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zoom RSS フウラン(風蘭)・「朱天王」

<<   作成日時 : 2007/08/03 22:36   >>

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今年2月に世界蘭展で苗を求めて来たフウランの赤花種、「朱天王」の一鉢に花が咲いてきた。

洋蘭、東洋蘭系は馴染みがあったが、フウラン系は見た目の株と花が小さく、地味系だったので育てる気がしなかった。

去年初めてフウランとして開花株の「奄美フウラン」を求めて見た。
奄美フウラン 2006/08/11
真っ白い小さな花は香が良くて、花は洋蘭、東洋蘭とは違った独特の顔をしていた。

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     <去年育てた奄美フウラン:2006/8/9撮影>

奄美フウランを冬場室内管理して春になり、早々と2階のベランダに出していたら、その後干物状態になって枯らしてしまった。

フウランはほったらかしで誰にでも失敗なく丈夫な植物だと思ってたら、やはり暑さ寒さには敏感な植物だったようだ。だが乾燥に強く過湿に弱い性質だ。

自生地を見てみると、関東から沖縄、朝鮮半島などの暖かい林内の樹幹や岩石上に着生する蘭で、午前中日の当る半日陰の風通しのよい場所を好む。

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このフウランにも赤花種があり朱天王と呼ばれているが、今年2月の世界蘭展で2鉢求めてきたものだ。
「朱天王」は昭和40年代に発見された初めてのフウランの赤花と言うことだが、今では珍しくなく、出回っている市販のものは園芸種だそうだ。蘭展のフウラン売店コーナーでは女性客も多くみかけて人気だった。

世界蘭展では黄花種や斑入り葉など銘品があった。
フウランの変異種が富貴蘭と呼ばれて銘柄品で品種登録されており、江戸時代に大名や地方の文人、武士たちの間で持て囃されたようで、そちらはお値段も良かった。

さて世界蘭展では、鉢を吊るす大きな針金グッズも別コーナーで見かけて一緒に求めて来、ミズゴケを入れた鉢をすっかり暖かくなった頃に軒下に吊るした。

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5月末になっても花芽が出来ないと諦めていたら、根から赤い芽のようなものが出てきた。
だがそれは成長している根のようで何本かが出ており、この時期花芽が出ないと今年の開花は駄目と諦めていた。

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  <今年花芽が出なかった鉢>

半日陰管理と言うことで柿の木の枝に吊るしていたが、場所的に暗すぎると知り、明るい日陰となるヒメシャラの樹下にその後移動した。

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7月20日過ぎ、何げなく吊るしていたひと鉢を見たら小さな花芽4個を初めて確認して嬉しくなった。もう一鉢の小さな鉢は葉が何本か枯れたようになっていたが、花芽を見せなかった。

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花は去年育てた奄美フウランより小さめで、最長2センチ程だ。
花茎は朱色だが、距と呼ばれる花の後ろにある長い部分や花びらの中心部などが微かに色付いている。
ネット画像で見ると朱天王の花色は薄桃だが、我が家のものは色が何故か薄いようだ。
葉は乾燥に耐えられるような多肉質で元気だ。

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昼間匂いを嗅いだがちっとも匂わず、奄美フウランは匂ったのにこれは何故匂わないのだろうと不思議だった。
だが夕方庭に何処からともなく甘い香がほのかに立ち籠め、見回すとこのフウランから漂っていた。夕方から優美な芳香で夜の蛾を誘っているようだ。
本で調べて見ると、距と呼ばれる5cm位の長い部分には蜜が入っているらしく、蛾の種類はスズメガらしいが・・。

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フウランはミズゴケ巻きの鉢植えだけでなく、流木、石、炭などに着生させる風流な楽しみ方もある。古の園芸好きなご隠居さん達は、クーラーのない暑い夏の宵を軒下に揺れる風蘭の香りと共に涼んでいたのだろうか?
関東地方では冬場は室内管理だが、暖地では庭木に着生させられるとある。

着生蘭としてセッコクは御馴染みだが、他にボウラン、ムカデラン、クモラン、カヤラン、カシノキラン、オサランなども日本の暖地で見られるようで、蘭の世界は奥が深いようだ。

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今日の夕方、室内に取り込んだこの朱天王から優美な香が立ちこめて、真夏の宵を涼しくしてくれている。

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「風蘭より甘き香りの立ち籠めて真夏の宵を風運びゆく」

「木漏れ日を浴びつつ樹下に吊り下がる風蘭の鉢涼風に揺る」

「夕暮れて甘き香りを放ちいる四輪の咲く風蘭の花」

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コメント(16件)

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 一花さんちでは、今日も清楚で気品のある花ですね。うちの朱天王より、株が大きいようで、花つきも良いですね。ほんのり紅い花がやさしい風情で良いですよね。
 普通の草花を育てるより手がかからず、丈夫で、冬の管理さえ間違わなければ育てやすいですよね。

 洋ランより地味ではありますが、甘い香りを嗅ぐと、いいなあと思いますね。江戸時代から富貴蘭として好まれた、というのも判るような気がします。

 うちでは無銘の野生のものですが、まだしのぶさんの中で甘い香りを漂わせています。
なおさん
2007/08/03 23:00
こんばんわ。親戚の叔母がフウラン、大好きで沢山の鉢植えを持っていました。今はどうしているんだろう・・・母の退院(予定)報告をしながら大森まで行って見ようと思い出させていただきました。
mint
2007/08/03 23:40
「風蘭より甘き香りの立ち籠めて真夏の宵を風運びゆく」どんな香りと興味津々です。なんとなく夏の夜のためいきがきこえそうなかおりかな?
hanahana
2007/08/03 23:41
こんばんわ〜☆またまた清々しいフウラン(風蘭)・「朱天王」ですね・・♪高貴な香りが届くようですよ・・☆ ランと言うと私はタイ国を思い出しますね!タイのリゾート地ではやしとかバナナの木にピンクの欄を着生させて綺麗に咲いていますね!香りも良くてステキですね・・・☆

meushiちゃん
2007/08/03 23:46
フウランは着生ランなのでいつか自然のなかで見つけたいと願っていますが、いまだ一度も発見できません。憧れのランです。今頃山の中に入ると白い花が見えるのでしょうね。
目黒のおじいちゃん
2007/08/04 08:31
 台風が熱帯を運んできて、ますます暑くなりましたね。暑中お見舞い申し上げます。こちらでも、昼間の暑さは太平洋側の都会と変わらず、夜間の涼しさが救いになっています。そろそろ暑さの影響を受け始めた植物もあって、急いで風通しの良いところに避難させたりしています。
 風蘭、涼しげでいいですね。うちのは吊りしのぶに添えてあったものが、木につるしたままになっていて、今年は開花しませんでした。カヤランは自生していますが、小さすぎて花を見落とすことが多いです。サギソウは、いかがですか?師匠宅では、そろそろ見頃、うちでは近日開花といったところです。元気だといいのですが。
ひめだか
2007/08/04 14:32
綺麗なフウランが咲きましたね、すこし前に植物園の部屋でフウラン展をやっていて見たり聞いたりし、マンションのベランダでは条件が良くないと思っていましたけれど、こちらでは元気に育っていてとても素晴らしいです。
OSAMI
2007/08/04 16:02
なおさん、こんにちは。昨夜コメント有難うございました。
なおさんちも朱天王さんがありましたね。今年開花しないかと思ったら思わず開花でした。去年求めた奄美フウランより花数が少なく、小さく可愛いですね。昼間匂わないで、夕方から蛾を誘うのですね^。
フウキランとして手頃で夏に咲くので、香りも涼をよぶのでしょうか?
なおさんち、以前画像で見せてくださいましたが、フウラン御殿でしたね。あんなに沢山、お父様が愛でてらっしゃるのでしょうか〜〜??しのぶさんも活躍ですね〜。これも来年また咲いてくれるといいのですが・・。

なおさん へ
2007/08/04 17:28
mint さん、こんにちは。昨夜遅くコメント有難うございます。
フウランは、この頃女性にも人気のようですが、伯母様も沢山育ててらっしゃいましたか?鉢が小さくて水もそんなに必要とせず、育てやすいようです。お母さまも愈々退院予定でらっしゃいますか?すっかり快方に向かわれて皆さん一安心なさることでしょうね^。良かったです〜。
ミントさんパワーのお蔭さまでしょうか??これからも頑張って下さい〜。
mint さんへ
2007/08/04 17:33
hanahanaさん、こんにちは。昨夜遅くコメント有難うございます。
この風蘭よりの甘き香り、素晴らしいですよ〜^。月下美人とは違った虫を呼ぶような優美な薫りです〜。香水にはこんな薫りはないようです〜。>なんとなく夏の夜のためいきがきこえそうなかおりかな?
そんな香かも?しれませんね〜。若しかして香水にするのなら、「夏の夜の溜息」銘ぴったり!!
hanahanaさんへ
2007/08/04 17:36
meushiちゃん、こんにちは。昨夜遅くコメント有難うございます。
洋ラン、東洋ランとは違った変った花形で、夏に咲き優美な薫りです〜。
>ランと言うと私はタイ国を思い出しますね!タイのリゾート地ではやしとかバナナの木にピンクの蘭を着生させて綺麗に咲いていますね!香りも良くてステキですね・・・☆
まだタイに行った事がなく、お話だけでイメージとして分ります〜。何時か行ってミタイものです〜。
これは実際のものは小さくて地味ですが、香が優美ですよ〜。
meushiちゃん へ
2007/08/04 17:41
目黒のおじいちゃん、こんにちは。着生ランとして、高尾の山では良くセッコクが見られるようですが、このフウランも沖縄などではたくさん見られるものでしょうね。南国ではまだ見た事がないような着生ランが見られるようです。何時もお出かけの場所でも、この白い花が見られるといいですね〜。
目黒のおじいちゃんへ
2007/08/04 17:45
ひめだかさん、こんにちは。お暑うございます〜^。ご無沙汰でした〜〜。そちらも真夏日続いてますか〜〜。こちらも30℃を超えてます〜。水遣りと藪蚊に悩まされてますよお。
ひめだかさんもシノブと一緒にフウランと吊ってらっしゃいましたか?開花しない時もあるのですね〜。
そちらのカヤランの自生の画像見せて戴きましたよ〜。その後開花が気になってましたが。。
鷺草ですが、葉先が黒くなってどうしたのでしょうね〜〜。半日陰で午前中日当たり場所なんです〜。市販の鉢でも育てて見ていますが、同じ状態と言うことは、私の置き場所の問題かもしれません。求めた店屋さんの鉢では蕾を持っていました〜。何度挑戦しても駄目のようで。。これから置き場所を変えてみます〜〜。
ひめだかさんへ
2007/08/04 17:52
OSAMIさん、こんにちは。コメント有難うございます。
奄美フウランは今春枯らしましたが、暑さ寒さに弱いようで、乾燥には大丈夫なんですね〜。
ヨウランはまるで駄目で、これもなかなかですが、朱天王は株が大きくて何とか咲きました。でも来年どうでしょうか?
以前アップしたミニの黄色いパフィオの2番花が、一昨日まで外で咲いていましたよ〜〜。丈夫なんですね。フウウランと違って匂いが無いのが残念です〜。 ベランダでもフウランが育てられればいいですのにね〜^。
OSAMI さんへ
2007/08/04 17:57
一花さん、フウラン見事な咲きかけですね。
私も先日隣でフウランを知ったばかりです。
本当に一花さんっちはどんな花でもあるみたいですね。
スゴイと感心するばかりです。
彦左
2007/08/06 22:50
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
お隣さんもフウランを育ててらっしゃいましたよね。この頃人気のようで、私は去年から育てています。
手間要らずということですが、関東地方の冬場は寒がりで室内です。
匂いがいいのですよね〜。小さいものですから、若しかして?お隣さんが分けてくださらないものでしょうかね〜〜。セッコクのように軒下に吊るすといいようです。
彦左 さんへ
2007/08/07 00:20
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