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zoom RSS タマノカンザシ(玉簪花、玉の簪)

<<   作成日時 : 2007/08/30 19:50   >>

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普通のギボウシは朝咲いて夜に萎む一日花だが、月下美人と同じように夕方から開花して朝萎む一夜花のギボウシがある。

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「タマノカンザシ(玉簪花、または玉の簪)」と呼ばれるのもだが、独特の芳香があり、普通のギボウシより花も大きく真っ白なので観賞用として持て囃されている。

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我が家では知り合いの方に2株戴いて、半日陰ということで木犀の木の傍の下に植えて置いた。段々大株になり楽しみだったが、年々そこも日陰が多くなって次第に株が弱って来、去年秋に堀りあげて別の場所に移動したら当初より株が小さくなってしまっていた。
随分株も弱っているようで完全に枯らしたら悪く、慌ててスペアとしてまた一株を求めて植えた。

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求めたその株に蕾が出来、期待していた初花を見損なったが、今また次々に開花している。

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この花は月下美人やヨルガオ、カラスウリなどと同じように夕方から咲き、虫を呼ぶ為に花色が白く芳香を放つので、匂いギボウシとも言われる。

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地植えしてあるので夜の開花を懐中電灯で見なくてはならず、夕方忙しくして知らずに朝気が付いて見ると、残念ながらもう開花が終わって萎んでいる。

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       <朝の開花後の様子>

これはユリ科ギボウシ属だが中国原産のもので、日本原産のギボウシとは違って花期的に遅く、夏の終わり頃から花茎が出、1輪の花は他のギボウシと比べると大きく、この属の中で唯一の芳香がある。

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普通のギボウシは東アジアに分布し、特に日本はギボウシ王国で、あちこちの山に大小さまざまに自生しており変異が少ないそうだ。山菜としても若芽を「ウルイ」として食べるようだ。
なお日本のギボウシが外国で品種改良されてホスタ名で葉色の綺麗なものが出回っている。
ギボウシ2007/07/17

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中国では楊貴妃もその優美な香りを好んだそうだが、日本には昭和初期にヨーロッパ経由で渡来しているようだ。(江戸後期との記述もあるようだ・・・・。)
中国では「玉の簪」にまつわる伝説があり、天女の持つ簪が落ちたところよりギボウシが咲いたとされ、長く大きな蕾を玉(ぎょく)で作った簪に例えたものだそうだ。

詳しい花伝説は下のHPにて。
タマノカンザシ伝説(花言葉;花によせて)HPさま

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このタマノカンザシは大株でしかも夜咲きの芳香のあるギボウシなので、小さな株で昼間にその開花を見たいとの願いで、この頃これが交配親として品種改良され、香りを出し昼間咲く小型種なども出回っているようだ。
山野草の店では八重種のものも見かけている。

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連日の暑い夜、夕顔と共に毎夜咲いて優美な香りを楽しませてくれていたが、ここ数日の小雨の中で咲き、朝萎えているのを見るとちょっと侘しく感じる。

せっかく戴いたものも枯らさずに育て上げ、何時の日にかの開花を期待したいものだ。



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「わが胸は小さくなりぬ花擬宝珠」(石田波郷)

「過ぎし世はやさしかりし花ぎぼうし」(斉藤道子)

「ひらけゆく何あらねどもくだりゆく秋の無量のひかりさす坂」(高嶋健一)

「水の上はただひろらにて降りいづる雨明るしと向ひてゐるも」(々)

 
<タマノカンザシ(玉簪花:広辞苑、 玉の簪)>
ユリ科ギボウシ属
学名:Hosta plantaginea var. japonica
原産地:中国
花期:8月下旬〜9月上旬(夜開花、朝萎む)
性状:耐寒性宿根草(冬は地上部のない状態)保水性のある、肥沃な場所
管理:日当たり〜半日陰
草丈:高さ50cm



「人知れず玉の簪夜を籠めて花咲き今朝の庭に萎れて」

「膨らみし白き蕾の雨含み玉の簪黄昏に咲く」

「夕暮れてひそかに花の開きゆく玉の簪香を放ちつつ」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちでは、育て主に似て、清楚で気品のある、タマノカンザシがさきましたか。大柄で大輪の花でよいですよね。水滴もスイテキ?です。
 香りもほのかにあり、夜咲きで面白いものですよね。

 うちでも神代植物園の深大寺門を出たところの山草店で買ったのが、花茎が2本出て咲いています。
なおさん
2007/08/30 20:31
タマノカンザシに雫が付いて幻想的ないい感じです、最近この花を植物園で見て、少し前に咲いていたオオバギボウシとも花の咲き方が違うし何だろうと思っていましたが、夜に咲くタマノカンザシだったのですね、植物園は夜入る事は出来ませんから、どこか別のところにないか注意しながら散歩しようと思います、勉強になりました。
OSAMI
2007/08/30 21:13
一花さん、人間にもいろんな種類がありますが、花も本当にいろんな種類があって勉強すれば本当に面白いと思いますね。花も月下美人に似たような大きな花でタマノカンザシも夜咲いて朝しぼむという珍しい咲き方なんですね。
私など、オシロイバナが夕方だけ咲くと云うのさえつい先日まで知りませんでした。いつ見てもしぼんでる!これも花か!と思っていてその家の方に夕方見てください。大きな花が咲きますよって云われて知りました。
彦左
2007/08/30 21:53
「夕暮れてひそかに花の開きゆく玉の簪香を放ちつつ」 ぎぼうしはやっぱりひそやかな感じですねひっそり咲いてひっそりと終わるのはちょっと可哀想な感じもしますが、そういう運命の花なんでしょうね
はなはな
2007/08/30 22:12
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
なおさんちのもは去年見せて戴きましたが、今年は花茎が2本増えて開花ですか?確か鉢植えだったようですが、面倒見て下さる方がお上手なんですね〜。
夕顔もですが、夜開花して忙しい時間帯なので見損なう事が多いようですよね。
八重のものは神代の植物園内で見かけましたけど止めました。これは深大門を出た所で求めたのですが、若しかしてイトコかハトコか、マゴかも知れませんね??
先日訪れた昭和記念公園内でもギボウシがたくさん咲いていて撮りましたが、5時頃開花で一応匂って花もタマノカンザシ似でしたが、開花時間が早いようで、ちょっと葉が黄緑っぽくしかも傷んでいました。
なおさんへ
2007/08/30 22:23
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。此処雨で涼しく有難いですが、外出されるのにご不自由されてらっしゃることでしょうね。
この花を植物園内でもご覧になられましたか?
これは夕方から開花して、朝には萎んでおります。夜咲いて虫を誘うのか匂いが良いですよ。
うちのご近所でも植えてある所があり、オオバギボウシに葉が似て大株にもなるようです。でも蕾が大きくて花の咲き方がやはり違いますね。
夜しか咲かなく株が大きいので、昼間咲いて株の小さめなものも園芸種として出回っていますよ。何時かご覧になられると良いですね。

OSAMI さんへ
2007/08/30 22:27
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
ブログをする以前は自己流ガーデニングで余り花のことは知らなかったのですが、ネットで花の情報を収集したり本を見たり、またブログで教えて戴いて花も奥深いものと知りました。
この頃あちこちでも花人気が凄いですよね。それだけ余裕やお暇な方も増えてきたのでしょうね。観光として花がトップかも知れませんね。夏山のお花畑やレンゲショウマなど凄い人気ですよね。
夜咲く花は匂いが良くてそれで虫を誘うようで、これも月下美人同様儚い一夜花です。月下美人ほどんの強烈な匂いではなく、ほのかに甘く優美な香りです。
彦左 さんへ
2007/08/30 22:31
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ギボウシはそちらでも以前見せて戴きましたが、これは香があって良いですよ^。でも夜に開花なので、昼咲きのものも品種改良されているようです。
ひっそりと人知れず夜に咲いて朝また萎む儚い一夜花です〜。
ユリ科の白い花で、簪の花伝説も詩的ですよね。
はなはなさんへ
2007/08/30 22:35
タマノカンザシを初めて見ましたが、これも一夜花ですか。自分の庭で植えてないと見れませんね。貴重な画像を有難う御座いました。
デコウォーカ
2007/08/30 22:41
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは普通のギボウシと違って、夜開花して朝萎むもので儚い一夜花です。
香があるのと、花伝説の簪も人気で名前も良く人気のようです。
昼間見れるように改良されたものも出回っているようで、お花の世界は果てしないようです〜。
デコウォーカ さんへ
2007/08/30 22:53
タマカンザシ、素敵ですね。
夜に咲く花なんですね、写真を撮るのも難しそうですが、雨の雫を受けた白いタマカンザシにウットリしてしまいました。
「わが胸は小さくなりぬ花擬宝珠」>6日に手術する身には胸にこみ上げるものがありますが、ハートだけは大きく持っていたいなと思います。
hina
2007/08/31 08:12
hina さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
花の雫は、hina さんお得意で何時も素敵な画像撮ってらっしゃいますよね。
花に宿す儚い雨露は無常のようで玉響の世界はか弱く、あえかな一抹の夢の世界のようですね。
この花は一夜花ですので、雨露が儚さをますます添えているようです。
もうすぐご入院なさるのですね?
海外では罹患率が増えて、病状によっては簡単に通院で手術することもあるようですね。この病気は結構罹った方が多く、皆さん大丈夫ですよ。体質もあるのでしょうが、日頃、のんびりとストレスを溜めない生活をされることがいいかも知れませんよね〜。ハートだけは大きくですね。夢も大きく持ってくださいね〜。
hina さんへ、
2007/08/31 18:19
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