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zoom RSS フシグロセンノウ(節黒仙翁)

<<   作成日時 : 2007/08/29 17:54   >>

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センノウの仲間に、茎の節が暗紫色で黒っぽく、フシグロセンノウ(節黒仙翁)と呼ばれるものがある。
マツモトセンノウやガンピなど他のセンノウより花期的に一番遅い。
草丈としてマツモトセンノウは50cm、ガンピは30cm位だったが、これは草丈が50〜70cmと高く、茎は太いが葉は幾分細いようで対生している。
マツモトセンノウ2007/06/01
ガンピセンノウ2007/08/02

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花は普通のセンノウのような朱赤色でマツモトセンノウより大きく、ガンピと同じ直径5cmくらいの5片花だ。花びらは幾分中央に浅いくぼみがあり大型の平板な感じだ。

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   <フシグロセンノウ>

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    <マツモトセンノウ:2007/6/1撮影>

センノウの仲間は昔これを含めて色々地植えしていて、その後年々消えてしまったが、求めたこれはプランター植えしてある。
この花びらは、どうも本来の花びらより細っているようで、フシグロセンノウのイメージと少しかけ離れている。センノウ類は鉢棚で同種が混雑して花形が一定していないようだが、これも同じかもしれない。

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この花はナデシコ科センノウ属で、センノウの仲間は世界で約30種知られて、日本では6種(センジュガンピ、オグラセンノウ、エゾセンノウ、エンビセンノウ、マツモトセンノウ、フシグロセンノウ)が知られているそうだ。

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    <虫被害の蕾>
このフシグロセンノウは本州、四国、九州に自生し、山地の樹下に自生する。昔、東海道の京都と滋賀の間に「逢坂の関」があり、そこにたくさん自生していたので、「逢坂草」の別名があると言う。(「育ててみたい山野草」より)

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先日御岳山に出かけた折、山の崖下に自生しているものを初めて見かけたが、近くの土産物店やあちこちでもプランター植えのものがあった。
まだこんな場所でも隠れて自生していたが、残念ながら殆ど写真がボケてしまっていた。

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  <崖に自生のもの↑>
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    <御岳山にて:2007/8/13撮影>

野性の花でありながら、自然の野山で見ると鮮やかな朱色が燃え立つように目立ち、園芸種の花かと思うほどだった。
属名のリクニス(Lychnis)の炎の意味を納得する大胆な花だ。
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同じナデシコ科マンテマ属にフシグロ(節黒)と言うのがあり、花は似ないが草姿が似るという。山地の日当たりや草原に自生するフシグロと言うのは見た事が無い。
フシグロ(たこさんの秋吉台日記さまHP)


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  <2007/8/27撮影 左:ガンピセンノウ&右フシグロセンノウ>

今またガンピセンノウが咲いているが、花を見比べると、それぞれの違いが分る。
仙翁の仲間は根が旺盛なため毎年植え替えた方が良さそうだ。


「うすぐらい林道は登り坂にしてフシグロセンノウきっぱり赤し」(鳥海昭子)

「萱草の彼方流るる夏の川見えぬ仏が矢のごとくゆく」(安永蕗子)

「ゆくりなく朝のままなる朝顔の花のさびしさ今日のくもり日」(杉浦翠子)



<フシグロセンノウ(節黒仙翁)>
ナデシコ科センノウ属
学名:Lychnis miqueliana
花期:7〜10月
分布・本州〜九州 山地の林下、草原
草丈:40〜80cmの多年草
特徴:茎の節は太く黒褐色を帯びる。

「小雨降る夏の終わりにひっそりと燃え立つ花の節黒仙翁」

「真夏日の木陰の小道歩み行く叢に赤く節黒仙翁」

「雨雫しっとり含む今朝の庭花の生き生き真夏過ぎ行く」

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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
昨年、山でこのフシグロセンノウを見た事を思い出しました。暗い林の下で一株だけ咲いてハッとする美しさでした。そんな山野草が一花さんの花壇で咲いているのですね。
デコウォーカ
2007/08/29 18:32
 ご無沙汰しております。
 フシグロセンノウ、車がたくさん通る山の国道沿いでも自生していて、よく目立っています。たくましいです。
 ところで質問ですが、こちらの記事の御岳山というのは、岐阜・長野の御嶽(岳)山とは、違いますよね?
ひめだか
2007/08/29 19:29
「うすぐらい林道は登り坂にしてフシグロセンノウきっぱり赤し」(鳥海昭子)強い女性のきっぱり感は、優しい女性の繊細さか?「小雨降る夏の終わりにひっそりと燃え立つ花の節黒仙翁」燃え立つのは一花さん?
はなはな
2007/08/29 21:49
 一花さんちでもフシグロセンノウが咲いているのですね。うちではもう早々に終わってしまいました。橙のやさしい色あいで、わりと大輪ですので、目立つ花ですよね。
 この花は、ナデシコ同様、あまり株が長持ちしません。ですので、挿し芽や実生で毎年のように更新しないといけませんね。
 早く咲いたのは、もう種子も出来ていますが、すぐ播いて育てるのもよし、翌年春先に播いても、上手く育てるとその年に咲くのがでますね。
なおさん
2007/08/29 22:30
デコウォーカ さん、こんばんは。コメント有難うございます。
センノウの仲間で、フシグロセンノウはマツモトセンノウより自然界では一般的に見られるようですね。撫子の仲間では朱色が目だって、野山で見かけるとハッとしますよね。御岳でも見かけて嬉しいでした。昔はこれで遊ぶぐらい多く生えていたとか。
茶花としても観賞用に愛でられることが多いですよ。
山野草は何時も育てて翌年育たない事が多いですが。。育てると経験になり結構楽しいです〜。夏場の世話がチョット大変ですが〜^花好きなので仕方ないですネ。
デコウォーカ さんへ
2007/08/29 23:07
ひめだか さん、こんばんは。コメント有難うございます。ご無沙汰しております。
そちらでは、車がたくさん通る山の国道沿いでも自生しているのですか?まだそんな自生の残る場所があったのですね。自然界では逞しく増えるのでしょうね。
山野草の本で育て方を見ると、気難しいとか書いてありましたが。熱帯夜の続く場所では育ちにくいのでしょうね。山間部の夜涼しく、昼間も涼しい場所がいいのでしょうか?一度その自生の様子を見てみたいものです〜。
御岳山は、東京の青梅にある御岳山で、今では関東一のレンゲショウマの群生地として知られています。ケーブルカーで簡単に登れて、花の時期は観光化しています。
青梅は昔は織物のまちとして有名だったそうですが、今でも草木染や手織り技術が伝承されているようです。
ひめだかさんへ
2007/08/29 23:11
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
「うすぐらい林道は登り坂にしてフシグロセンノウきっぱり赤し」(鳥海昭子)。自然詠ですがその中に自己投影を見るような歌ですね。うすぐらい林道を人生の登り坂にも想像でき、フシグロセンノウの赤い花を情熱的な鳥海さんとも捉えられます。「きっぱり」と言い切った所が強い意志と花の強烈な彩を感じさせます。
すみません、私の歌は何時もいい加減です〜。燃え立ちたいですが、もう夏も終わりで、何時も冷えてます〜〜。
はなはなさんへ
2007/08/29 23:13
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
確かなおさんち、早くアップされてましたが、何時ものように種から育ててらっしゃいましたね。マツモトセンノウもガンピも種が出来ているようで、潰して同じ鉢に蒔いては見ましたがどうでしょうか?山野草の育て方の本で見ると、種の蒔きかたまでしっかり載っていますが。。まだ暑さでバテて藪蚊が多く、ガーデニング気分ではないです〜〜。そのうち涼しくなったら気が向くかも知れません。花は好きでどんどん鉢が増えますが、一人で管理ですので、外出も儘ならず拘束されてイヤになります・・。
何時もアドバイス有難うございます。フシグロに種が出来たら、春先にでも蒔いてもいいのですね。
なおさんへ
2007/08/29 23:17
同じお花でも、撮る方向、夜の顔、蕾の姿、みんな違う雰囲気に、楽しませていただきました。
ここは、とっても落着きます。優しい自分が帰ってくるようです。
明日より、三週間ばかり、忙しい日々が続きます。
お邪魔して、お話しするのが、とても楽しみな私としては、少し寂しいですが、時間が取れたときは、飛んできたいと思います。
まだ、残暑厳しき折、どうか日々ご自愛下さいね。
chiemi
2007/08/30 00:51
8月の上旬に皇居東御苑で咲く野生のフシグロセンノを取り上げましたけれど御岳山にも在るのですね、そういえばブログの記事でカタクリで有名な御前山の綺麗なフシグロセンノウを見た事があります。
OSAMI
2007/08/30 06:56
一花さん、このフシグロセンノウというのは全く知りませんでした。
いつもこの部屋ではいろんな見方から写真を付けて頂いて居るので貴重です。
非常に分かりやすいご説明も嬉しい限りです。
彦左
2007/08/30 12:58
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。PC研修でこれから忙しい中、遅くにコメント有難うございます。
お花を育てて見ると色々顔があり、横、後ろ、上から、そして背景や光によっても表情を変えてくれて有難いです。
人それぞれ好きな花の表情がありますが、ちょっと斜めからのポーズが好きです。雨露を宿す花の表情もしっとりとしていいですよね。
それで、ついブログ画像がいつも多くなってしまっています・・。
PC操作をしていると、時間の経つのが早く時間を忘れてしまいます。
これから3週間、お体に気を付けて無事乗り切って下さいね.
chiemiさんへ
2007/08/30 19:47
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
そちらの皇居のフシグロセンノウは8月5日記事に見せて戴きましたが、花びらは本や御岳で見たような平板な感じでなく、うちのものと同じようで花びらと花びらの間に隙間がありましたね。フシグロにも同じようなのがあって安心しました。雑木林のあちこちに生えていて、都のど真ん中なのに、まだ自然豊かってことですよね。
カタクリで有名な御前山でも見られるのですね。人の多い里山あたりでは、もう見られないものでしょうね。
OSAMI さんへ
2007/08/30 19:49
彦左さん、こんばんは。コメント有難うございます。
フシグロセンノウは撫子の仲間ですが、山野草として昔は林の中でたくさん見られたそうです。先日出かけた青梅の御岳山ではまだ自生が見れました。今では貴重となっています。
文章が多いので、花の画像も多くしておりますが、花も角度を変えると色々な表情があるようです。彦左さんのように、うまくPC操作が出来ず、駄文綴っております〜。
彦左さんへ
2007/08/30 19:50
フシグロセンノウは山で時々見かけます。初めて見たのは長野東方の御座山(おぐらやま)でした。人のあまり入らない山で多く見かけるような気がします。盗掘のせいでしょうか。
群生はしないようですが草むらに咲いていると目だつ花ですね。
ミニミニ放送局
2007/08/31 14:35
ミニミニ放送局さん、こんばんは。お久しぶり〜です。暑かった8月ももう今日までで、長いようで早かったようです。
ミニミニさんは相変わらずあちこちに山登りされて、素敵な花との出会いされてますね。
私は近場で御岳のレンゲショウマを見に行った時に、初めてフシグロセンノウと出会いました。これはまだ日本の山では多く見かけるようですね。
ナデシコの仲間として朱色で目立ち、採って見たくなる花なんでしょうか?。
種からは丈夫に発芽するようですが、なかなか上手くいきません。来年こそと思っていますが、何時も下手で駄目です。
そちらの山でご覧になられたタカネナデシコも山野草として高値で?人気なんですよ。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/08/31 19:03
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