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zoom RSS ヤブラン(藪蘭)

<<   作成日時 : 2007/09/16 17:03   >>

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樹下にヤブランが植えてあるが、毎年気が付いたらもう葉の中に小さな花穂が立っている。
今年こそ花の出る前を確認しようと思っていたのに、暑さと藪蚊で近寄り難かった。
今年は植物園で8月の18日に満開のものを見ており、またご近所のものも8月下旬には咲いていたので、うちのものは今年は咲かないのだろうと思い込んでいた。

調べてみると我が家では、去年は9月早々に開花し、おと年は10月前に開花していた。
樹下に植えてあるものは他と比べてやはり遅いのだろうか。
ヤブラン・2006/09/03
ヤブラン 2005/09/28

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あちこちに植えてあるヤブランを見ると、葉にも緑一色、白い斑入りのもの、緑の斑入りのものなどあり、花も白いものも見かけた。
肉眼では良く分からないが、薄紫のひとつの花は直径6〜7ミリ位のもので全体が穂状になっており、リュウノヒゲやジャノヒゲなどに似て同じユリ科だ。
これは冬も葉が青々としている常緑多年草で、半日陰や日陰向きだ。生育地は関東地方以西の暖地に見られるそうだ。

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散策に出かけると、山の中のあちこちでヤブランが自生しているのを見かける。
ご近所の花壇の北側にもカラーリーフとして、斑入り葉のものがたくさん植えてある。
日陰の植物として生育旺盛で暑さ寒さに強く枯れることがなく丈夫だ。
我が家でも何年もここで毎年花を咲かせている。これは花後に青い実が出来るそうだが、何時も気がつかない。去年も見かけなかったが、知らない間に鳥が食べるのであろうか?
本によると、これは実でなく種のようだ。

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ヤブランは昔の時代に「也末須介(やますげ)」と呼ばれていて、万葉集では「山菅(やますげ)」として13首詠われているようだ。

「咲く花は移ろふ時ありあしひきの山菅の根し長くはありけり」(万葉集:巻20-4484)

漢名は「麦門冬(ばくもんどう)」と呼ばれて滋養強壮剤として使われる。
また山菅の葉を結んで吉凶を占ったりしたようだ。
藪蘭と「蘭」の名前が付いているのは、細い葉が蘭の葉に似て林の中に自生するので、江戸時代に東洋蘭の仲間扱いにされてヤブラン(藪蘭)となったとある。(山渓社:野草の名前より)

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下の画像は8月18日神代植物公園の2箇所で見たもので、その群生と花の多さ、そして花穂が葉より大きいく長いのにびっくりした。全くの日陰でなく少し日当たりにある方が花付きが良さそうだ。

<神代植物園にて:2007/8/18撮影>
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また神代植物園内に、ヤブランを大きくしたような白い花穂があって、園の方に伺ったら「ノシラン(熨斗蘭)」と教えて下さった。
今迄ネット画像では何度か見ていたが、此処で実物を初めて見た。
これはヤブランと同じユリ科だがジャノヒゲ属で、暖地の海岸付近の林の中に自生し、葉が平べったくてアイロン(熨斗)で伸ばしたようなのでノシラン(熨斗蘭)となったそうだ。
花が大きく遠目にも白く目立っていた。もう今頃は花期が終わっている頃だろう。
なおノシランの学名は「Ophiopogon. jaburan」と知ったが、こちらにヤブラン(jaburan)名が付いていて紛らわしいようだ。葉はヤブラン似だ。

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   <ノシラン・神代植物園内:2007/8/18撮影>

「何かしら忍んで耐えて生きましたヤブランの花咲いております」(鳥海昭子)


<斑入りヤブラン>
ユリ科ヤブラン属
学名:Liriope platyphylla var.
別名:リリオペ、ノシメラン
原産地: 本州以南と中国
花期:8〜10月
性状:常緑多年草、日陰を好む、草丈40p
名前の由来、葉がランに似ているため。
花色:淡紫色〜紫色



「神代の木下蔭群るる藪蘭の薄紫の花穂明るむ」

「知らぬ間に葉の中藪蘭花穂立ち淡く揺れゐつ秋風の中」

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コメント(14件)

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「何かしら忍んで耐えて生きましたヤブランの花咲いております」(鳥海昭子)派手さ無く日当たりの良い場所でなく咲くヤブランはどこか”耐える”が似合うかもしれないですね。「知らぬ間に葉の中藪蘭花穂立ち淡く揺れゐつ秋風の中」(一花さん)流石に朝夕は過ごしやすくなりました。花穂が意外な感じではじめてみたときは驚きました。ただの草かと思っていたわけです。花穂風に揺れるはいい風景です
はなはな
2007/09/16 17:55
気候はこのところ真夏のような暑さですが、ヤブランは爽やかな感じを与えてくれます、特に神代植物園の群生は花穂も大きくで素晴らしいですね、普通に見かけるものは葉の間に花穂があるような感じですけれど、ここのものは葉よりも上に大きく伸びていて種類が違うのでは?と思うほどです。
OSAMI
2007/09/16 17:57
 一花さん、今日はずいぶんと早いUPですねえ。ヤブランの紫は穂になって見事に咲きますね。神代ではかなりの群落で素晴らしいことです。日本庭園にも洋風の庭にも植えられていますね。実は黒っぽくなって、あまり目立ちませんね。
 ノシランの方は花はジャノヒゲの親玉?のようで、実もジャノヒゲに似て、綺麗な瑠璃色で見事な輝きですね。
なおさん
2007/09/16 18:15

はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ヤブランの花言葉は、「忍耐」だそうです。それで忍んで耐える歌を詠われたのでしょうね。半日陰でひっそりと人目に触れず咲く花のようです。
神代のたくさんの花穂を見れば、「耐える」と言うイメージが崩れますよね。ここ数日残暑が厳しいですよね。でも日陰は風がありますよ。夕方も日の入りが早く、秋風が涼しいようです。これはただの草と思ってらっしゃいましたか?薄紫の花穂が立ち上がって咲くと、意外に綺麗で見直しますよね。
今2株のうちひと株だけに花が咲いていますが、もっと何株か植えて見たいものです〜。
はなはなさんへ
2007/09/16 22:16
0SAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
神代では早々と8月18日にこんなにたくさん咲いていて驚きました。
花期を見ると10月までと長いようですね。花穂がうちのものは草丈より低く隠れていますが、神代植物園のものには、びっくりしました。随分たくさん植えてありそして花穂が長く、しかも花付きがいいですよね〜〜。別物のようですよね。
昨日から残暑が厳しく明日も暑くなりそうですよね。風は一応あり結構吹いていますが、この頃日の入りが早くなりましたね。
OSAMI さんへ
2007/09/16 22:19
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。今日は出かける予定でしたが、残暑が厳しくて家で大人しくガーデニングしていました。
昨日も暑かったですが、また明日も厳しそうですネ。
神代のヤブランは早々と開花しており、凄い数で、また花付きと長さも見事でした。うちの貧弱なものと比べて何が違っうのでしょうね。半日陰か肥料の問題でしょうか?
ノシランの実は見た事がないのですが、まだ蕾でした。開いたものはジャノヒゲの親玉でしょうか?何時か瑠璃色の綺麗な実も確認してみたいものです〜。
なおさん へ
2007/09/16 22:23
ヤブランは小さいかわいい花を付けるのですね〜!
神代植物園のは見事ですね・・・☆こんなに花穂が長く生き生きと咲いている様は初めてです。素晴らしいです〜!ヤブランでもやはりお花はお日様が恋しいのでしょうかね。ノシランも清楚でステキ。
meushiちゃん
2007/09/17 07:23
この間訳わかんなくなって調べた情報があるのでお知らせしますね。濃緑と白の斑入り葉に白い花が咲く一見ヤブランのようなもの。あれは、オフィオポゴンマレヤヌスといって、ジャノヒゲ属だそうです。よく見ると株元の葉の付き方や、葉自体の様子も少し違いました。別名スノードラゴンです。とても丈夫で、私は、リーフの寄せ植えや、和の寄せ植えに使っています。もちろん、ヤブランも好きで、使っています。
ラフレシア
2007/09/17 09:40
meushiちゃん こんばんは。コメント有難うございます。
ヤブランは藪などと名前が付いて可愛そうですが、花として見れば綺麗な花ですよね。カメラズームで見ると見直します〜。(^0_0^)
神代のものは、凄い数でびっくり〜でした。元気で花付が良く、流石プロさんが管理して育てられるものは違いますね。
うちのものは、肥料かお日様が?足りないのかも知れません〜。


meushiちゃんへ
2007/09/17 19:27
ラフレシアさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今日も残暑が厳しいでしたね。
緑に白い斑入り葉で白い花の咲くものを見かけますが、あれは別名スノードラゴンでしたか?
スノードラゴンをネットで調べたらジャノヒゲ属と同じで、学名にOphiopogonが付いていました。
うちも確か植えてあり、スイショウランとして求めたようです。
花がまだ咲きませんが、何時か白い花が咲くのでしょうね。
コクリュウを植えてあり、これに花が咲いていましたが同じような白い感じでした。葉もヤブランと違ってジャノヒゲ属ですが、細葉でスノードラゴンに葉が似ていますね。何時も情報有難うございます〜。
ラフレシアさんへ
2007/09/17 19:31
藪らん、庭の隅っこの日の当たらないところに、気にもかけてあげずに、ただほったらかしでいる藪らん、でも毎年、健気に花を咲かしてくれるんですよね。今年はいつもの年より花の色もきれいに咲いてくれました。ほりあげて、
寄せ植えにしてみました。コンポートに移したら、葉っぱも涼しげで、風情のある寄せ上ができました。今度から大切にしてあげなくては・・・。
にりんそう
2007/09/18 10:33
にりんそうさん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
ヤブランは花としては余り見なかったのですが、ブログをするようになって、カメラズームで見てから綺麗な花だと知りました。神代のものは花穂が立派で花付が良かったですよ。
半日陰といっても、日差しが少し多くある方が花付がいいのかも知れませんね。
これを寄せ植えとして使う、という事を考え付きませんでした〜。
和洋に合うようですので、出来上がりは風情があって素敵でしょうね。
鉢だと水遣りが面倒で、何でも地に下ろしてしまってます^。
そう言えば、にりんそうさんは、お花の講習会などでお勉強されて、寄せ植えなどお上手でいらっしゃいましたね。どんな仕上がりでしょうね。

にりんそうさんへ
2007/09/18 21:11
一花さん、ヤブラン(藪蘭)見せて頂いたことがありますが、葉っぱが綺麗ですね。花は群生するのでしょうか?神代植物園などはすごいですね。一花さんっちも蚊が多いですか?私のところも水道の蛇口近くへ行くと顔に当たりますよ。気にする友人など一週間おきに蚊の消毒と言って下の方に撒いてますが私は毛虫の消毒もなるべくしないのです
彦左
2007/09/19 22:18
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
これは葉も観賞もするもので和洋似あう植物ですね。でも花も綺麗で日当たりの方が花付が良いようです。今あちこちで咲いているのを見かけますよ。
うちは今も藪蚊が凄いです。水道周りは特に多いですよね。蚊の消毒はしないで、蚊取り線香を幾つも焚いています。電池式のもので身につけるのはちっとも効きませんね。お孫さんがいらっしゃるから、蚊にさされると大変でしょうね。桜にもう毛虫がいましたよ。
彦左 さんへ
2007/09/19 23:59
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