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zoom RSS オミナエシ(女郎花)

<<   作成日時 : 2007/08/27 22:17   >>

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野にあっては明るく華やかさも侘しさもある風情のオミナエシ(女郎花)。
秋の七草として余りにもよく知られ、黄色い花色が桔梗の紫色とよく引き合い、草丈1m位の背の高い大柄な花だ。植物園や公園などでは秋の七草として桔梗などと一緒に植えられたり、またススキ、桔梗と一緒に花材としても活けられる。

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     <鉢植え桔梗と>

日本各地の日当たりの良い野山の草むらや土手に生え、開花期は暑い8月から10月までと長い。

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昔、和室前の小さなひとつの花壇に、オミナエシ(女郎花)、キキョウ(桔梗)、ナデシコ(撫子)、フジバカマ(藤袴)などを植えていたが、年々半日陰になり、秋の七草の中ではナデシコだけがそこで細々とまだ生きている。今では別の植物がその花壇を占領してしまった。

「秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種(くさ)の花」(万葉・巻8-1537)

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新たにプランター植えして育てているが、7月初旬から咲いており、花が散らずに次々と小枝からまた蕾が増えて開花している。

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花ひとつひとつは小さいく可愛いく纏まって咲き、近づくと独特の匂いがあり、何時もコバエみたいな虫が集まってくる。醤油の腐った匂いとも本には表現されているようだ。
これに似て白い花のオトコエシ(男郎花)というのがあるが、オミナエシより茎が太くて葉が大きく、全体に毛が多くてまさに男性的な花だ。
オトコエシ(男郎花)植物園へようこそさまHP

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「をみなへし」の名前の由来は、おみな(女)とへし(圧し)で圧倒する説と、黄色い花を粟ご飯に、オトコエシ(男朗花)の白い花を白飯に例える説があるようだ。男尊女卑の時代の名残のような考え方だが。。他に説もあると言う。(山渓社「野草の名前」より)

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これは日本原産のオミナエシ科オミナエシ属で、オトコエシも同じ仲間だ。万葉集でも14首詠われており、秋の花としても、また女性を表現して詠われている。

「をみなへし咲きたる野辺を行き巡り君を思ひ出たもとほり来ぬ」(万葉・巻17-3944)

「をみなへし佐紀沢の辺の真田葛原(まくずはら)いつかも繰りて我が衣に着む」(万葉・巻7-1346)

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8月18日に出かけた神代植物園と、昨日26日に出かけた昭和記念公園でも暑い中、一足先に初秋の野の風情を感じさせていた。

「儚くて深い思いの女郎花花の黄色の揺れ止まぬなり」(鳥海昭子)

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   <神代植物園:2007/8/18撮影>
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「ひぐらしの鳴きつる時はをみなへし咲きたる野辺を行きつつ見べし」(万葉・巻17-3951)

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      <昭和記念公園:2007/8/26撮影> 


「真夏日の公園巡る草中に明るく群れ咲く女郎花の黄」

「鬱蒼と樹木の繁るこもれびの丘登りゆけば女郎花のはな」

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コメント(12件)

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こんばんは。一花さん。「儚くて深い思いの女郎花花の黄色の揺れ止まぬなり」(鳥海昭子)黄色の小花の揺れは、心の揺れ。「真夏日の公園巡る草中に明るく群れ咲く女郎花の黄」夏の陽射しの中歩く一花さんと元気な女郎花、絵になりそうです。
hanahhana1952
2007/08/27 22:56
 一花さんちではオミナエシが咲いていますか。うちでも種子を播いたのが昨年は咲きましたが、今年は絶えてしまったようです。
 秋の七草ですが、早咲きのは7月から咲いていますね。

 一花さんは18日の神代と、昨日の昭和記念公園と暑いのにあちこちお出かけされて、タイヘンですね。でもいろいろ見られて、楽しかったことでしょう。
 僕は、昨日は武蔵丘陵森林公園にボランティアの研修会で行きましたが、此処の野草園のオミナエシ群落は見事です。
鮮やかな黄色でまわりが明るくなりますね。
なおさん
2007/08/27 22:58
オモナエシが綺麗に咲いていますね、アップの画像で見ても花がとても沢山綺麗に付いていて良いなと思います、最後の昭和記念公園のものはすごい数のようで、何だか別の植物を見ているような錯覚になる風景ですね。
OSAMI
2007/08/28 06:43
いろいろなオミナエシの表情と繁茂した株に圧倒されました。自生地が本当に少ないなかで、こうして沢山の花を楽しませていただき有難いと思います。
猛暑のなかを出かけて大変でしたね。
目黒のおじいちゃん
2007/08/28 07:19
小さな花がギッシリと詰まって咲く様は凄いですね。丸い蕾も可愛いですね。背筋を真っすぐ伸ばして咲く姿は美しいです。最後の昭和記念公園のオミナエシの群生は春の菜の花の様でこれも又、素晴らしいです。
デコウォーカ
2007/08/28 18:29
hanahhana1952さん、こんばんは。夕べコメント有難うございます。
「儚くて深い思いの女郎花花の黄色の揺れ止まぬなり」ですが、平安時代の女郎花の伝説からだと思います。
ある男性が女性と深い契りを結びますが、男には妻があることを知り、悲嘆の余り川に身を投げ、やがてそこから女が脱ぎ捨てた山吹重ねの衣が朽ちてこの女郎花が咲いたそうです。世阿弥の謡曲「女郎花」になったそうです。
日曜日は暑い中、張り切って鷺草に会いに公園に出かけました。この時期、あちこちで女郎花が咲いていて、何もない草むらが明るく感じられました。本当は儚く侘しい花なんでしょうが。
hanahhana1952さんへ
2007/08/28 22:11
なおさん、こんばんは。夕べコメント有難うございます
女郎花を何時ものように種からでしたか? 私は苗専門です〜。もう花はひと月以上も咲いて元気ですよ。但し臭い?匂いがありますね〜。
秋の七草としてクズは育てられませんが、一応揃っていて愛でています。
撫子はまたちらほら咲いていますが、元気がないんです〜。藤袴は去年苗を求めて植えたのですが、暑さで枯れっぽくて開花待ちなんですが。
18日は久々涼しくて、神代の花を楽しめ元気を貰えました。
26日の昭和記念公園はチョッと山野草が少ないでしたネ。
その日は残暑が厳しくて抹茶を戴きながらお茶室のクーラーで涼んでいましたが、水辺と木漏れ日の丘散策が涼しいでした。
そちらの公園の秋の大野草園の花野の風景は素晴らしいですよね。ボランティアさんとして今年も頑張って下さい〜。

なおさんへ
2007/08/28 22:14
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
そちらでも以前7月に見せて戴きましたが、秋の七草の中では黄色で目立って明るい色ですね。上のhanahhana1952さんのコメントにも書きましたが、本来は悲しい花伝説があるそうですが、野にあると華やかさを感じます。
女の悲しみなど感じさせないような勢いで、背丈があり逞しく咲いていましたよ。嫉妬か女の恨の情念がそうさせるのでしょうか????
桔梗の花との色合いは良さそうです。

OSAMI さんへ
2007/08/28 22:16
目黒のおじいちゃん 、こんばんは。コメント有難うございます。
今日は朝から涼しくなると思っていましたが、日中ちょっと蒸し暑かったですね。夜から久々のお湿りで涼しくなりました。クーラー無しで居られますので助かってます。明日から曇り日だそうですね。
オミナエシは日本原産のものだそうですが、野山での自生はそんなに見られないものなんですね。そう言えば田舎の野山では見た事がなかったですが。。
昭和記念公園では何箇所にも植えてあり、まるで自生している風に元気でしたよ。
出かけた26日は暑くて大変でしたが、日本庭園に入り、そこの茶室でお抹茶を戴き、また元気に散策できました。暑い時につい冷たいものばかり飲むと胃腸も弱ってしまいますね。
目黒のおじいちゃんへ
2007/08/28 22:19
デコウォーカ さん、こんばんは。オミナエシの花はしっかりと見た事がなかったですが、カメラで撮って見ると意外に小さく可愛い花でした。
育てて見ると花期がとても長いです。
オトコエシは男性的な花で白米イメージでしたが、女郎花は粟飯でしたね。今では粟飯は栄養価が高く美味しいですね。
あちこちの植物園内ではススキ同様この女郎花もよく育って、秋の野草の風情で蔓延っていました。
デコウォーカ さんへ
2007/08/28 22:22
一花さん、オミナエシの名前はよく聞いていましたが、これがオミナエシとは知りませんでした。良い勉強できました。数々の違う写真を見せて頂いてよく分かりました。これからは気を付けて見るようにします。
彦左
2007/08/30 12:47
彦左さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
女郎花は秋の七草として良く知られますが、小さい頃野山で見かけたことがなかったです。花屋や活花の花材としてのみ見ていましたので、カメラで撮って見ると、こんな風に小さな花が集まっていました。残念ながら、花の匂いが醤油が腐ったような匂いがして、虫が良く集まってきます。オトコエシ(男郎花)と言う白い花もありますよ。。植物園ではこの時期、野草園に秋の七草として植えてあります。
彦左 さんへ
2007/08/30 19:53
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