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zoom RSS トリカブト(白)

<<   作成日時 : 2007/09/18 21:06   >>

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何年も前から3箇所に地植えで育てていたハナトリカブトの花が、去年頃から咲かなくなった。
ハナトリカブト2005/11/12

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今年もやっと1箇所だけ小さな葉だけが出ているが、ほか2箇所は何時の間にか枯れて絶えてしまった。
そこで今春、また新しい3株を求めて場所を変えて植えて見た。
その中で、プランター植えにしていた白いトリカブトだけが9月を待たずに開花してきた。

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ほか求めたミヤマトリカブトとアコニタム(ハナトリカブト)の青紫色の株は、樹下の半日陰に植えてあるが、株がひょろひょろとして今年は開花しそうもない。
この夏の炎暑でどうも上手く育っていないようだ。

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トリカブトは、自生環境として春には日当たりで落ち葉の積もる軽い湿り気がある場所で、夏は木漏れ日の当る涼しいところを好むようだ。
丈夫で育てやすく、まず枯れることはないと本には書いてあるが、同じ場所を嫌ったのか、または土質の問題だろうか?

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普通、トリカブトの自生のものは青紫の花だが、この白花は初めて育てて開花の初花も楽しみだった。
全体が真っ白と言う訳でなく、縁に薄緑色が残っている。

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調べて見ると、トリカブトは北半球には約300種もある多年草で、国内では北海道から九州まで約30種以上があり、変異が多く、トリカブト属には黄色や白色、紅紫色の花色のものもあるそうだ。
自生のものを何度か見たが、青紫色だけだった。これは外国種なのか園芸種なのか出所が良く分からない。

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育てているこの白花種は、小さい株ながら蕾の付きがよく、花期も7〜8月と早い。暑い時期は花持ちが悪く、早々と種が出来ていた。

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本によると、トリカブトの名前は、雅楽の奏者が錦製の鳳凰をかたどった冠をつけていて、それが「鳥兜」と呼ばれていて、この花の形が鳥兜に似るので「トリカブト」となったそうだ。
仲間のレイジンソウ(伶人草)、オオレイジンソウも同じトリカブト属だが、花の形が雅楽の奏者・伶人の冠に似るので「レイジンソウ」となったそうだ。(山。渓社:野草の名前より)
英国ではヘルメットフラワーとも呼ばれているが、横から見るとうずら豆のようでもある。

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トリカブトと聞くと、あの猛毒のトリカブト?と恐れられ、ましてこれを育てているとなると怪訝な目で見られる事が多い。
だが、キンポウゲ科の美しい花で、毒の少ないハナトリカブトなどもあり、山野草として人気でアコニタムとして出回っている。また、日本に自生する種で「サンヨウブシ」は無毒だそうだ。

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場所的に冷涼な山奥に出かけると、今の時期この青紫の花が咲いているのが見られる。
去年、山中湖の文学の森内ではヤマトリカブトの花が自生していた。
「花に触ると毒に触れるようで怖い」、と同行した人たちが恐怖の目で見て居られたが、花にも葉にも少し毒があるが、地下の塊根には猛毒がある。食べなければ何の問題もない。
春の若葉はニリンソウと似ていて間違えて食べる事があるようだ。

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     <ニリンソウ:2007/4/1撮影>

またアイヌ属が吹き矢の毒として狩猟に使っていたそうで、去年訪れた北大植物園内でも、その毒の研究用としてエゾトリカブトやオクトリカブトなどがあちこちに植えてあった。

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   <去年の北大植物園内:2006/10/17撮影>
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一方、母根は漢名でウズ(鳥頭)、子根はブス(附子)とも呼ばれ、この毒が強心剤や鎮痛薬の原料にもなって薬用植物としても使われる。
使い方次第では毒にも薬にもなる植物だ。

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「秋ちかう野はなりにけり白露のおける草葉も色かはりゆく」(紀 友則)

「うちのぼる多摩の河原にはるかなり秋の紺着る秩父連山」(佐佐木幸綱)

「大いなる『無』の見るかすかなる夢の我の一生(ひとよ)か思えば安し」(高安国世)


<トリカブト(鳥兜)(ハナトリカブト)>
キンポウゲ科トリカブト属
学名: Aconitum chinense     
原 産 地 日本、中国、朝鮮半島
別名:ハナトリカブト(アコニタム)、カブトギク(兜菊)、カブトバナ(兜花)
漢名 烏頭(うず)・附子(ぶす)
英名:ヘルメットフラワー 
草丈: 80〜120 cm
耐寒 温度 -10 ℃


「名を聞けば恐れらるるか鳥兜怪しき白花美しく咲く」」

「真夏日に初花開く鳥兜白き花びら楚々と涼しげ」

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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
白のトリカブトは初めてです清楚な花ですね、山などで見るトリカブトは沢山の花が固まって付いているのが多いですが、この白いものは少し違うのでしょうか、やはり園芸種なのでしょうね。
OSAMI
2007/09/18 21:18
「名を聞けば恐れらるるか鳥兜怪しき白花美しく咲く」」本当そうですね。お〜お〜こわ!ご近所のおばさん先生のところに毎年咲いています。ちょっと日陰の木陰。直射日光は苦手かな?今日も暑かったねえ
はなはな
2007/09/18 22:14
白色のトリカブトも有るのですね。毒が少ないと言われても、薄気味悪い花と思ってしまいますね。
デコウォーカ
2007/09/18 22:47
 一花さんちでは、清楚な白いトリカブトが咲いていますか。白いのは珍しいですよね。僕も山でみるのは、青紫ばかりで白いのは見たことないです。
 「吹く風に当たってさえ、滅却するほどの大の毒」と毒ガスのように「狂言」の「附子」では言われていますが、実際はそんなこともないですよね。
 あの狂言では、附子は黒砂糖でしたから、全部食べても死ねませんでしたねえ。

 うちでも種子から育てたトリカブトが何株か咲きますが、青紫のばかりです。
 上高地でも昨年の尾瀬でも見ましたが、やはり山のは色が濃いですね。
なおさん
2007/09/18 22:55
0SAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
私も白は初めて知って育てました。昔育てた青紫と違って花付が良く、草丈が低いようです。
これよりやはり山の青紫色が印象的で素敵だと思いました〜。
この種は園芸種なのか、詳しいラベルはなかったのですよ。
種が早々と出来ています。
OSAMI さんへ
2007/09/18 23:10
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これって、お隣の山野草好きなおばさん先生も青紫色を育ててらっしゃることでしょうね。日陰の木陰で日光苦手なんですが、綺麗な花を咲かせて人気です。
お〜お〜こわ!!って、根を食べなければどうもないですよ〜^。
毒を利用して漢方として使われているのですよ。

はなはなさんへ
2007/09/18 23:13
デコウォーカさん、こんばんは。コメント有難うございます。
普通は青紫色ですが、白もあるって初めて知って育てました。多分園芸種か何かなのでしょうか?山では青紫だけしか見たことがないですが、やはり普通の人は怖がられますね。白の根にも毒があるのでしょうけど、キンポウゲ科でお花が綺麗ですので、山野草として人気なんです。でも漢方としても使われるものですよ。
デコウォーカ さんへ
2007/09/18 23:19
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。去年から花が咲かなくなって、また新しく株を求めたのですが、白があって珍しいでした。
園芸種か何かでしょうかね。
育てて見ると、草丈が低いし花付がいいですよ。早々に種が出来ています。
種の出来方はキンポウゲ科のバイカオウレンの種に似ていますね。(バイカオウレンは鉢で葉が元気で生きています〜^)なおさんは何時も種からですね〜。そして狂言お好きですよね。「附子」は黒砂糖でしたか?狂言の世界と違って、本物は怖いですね〜。
自然で見る青紫の花が、やはり色が濃くて綺麗なようです^。
なおさんへ
2007/09/18 23:27
狂言だったか、太郎冠者次郎冠者が出てきて隠してあったおいしい物を食べてしまった。という話にブスという毒が使われていたように記憶の片隅にあるのですが、このトリカブトの事なんでしょうかね?
ラフレシア
2007/09/19 09:17
猛毒のイメージが強いトリカブトですね。以前大きな事件があり、それでもっと有名になったのではと思いますが、有毒の物ほど、花って美しいなと思います。それに、仰るとおり毒=薬にもなるのですが、どうしても悪いイメージの方が強くなりますね。 白のトリカブトって初めて見ました。どことなく品があり、いい感じのお花ですね〜。こんなステキなお花達が沢山ある、一花さんちのお庭って広そうですね。羨ましいです。自分は狭い庭でかなり沢山植物を植えたり、蝶の食草、食木なども植えてありましたが、ちょっと怠ると大変なことになり、すっかり気が滅入ってしまいました。今、もっと狭い実家のベランダであれも欲しい、これも欲しい。と言っていた方が気が楽です。
mint
2007/09/19 11:17
アナベルさん。こんにちは〜
久々(ほんとひさびさ)に遊びに来たら「トリカブト」
・・・・ひゃー退散〜(笑)
って、恐る恐るじっくり読ませて頂きました。相変わらず日々更新されているのですね。私なんかブログのカレンダーでどこが灯るかな〜ってゲームが出来そう(大笑)
ヘルメットフラワーってのも面白いですね。
「怪しき白花美しく咲く」にうた音痴の私も納得です。
環ちゃん
2007/09/19 11:58
トリカブト・・・聞いた事がありますが、
こんなお花だったのですね。
「名を聞けば恐れらるるか・・」確かに、お花の名前を聞いたら
このお花の感じが、妖しく見えてしまいました。
chiemi
2007/09/19 16:33
ラフレシアさん、こんばんは。コメント有難うございます。
昔お砂糖が貴重だったので、舐められないように猛毒と偽って隠していたものをウソと見破って食べ、その逆手をとって一計を図った狂言ですよね。「一休さんのとんち話」にも似たものがありましたね。その附子がこのトリカブトの根のことで、風に当たっただけでも死んでしまう猛毒などど言われたのでしょうね〜。8月に青梅の御岳に出かけた時、御嶽神社で昼間、野外狂言でこの附子もやっていましたよ。ガーデニングとして昔、花トリカブトが出回っていましたよ。
ラフレシアさんへ
2007/09/19 21:18
mint さん、こんばんは。コメント有難うございます。
昔の事件でしたが、あれでこの花が有名になり名前を知られましたね。でも最近のガーデニングブームで「ハナトリカブト」が「アコニタム」名として出回っていますよ。(トリカブトだったら売れないかも?)
実際こんな毒を利用する人もいたのですね。あちこちの山奥に行くとこの花が咲いていますが、知らなきゃ自然のものを採って誤って口に入れると怖いですね。毒が有効利用されて漢方にも使われていますのに、可愛そうな花でもありますが、キンポウゲ科ですので綺麗ですよ。自らの命を守るために毒があるのでしょうかね。彼岸花もそうですよね。
うちは都内ですので、広いどころでなく狭い庭なんですよ〜〜。狭い庭なりに、季節を考えて四季折々途切れることなく花が咲くように植えてますよ。
樹木が繁って半日陰となり、この頃植物の育ちが良くありません。鉢が増えて管理が大変ですよ^^。それに藪蚊も凄いし〜。ガーデニング出来るのは春と秋だけで、夏は殆ど水遣りに追われて大変です〜〜。
そちらでは素敵なお庭のプラン立てられてらっしゃることでしょうね〜^
mint さんへ
2007/09/19 21:23
環ちゃん、こんばんは。ホントお久〜ですネ?今年の猛暑、環境大臣として、相変わらず省エネで頑張られましたか??夏痩せもなく?お元気そうですネ〜。地震・雷でなく、トリカブトぐらいで恐れていたら駄目よん〜〜。環ちゃん立派な??親父でしょう??
ボケ防止のために一応毎日更新していますが、ネタが切れないもので〜〜。
でも、ボケが進んで進んでタイプミスはあるわあるわ〜。本でも見た方がボケ予防と思って見ると、何時の間にかグーグー寝ていて、睡眠剤よりよく効くのよん。
そっちは、ブログよりまた環境問題勉強中なんでしょうね??そろそろテストでもあるのではあ^りまへんかぁ?外人さんには、ヘルメットに見えるようよ。日本人には雅楽奏者被る冠の鳥兜に見えるそうで〜〜。「怪しき白花美しく咲く」でしょうかね?「美しく咲く」と「く」が続くようですが。。相変わらず歌は下手でして^^困ってますワヨ。
環ちゃん へ
2007/09/19 21:26
Chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは山奥でよく見られる花なんですよ。先日出かけた、河口湖富士ビューホテルの山野草園内ではまだ蕾でしたが、植えてありましたよ。キンポウゲ科で本来は青紫色の花でとても綺麗です。
ガーデニングとしてハナトリカブトが「アコニタム」ラベル名で出回っていますよ。名トリカブトと名前だけ聞けば怪しい感じの花ですが、お花自体は妖しい魅力を持っていますよね。
chiemiさんへ
2007/09/19 21:30
一花さん、私はトリカブトというとこんなに種類があるとは知りませんでした。トリカブトは猛毒だと知っていますが、すべてに毒があるのでしょうか
ハナトリカブトは本当に可愛い花ですね。白いのが素晴らしいです。
彦左
2007/09/19 22:27
トリカブトと見てギョッ!としましたよぉ〜!
猛毒だけが頭に浮かびましたよ〜!サスペンスをよく見るのでね…♪
無毒もあるのですね〜!なあるほどね、良かったです!
花色はとてもきれいね。葉はシュウメイギクにも煮てるかしら…?

meushiちゃん
2007/09/19 23:30
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。トリカブトは主に根に猛毒があると書いてあり、葉も花も少しあるようですが、舐めたり食べなければ大丈夫のようです。
ガーデニングとしても出回ってますので、他にも毒の植物はありますね。
これは園芸種なのか綺麗ですが、これも毒があると思います。小さいお子さんのいらっしゃる所では要注意ですね。
彦左 さんへ
2007/09/19 23:47
meushiちゃん こんばんは。コメント有難うございます。
みなさん、名前を聞いてギョギョギョーとなさるみたい。でも綺麗な花で山野草として人気なんですよ。これは少し毒が少ないかも?
ガーデニングとしても出回っていて、名前がトリカブトでなく「アコニタム」と学名で変装して出ています。サスペンス面白いですか??
葉はピンポン♪、同じキンポウゲ科のシュウメイギクに似ます〜〜。
meushiちゃん へ
2007/09/19 23:51
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