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zoom RSS キバナアキギリ(黄花秋桐)

<<   作成日時 : 2007/09/22 21:40   >>

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去年、苗から求めて地植えで育てているキバナアキギリに花が咲いてきた。

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この植物は場所的に半日陰を好むので、樹下に植えていたら冬場地上部が枯れてしまって、定着せずに駄目だったと思っていた。
春になって忘れた頃にまた新しい葉が出て、キバナアキギリだったと思い出した。
暖かくなってどんどん葉が増え、9月になって花穂が次々と出てきた。

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キバナアキギリは本州から九州の山地の林の中に広く自生するシソ科アキギリ属で、日本原産のサルビアとして学名は、Salvia nipponicaとある。

『アキギリ属とは、シソ科の属の一つで、中南米やヨーロッパを中心に世界に約900種が分布し、サルビア、セージがこれに含まれる。日本語では、アキギリ属のうち、観賞用のものをサルビア、薬や香辛料として使用できるものをセージと言って区別している場合が多い。また、最近ではアキギリ属のことをサルビア属と言うことも多い。』とフリー百科事典『ウィキペディア』にあった。

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普通の外国産のサルビアを今迄色々植えて育ててきたが、サルビア・ガラチニカとチェリーセージ以外、何故か宿根として庭に定着しなかった。今またサルビア・ガラニチカとチェリーセージが庭で咲いている。
サルビア3題(チェリーセージ・サルビア・ガラニチカ他)

このキバナアキギリは葉の縁に切れ込みのあるほこ型で、サルビアの葉には似ていないが、花穂がサルビアの花の咲き方とよく似ている。
サルビア特有の匂いがあるかと嗅ぐと、葉は無臭で、花に少し優しい香があるようだ。

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花はシソ科特有の唇弁形で大きく口をあけているように見え、紫色が混じっていると思ってカメラズームで撮って見ると、オシベとメシベの花色のようだった。
花びらの真ん中に紫色をして見えているが、これは花粉が付かないただの飾りのオシベの下の一部で、本当の花粉を持ったオシベは花の上唇部のメシベの近くにあった。メシベは花の上唇の先から長く伸びた紫色の髭のように見えている。
これも虫の注意を引くためのようだ。

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キバナの付かない「アキギリ」というものもあるが、山野草の本で見ると花色の濃い紅紫色のものを指し、中部から近畿の山地に自生するとある。
花が桐の花に似ているのでアキギリ(秋桐)となり、こちらは花色が黄色なのでキバナアキギリとなったとある。
またこれは7〜8月の茶花の花材ともなるが、長野、群馬県の一部には葉が心臓形で花の色が黄色いシナノアキギリというのもあるようだ。

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このキバナアキギリはあちこちで自生しており、今年8月下旬には、御岳の山中に咲いているものを見かけた。花期的に8月から10月とありひとつの花自体は花期が短いが、次々と咲いてきている。

この他に白花や桃色、斑入り葉なども山野草として出回っているが、海外種か園芸種なのだろうか?
同じシソ科アキギリ属にアキノタムラソウも(秋の多紫草)もあが、これはあちこちの草薮でよく見かける。
アキノタムラソウ(植物園へようこそさまHP>

「仕事着のあなたが素敵なのでしたアキノタムラソウ咲けば想わる」(鳥海昭子)

「サルビアは咲き荒れゆかむ草のひかり帰り来て残りの秋明るきを」(近藤芳美)

「サルビアの小花散りしく黒土のうるほふごとき夕べとなりぬ」(尾崎左永子)


<キバナアキギリ(黄花秋桐)>
シソ科アキギリ属
学名:Salvia nipponica
自生地:本州・四国・九州
花期8〜10月
草丈:20〜40cm:
多年草

※アキギリ(秋桐):本州の中部から近畿地方、花色:紅紫色


「思わずも黄花秋桐樹下のもと葉の出で花穂数本の立つ」

「ほのかなる香りを持ちて日本産サルビア黄色のわが庭に咲く」

「サルビアの緋衣草の消えし庭黄花秋桐花穂明るむ」

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんちは、今日はおとなしい色あいのキバナアキギリですね。多摩や奥武蔵あたりの山でも見ますし、武蔵丘陵森林公園の雑木林でも自生が見られます。ほんとうにおとなしい色あいで、雑木林のなかでは、あまり目立たない色ですが、そこがまたよいのですね。
 うちではいただいたアキギリの濃い紫のがありますが、今年はどうでしょう。地植えにしたのですが。

 アキノタムラソウの方は、Salvia japonicaですし、学名も面白いですね。

 ある地方では、このキバナアキギリの新芽を山菜にもする、と聞いたことがあります。ムコナカセという方言名もあるのだとか。面白いですね。
なおさん
2007/09/22 21:57
なおさん、こんばんは。ご多忙な中、コメント有難うございます。アキギリは手近の山で自生が見られるものなんですね。御岳で8月に見たのですが、花付がそんなに良くなかったです。黄色というよりクリーム色の優しい色ですね。以前なおさんちで紫色を見せて戴きましたが、地植えされましたか?
うちもこれは半日陰ものでしたので、地植えしたら良かったですよ。普通のサルビアを色々植えても駄目なので、日本産のこれは相性が良さそうです〜。今、白花と青花を注文中ですが、届いた頃は花が終わっているかも知れません。アキノタムラソウも同じシソ科アキギリ属で、これはSalvia japonicaでしたか?白花もあるようですね。
キバナノアキギリの新芽は山菜ですか?さっき葉を齧ったら、不味かったですよ〜〜。何故ムコナカセなのでしょうね?
なおさんへ
2007/09/22 23:40
「仕事着のあなたが素敵なのでしたアキノタムラソウ咲けば想わる」(鳥海昭子)なんか素敵ですね。こういう関係がいいですね。ちょっと泪ポロ!「サルビアの緋衣草の消えし庭黄花秋桐花穂明るむ」l季節の移り変わりは、庭の断片の変化、庭の変化を日々感じたいですね
はなはな
2007/09/23 06:34
キバナアキギリが綺麗に咲きましたね、この花は昨日宇都宮の近くの低い山に登ったとき、植林の中の登山道の近くに沢山咲いているのを見ましたが、この花は少し湿度のあるところが好みのようで、条件の良いところでは群生しているようでした。
OSAMI
2007/09/23 14:02
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
鳥海さんの歌、何時も素直に日常の何げない事を詠ってらっしゃいますよね。「仕事着のあなたが素敵」って、ちょっと泪ポロ!でしたか??やはり男性は奥様にそんなに言われて見たいでしょうね??
飾りけのない普段の姿で、アキノタムラソウも野に咲いて楚々としていますので、そんなイメージがありますよね。
うちは年々庭の様子が変わっていって、昔の写真を見るといろいろな明るい花が咲いていたのですよ。今では庭は樹木だけが繁って落ち葉だらけです〜。日陰者になったみたいです・・・。
はなはなさんへ
2007/09/23 18:56
0SAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
昨日は宇都宮の山にも登られて、その後巾着田へお出かけでしたか?
この花は、やはりあちこちの登山道で普通に見られ、丈夫で群生するのでしょうね。
湿り気がある所が好みのようで、うちもこちらに植えた場所は少し湿気っぽい場所です。山野草として、白花、紫、桃色、斑入り葉なども出回っていますよ。
外国のサルビアは日当たりで赤く咲くイメージですが、日本産サルビアは日陰っぽい感じですね〜。外国産と比べて、此処で来年も増えて咲いてくれるかもしれません。
OSAMI さんへ
2007/09/23 19:01
一花さん、 キバナアキギリ(黄花秋桐)大変面白い形の花ですね。見るのは初めてです。いつも珍しい花々を見せて頂いてます。順次咲いて満開は綺麗でしょうね。
彦左
2007/09/23 20:26
キバナアキギリはアキノタムラソウと同じ仲間で、良く似ていますね。私も昨年香貫山で見ているのですが、今年は未だ見ていません。半日陰の場所に咲いていましたので、其処を確認してみようと思います。
デコウォーカ
2007/09/23 22:14
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
キバナアキギリは私も小さい頃は知らなかったです。本と画像で見ただけですが、去年初めて実物を見て、またこうして手元で求めて育てています。
日本のサルビアとして花がサルビア似ですが、半日陰で湿気を好むようです。他に白、紫、桃色なども山野草として出回っていますよ。花穂がたくさんあって、次々開花して有難いです〜。

彦左 さんへ
2007/09/23 23:38
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有難うございます。
キバナアキギリは今年初めて育てて、しげしげと花を見ました。そしてこのオシベにもお洒落な飾りがあるようでした。アキノタムラソウも同じシソ科の花ですが草丈があってこれもサルビア似でしたね。
どちらも同じアキギリ科でキバナアキギリは学名がSalvia nipponicaでアキノタムラソウはSalvia japonicaだそうで、面白いですよね。
これは普通のサルビアと違って、半日陰で湿り気のある場所が好きです。去年ご覧になられたのですか?今年もそちらでも咲いていればいいですね。
花色も山野草としていろいろ出回っていますよ。

デコウォーカ さんへ
2007/09/23 23:43
キバナアキギリ(黄花秋桐) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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