こんなに簡単でほったらかしにして育つ植物はないと仰る。
どんな所に置いてらっしゃるかと伺うと、棚の上で風通しなのだが。。
うちも同じように棚の上の一番の風通しだったが、壁際なので壁の反射熱も免れなかったようだ。

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鉢で蕾として求めて育てたものは葉に斑が入っていて「銀河」と言うものだが、蕾から全部開花してその美しい舞を披露している。

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葉が短い割には長い花茎が出て、花びらの縁に繊細な切れ込みがあり、本物そっくりの鷺の飛翔の形をして自然の造形美の精巧さに驚く。
花の後ろ側に長い距と呼ばれるものがあり、ここに蜜を貯めているようで、フウランやスミレなどにも見られた。

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カヤツリグサ科にシラサギカヤツリ(白鷺蚊帳吊:別名シューティングスター)と言うのがあるが、それと並べて比較してみると、シラサギカヤツリはやはり別名のシューティングスターの流れ星イメージが良く似合う花だ。

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花後には地下茎を伸ばしてまた来年用の球根を作ってくれるかが今後の課題だ・・。
冬は霜や雪の降りるような場所でも耐えて、寒さにはけっこう強いそうだ。

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サギソウは世田谷区の花となっており、昔は大規模な自生地があり今では残っていないそうだ。側室の悲しい鷺草伝説を背景に、その白い花の舞の美しさを益々不動のものにしていて、サギソウ人気は衰えることがないようだ。
鷺草( フリー百科事典『ウィキペディア』)

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「白鷺のつばさひろげるかたちしてこころばえよし今朝のサギソウ」(鳥海昭子)

「気短くわが捨てたりし鷺草も時草も君の鉢には萌えぬ」(吉田正俊)


<サギソウ(鷺草)>
ラン科ミズトンボ属
学名:Habenaria radiata
自生地:本州から九州、台湾や朝鮮にも分布する多年生
開花期:7〜8月

「幾度も鷺草育たず求め来る鉢の白鷺雨の夜開く」

「雨雫宿す花びら哀しみの鷺草伝説涙の雨か」

「鷺草の花びら解れて飛び立つ日雨の雫の銀河に舞うらん」


<下は昭和記念公園で開催されていた鷺草展より:2007/8/26撮影>
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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちでもサギソウはなかなかご機嫌が麗しくないのですね。ちょっとしたコツさえのみこめば、ランの仲間では手がかからず育てやすいものなのですが。栽培場は、各自でことなるので、真似してもうまく行くとは限りませんが、参考にはなりますね。
 病気が出ると、いっぺんで腐りやすく、ウイルスなども心配ですよね。

 うちではもう20年以上、父が育てています。
なおさん
2007/08/26 23:40
サギソウは、憧れのお花です。
私は、上手く育てられないというか、
蘭系は、全く育てだことが無いのです。
母は好きだったのですが・・・
いつか挑戦はして見たいと思います。
chiemi
2007/08/27 02:31
サギソウは、田舎の母の定番でした。こんな風に、苦労していたとは知りませんでした。今年の夏は猛暑、南の園芸種だけが元気で、他は夏ばて、枯れと寂しいお庭です。「雨雫宿す花びら哀しみの鷺草伝説涙の雨か」雫を宿すサギソウのみずみずしさと花姿の不思議さよ
hanahhana1952
2007/08/27 04:58
お久し振りです。
昭和記念公園へ行かれたのですね。
私も昨年の夏、昭和記念公園へ向日葵を見に行ったときに「鷺草展」も見てきましたが、真っ白な白鷺の飛ぶ姿を連想させる優雅な花で感動しました。
サギソウは世田谷区の花と言うことなんですが、家の近所では余り見たことがないんですよ。
この夏は病院通いばかりで花を愛でる時間も余りないのですが、一花さんのブログで沢山の花を観賞させていただき感謝してます。
hina
2007/08/27 06:01
まさにシラサギの乱舞ですね。奥沢神社の宮司にたずねると奥沢から九品仏にかけては昔は湿地に群生していたそうです。今は九品仏の浄真寺境内に僅かに咲いています。昭和30年前後?に渋谷駅前の東急文化会館を建設したとき、
残土を境内の池に持ち込んで埋め立てたそうです。由緒ある湿地をこんな馬鹿なことをしたのかさせたのか今では理解できないことですが、日本人は昔から現在に至るまでこうした愚行を繰り返してきたように思いますね。その文化会館は解体され今地下部分の工事中です。世田谷の空にシラサギが飛ぶのを私達がみることはもうないでしょうね。奥沢城にまつわる伝説のみが残ってます。
目黒のおじいちゃん
2007/08/27 06:27
綺麗に咲いているサギソウですが、拝見すると生育させるのがなかなか難しいようですね、やはり植物は環境が重要ですよね、私の所も例年元気に育っていた胡蝶蘭が今年は不調のようです、植物は蒸れないように風通しをよくすることが必要のようですね。
昭和記念公園のものはすごい数ですね。
OSAMI
2007/08/27 08:05
一花さん、見事なサギソウの数々ゆっくり拝見致しました。
友人が育てていて来年頂戴って行ってる間に友人が病気になってダメニなってしまいましたが一度は育てて見たいです。でもなんだか難しそうですね。
彦左
2007/08/27 18:47
サギソウは本当に、白鷺が飛んでいる様ですね。生育が難しい様ですね。来年こそ球根から上手く咲かせるようにチャレンジして下さい。
デコウォーカ
2007/08/27 19:01
なおさん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。
毎年1年きりでしたので、今年こそと思って球根から育ててみたのですが、コツがまだうまく掴めません。どこが上手くないのかと悩んでいたら、たまたま鷺草展が開催されている昭和記念公園に昨日出かけようと思い立ち、昼前出ました。昨日は18時30分まで開門で、ゆっくり巡れました。砂川口・曙口と記念会館の様変わりにビックリでした。トンボの湿地にも鷺草が生えて来ていましたヨ。こもれびの丘の小道ではカリガネソウなどが元気でしたよ。
さて、展示場所にはセミプロの方がいらして、アドバイスを受けてきました。ミズゴケ栽培されてましたが、水遣りの問題が一番のようでした。
山野草も自分流の土のブレンドで種からが一番だと諭されてました。会に入って勉強するのも良いかもしれませんが・・活動日が土日の午前中のようでした。失敗は成功の母と繋げたいです〜
なおさんへ
2007/08/27 21:47
chiemiさん、こんばんは。こちらにお久しぶりです。真夜中にコメント有難うございます。余りご無理なさらないように〜。
植物育ての上手なchiemiさんなら鷺草は大丈夫だと思いますよ。皆さんに言わせるととても簡単だとかです。湿気と流れるような酸素を含んだ水、そして涼しい風が美しい花を育むようです。
私もラン系統はまるで駄目で、ベランダで洋蘭が干からびています。
お母さまのお好きな花だったそうで、何時かまた育てられる日が来ることと思いますよ。


chiemiさんへ
2007/08/27 21:50
hanahhana1952さん、こんばんは。早朝からのコメント有難うございます。
山野草好きなお母さまですので、今頃はあちらで開花させてらっしゃることでしょうね。
このサギソウは慣れると、こんなに育てやすい植物はないようですよ。私が下手だけです〜。でも昨日の展示会会場には枯らす方がいらして、チョット安心しました〜。
hanahhana1952さん宅の花壇もこの炎暑で半分バテていますか。そう言えば、うちも鉢ものが幾つも枯れています〜。「雫を宿すサギソウのみずみずしさと花姿の不思議さよ」ですネ。そのうちきっとhanahhana1952さんも山野草に挑戦なさることでしょうね。
hanahhana1952さんへ
2007/08/27 21:53
hina さん、こんばんは。コメント有難うございます。暑い中お変わりありませんか?体調崩されてらっしゃる由、炎暑の中を通院も大変ですね。
待ち時間も長いですし〜それだけでも疲れてしまいますよね。
それでも毎日ブログ更新されて頑張ってらっしゃいますね。
去年鷺草展をご覧になられましたか?ボランティアの方達が頑張って凄い数展示してありましたね。皆さん上手に育ててらっしゃって、幾つも鉢が並んでましたね。撮影隊も少し多く人気でしたよ。世田谷区の花だそうですが、復活して欲しいものですね。
昨日私の見た場所では、まだひまわりの開花が遅れていました。
コスモスも丘の方は未だでした。
お身体余り無理されませんように〜、お大事になさって下さいね。
hina さんへ
2007/08/27 21:57
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。コメント有難うございます。
鷺草の自生地は秋田以南の本州から九州までの日当たりの良い湿地なんですね。
昔は咲いていたものが、九品仏の浄真寺境内に僅かに残って咲いていて残念ですね。
>昭和30年前後?に渋谷駅前の東急文化会館を建設したとき、残土を境内の池に持ち込んで埋め立てたそうです。<
残土を境内の池に持ち込むって、ちょっと考えられないですが。。惜しいことでしたね。
昨日出かけた神代植物園では、ボランティアの方々が簡単に球根を増やしてらっしゃいましたよ。お蔭で市民の間でも知られていますね。園内の「トンボの湿地」内でも少し自生風に生えていて良い感じでした。また湿地内にもわざわざ植え込んでありましたから、これが何時か一面真っ白になる時があるかも知れませんね。来年こそ上手く育てられるようになりたいものです。
目黒のおじいちゃん へ
2007/08/27 22:01
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今年は球根で挑戦して鷺の乱舞を期待したのですが、真夏日の水管理が上手くいかなかったようです。人によっては簡単に育てられるとか仰ってますが。コツがあるのでしょうね。
植物には一通りの育て方だけでなく、環境にあった個々の育て方が大事だと思いました。
胡蝶蘭はこの暑さで元気がないのですね〜。明日から少し涼しいようですからこれから頑張って欲しいものですね。
毎年夏に咲くうちの蘭も、花芽が枯れてしまって慌てて他の場所に移動し、今またやっと各鉢1本ずつくらい出てきました。
ミニのパフィオは意外と元気で相性が良いですヨ。
昭和記念公園はボランティアさんが頑張ってらっしゃって、テント内に撮影用の鉢があり、池の前にもまだ花壇風がありましたよ。申し込みすると、3月に育て方の勉強会があるそうです。

OSAMI さんへ
2007/08/27 22:04
彦左 さん、こんばんは。またのコメントありがとうございます。
うちのサギソウは小さな鉢でたったの5株ですが、昨日昭和記念公園で見たサギソウはとても数が多く、圧倒させられました。
そちらでは友人の方が育ててらっしゃるのですか?まだご病気中との事で、お気の毒ですね。早く快癒されて、サギソウも手に入ると良いですね。
皆さん育て方は簡単と仰ってますが、私はまだコツが掴めません。
イワチドリもお上手でらっしゃったので、彦左さんならキット上手に育てられますよ。

彦左 さんへ
2007/08/27 22:09
デコウォーカ さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
これほど名前と花が一致している花はないようで、鷺が見るとビックリで詐欺だと?思うでしょうね。人気で皆さん上手に育ててらっしゃいますが、まだ育て方が極められません。
来年こそ期待したいのですが、何でも枯らし専門ですので、花屋さんに感謝されてます〜。
デコウォーカ さんへ
2007/08/27 22:12
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