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zoom RSS シモバシラ(霜柱)

<<   作成日時 : 2007/10/15 19:24   >>

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今春5cmほどのシモバシラ(霜柱)の苗を山野草の店で春に求め、庭に地植えしていた。
今年の開花は無理だろうと思っていた。何気なく葉の中を覗いたら、10月初めに小さな蕾が幾つか出来ていた。

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その後、白い初花が幾つか咲いてきた。

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小さな株なのに葉は柔らかくて美味しいのか、既に虫が所々を食べている。

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これは関東以西の本州から九州まで分布する日本特産種だそうで、学名にもKeiskea japonicaと日本人の名前が入っている。
山地の林の中や森蔭に自生するシソ科シモバシラ属だが、小さい頃見た事がなかったようだ。

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白い小さな花は1センチにも満たないが、長い蕊が飛び出してはっきりしている。普通花が偏って咲くが、我が家のものはまだ小さいので四方に咲いている感じだ。
シソ科のテンニンソウにも似るが、テンニンソウは花穂が四方に出て花が少し地味のようだ。

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シモバシラは雌雄異株だそうで、先に花粉がついて見える雄蘂が長くて目立つと雄花で、雌蕊が長いと雌花だそうだ。
画像では蕊の先が二つに分かれている雌蕊が短く見えているので、うちのものは雄株だ。

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名前の由来は、冷え込んだ初冬の朝に茎の根元に氷の結晶が出来て、これを霜柱に見立てられたそうだ。
シモバシラの霜柱:まなびの杜さまHP

高尾の山では登山道の林の中にシモバシラの植物が多く見られるそうで、この冬枯れの茎に氷の霜柱の花を咲かせていて有名だそうだ。
今迄本やネット画像でしか見た事がなかったが、これは10月6日、高尾の野草園でも大株の満開の花をたくさん見てきた。ここの花はしっかりと偏って咲いていた。

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          <シモバシラ:高尾山野草園:2007/10/7撮影>
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霜柱はシモバシラのほかに、カメバヒキオコシ、カシワバハグマ、アズマヤマアザミ、セキヤノアキチョウジ、テンニンソウなどにも見られるそうだ。

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         <テンニンソウ:高尾山野草園:2007/10/6撮影>
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我が家で去年まで咲いていたセキヤノアキチョウジは今年も葉が出ていたが、夏場過ぎて見たら残念ながら株が消えてしまっていた。
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁子)2006/10/13

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         <セキヤノアキチョウジ:高尾山野草園:2007/10/6撮影>

なお、霜柱の出来方は、枯れた茎が割合に丈夫で毛細管現象により水分を吸い上げ、それが凍るために体積が増えて茎の一部が裂ける。根から吸い上げた水はその裂け目から外に流れて冷え込んだ朝に帯状の霜の結晶が出来るそうだ。
我が家の小さなこのシモバシラにも、冬場に本当の霜柱が出来るだろうか?

10月初めの高尾の山はまだ緑深く、色々な野草が見られた。

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        <高尾山にて、2007/10/6撮影>
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「秘めやかに思い深める昨日今日アキチョウジ咲くうつむきしまま」(鳥海昭子)

「いろいろの虫の音ながら移しきて花野の秋をしめし宿かな」(村田春海)

「我が宿は秋の花野と成りななむ夕露わけて月のかげ見む」(加納諸平)

「単純に生きたかりけり花野行く女童ひくく遅遅と歩みて」(前登志夫)


<シモバシラ(霜柱)>
学名:Keiskea japonica
シソ科、シモバシラ属
花期:9〜10月
自生地;関東以西から九州(山地の木陰)
花の付き方:花穂の片側
草丈:40〜90cm
 
「丈低き虫食いの葉の霜柱初花白く秋深き庭に」

「秋の野に野草それぞれひっそりと誰待つともなく咲き満ち匂う」

「飛び交いてしじみ蝶二羽黄の花に長く留まる秋の野の中」

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コメント(18件)

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 一花さんちでも清楚なシモバシラが咲いたのですね。枯れ茎の氷柱もそうですが、。花もシモバシラを連想させるような白い小花ですよね。
 見たところ、まだ短い花穂ですが、来年はもっと沢山咲くようになりますね。うちでは、鉢、庭と育てていますが、庭の方が手間いらずですね。

 テンニンソウ、ミカエリソウは神代植物公園の野草園や流れの野草園にもありましたね。
 いちばん下のはダイコンソウの花ですか。面白いですね。
なおさん
2007/10/15 21:21
「秘めやかに思い深める昨日今日アキチョウジ咲くうつむきしまま」(鳥海昭子)「秋の野に野草それぞれひっそりと誰待つともなく咲き満ち匂う」誰待つも無くひっそりと咲く花たちよ、うつむき加減の花達よ、そのつつましさがなんとなく好きです。そんな感じがお二人の歌に感じます
はなはな
2007/10/15 21:50
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今年の霜柱の開花は無理と思っていたら、思わずも開花してくれてラッキーでした。傍でまじまじと見ると蕊が長くて綺麗な花なんですね。シソ科の葉が虫には美味しいのでしょうね。来年は大株になってくれるでしょうか?地植えですので花もたくさん咲いてくれると良いのですが。
テンニンソウとミカエリソウ、神代でも見ましたが、高尾の野草園の方が種類と数がありましたよ。追い追い少しだけうちの山野草の開花と一緒にアップしますね。黄色い花は水辺に咲いていてキンポウゲ科のキツネノボタンだと思っていましたが、花期と葉が違うようですので、園芸種でないバラ科のダイコンソウのようですね。なんだろうか?と思ってました。名前有難うございます^。
なおさんへ
2007/10/15 22:44
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
アキチョウジはシソ科で山薄荷に似ていますが、筒状の花が下向きで、セキヤノアキチョウジに似ますよ。セキヤノアキチョウジは関東と中部地方に分布しているそうです。去年まで開花していたのですが、なぜか今年の夏に突然消えました。
秘めやかに俯いて咲いて思いを深めているような秋の紫の花ですよね。
高尾の秋の野には野草がいろいろ咲いていたのですよ。誰に見せようともなく咲き満ちて匂うようでしたよ。野草は園芸種と違って、慎ましやかな咲き方で趣がありいいですよね。
はなはなさんへ
2007/10/15 22:47
シモバシラのクローズアップ、すばらしいですね。私も先日はじめて見ましたが、白の花穂に魅了されたばかりです。お手元にあるなら厳冬期の霜柱がついたところをぜひ一枚お願いします。
目黒のおじいちゃん
2007/10/16 06:22
おはようございます。
シモバシラ、見たことも聞いたこともないお花でした。
基本的には山野草に入るんですね。
お花の世界も、奥が深いです。
楽しみながらアップされてるのが、よくわかります。
昭和のラビット
2007/10/16 06:52
シモバシラが家で咲いていると素晴らしいです、花も可愛いですが冬の霜柱が楽しみですよね、山のものや植物園のものはそのタイミングが難しいですが、家だと冷え込んだ朝に一寸覗いてみることが出来て良いなと思います。
OSAMI
2007/10/16 09:52
シモバシラと言うお花は、最近知りました。
ほんとうに、可愛らしく可憐なお花ですよね。
山野草は、ほとんど育てた事がないので、とても勉強になりました。
chiemi
2007/10/16 10:41
今年の2月高尾山を歩いていてこのシモバシラを見ました。所々に白いものがあったのです。よく見ると茎から氷の結晶が噴出したようについていました。
他にもこのようになる植物があるそうですが面白い不思議な現象ですね。
ミニミニ放送局
2007/10/16 11:44
目黒のおじいちゃん こんばんは。コメント有難うございます。
この花は穂立ちして白く、遠目にも名前のように霜柱のようですよね。
蕊が長くて、テンニンソウやミカエリソウとも似ていますが、こちらが可愛いですね。偏って咲くのも不思議です。極寒の冬場に出来たら、是非とも写してみたいものです〜。
目黒のおじいちゃん へ
2007/10/16 20:14
昭和のラビットさん、こんばんは。コメント有難うございます。
これは分布が関東以西から九州の地方だそうで、暖かい所に生えて、そちらでは見られないお花でしょうね。山にあるので山野草扱いされていて、山野草の店で求めましたよ。高尾の山にはたくさん生えているそうですが、野草園内で見ました。園芸種は見慣れていますが、これは日本特産だそうで、山野草も奥が深く、意外と綺麗でユニークなお花が多く、ネーミング共々魅了されますよね。
昭和のラビットさんへ
2007/10/16 20:17
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
まだ小さな株で花も少しだけでしたが、嬉しいものですね。
これにも霜柱が出来るものでしょうか?と期待してしまいます。
2月に神代でこの植物を見ましたが、朝には霜柱が出来ていたそうですが、見たのが午後でしたので、もう溶けてしまっていました。
シソ科の植物で、本家の枯れたシソの茎には出来ないものでしょうかね???
OSAMI さんへ
2007/10/16 20:19
Chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
山野草の名前は面白いですよね。これに霜柱って名前を付けた方は、花穂の白いイメージを霜柱に見られたのでしょうね。アップで見ると蕊が長く綺麗ですよ。
山野草は花の名前も素敵だし、洋花の明るいイメージと違って風情があり、奥が深いようです〜。そのうちお好きになられるかも知れませんね。
chiemiさんへ
2007/10/16 20:20
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。今年の2月に高尾で、シモバシラの霜柱をご覧になられたのですか?高尾のものは有名だそうで感激なさったことでしょうね。シソ科のもので他にも霜柱が出来るようですが自然の現象は面白いですね。このシモバシラが高尾にはたくさん生えているようですが、野草園で見ました。
シモバシラとこの植物の名前に付けた方も偉いですよね。うちでも出来るといいのですが・・
ミニミニ放送局 さんへ
2007/10/16 20:23
一花さん、またまた シモバシラ(霜柱) ってタイトルで早霜柱が出来たのかと思いまして吃驚しました。こんな名前の花も有るのですね。本当に何でもござれの一花邸ですね。そういえば先日何か忘れましたが花の名前を検索していたら一花さんのブログが出ました。
彦左
2007/10/16 21:34
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
今日は寒かったですね。そうなんですよ〜霜柱って植物の名前なんですよ。
山野草として皆さんご存知の方が多いようです〜。実際に根元に霜柱が出来るようで、それが出来るか楽しみなんですよ。
あらら^ネットで名前が出ましたか?皆さん出てこられてますよ。
それより彦左 さんは地方の新聞でも有名な方なんですね〜。
彦左 さんへ
2007/10/16 23:20
ええっ!シモバシラも雌雄異株だったんですか?またまた悩み(楽しみ?)が増えた。今まで撮った画像をもう一度、見返して見ます。ダメな時は、まだ香貫山に咲いていますので観察してきましょう。ご自分の花壇にシモバシラが有るのなら、寒い朝に霜柱が見られるかも知れませんね。霜柱が見れる様に祈念しています。来年はもっと大きな株になる事も祈念しています。
デコウォーカ
2007/10/17 00:20
デコウォーカーさん、こんばんは。夕べ遅く、こちらまで3件もコメント有難うございます。そうなんですよ〜〜。そちらで花をアップされてらっしゃいましたが、何時もの雌雄のお話がなかったのですよね。今回は蕊の観察もなかったし〜〜、ご存知なかったのですね。画像は蕊の様子があまり良く写ってないようでしたよね。また再度観察されて雌雄株揃えて見えてください〜。
寒い朝に霜柱が出来ていてもしっかり写真が撮れればいいのですが。。なにせ寝坊で、特に寒い朝は外に出たくもないものですよネ。しっかりと今年は頑張って観察します〜。来年もうまく育って株が大きくなってくれればいいのですが、肥かけて?期待です。
デコウォーカ さんへ
2007/10/17 17:39
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