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zoom RSS ホトトギス2種

<<   作成日時 : 2007/10/19 16:39   >>

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地植えしているホトトギスが開花してきた。
ホトトギス2005/10/16
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昔、花壇の2箇所に植えていたら、サクラとヒメシャラの木が大きくなってきて半日陰となり、何年もの間に地下茎を伸ばして株がどんどん増えて群落をなしてきた。
これだけは余りにも蔓延って間引いている。

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昔花屋で求めたものだが、銘のない普通のタイワンホトトギスのようで茎の頂部で枝分かれして咲いており、どの葉の付け根にも花がつき、花付きが非常によい。
毎年枝も長く伸びて大きくしな垂れて邪魔となるので、5月頃に短く切ってみるが、それでも長くなって地表を覆っている。

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名前の由来は花びらに鳥のホトトギスの胸毛や尾羽の点に似ているからだが、花のホトトギスは杜鵑草の漢字が使われる。
花の造りを見ると雌蕊の花柱が際立って高く、天辺の柱頭と呼ばれる所は3裂している。
トケイソウの雌蕊も似たような感じの造りだ。
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        <トケイソウ:2007/8/26:昭和記念公園>
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          <雌蕊の様子>
ズームで撮ると雌蕊の柱頭縁に小さな透明の粒粒が付いて蜜でも出るのだろうか?べとべとはしていなかった。
花の基部は黄色い模様があり、赤い斑模様とコントラストをなして虫を惹きつけるのかも知れない。

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花の裏側は丸っぽくて短い距と呼ばれるものがあり3裂している。本によるとここに昆虫誘惑用の蜜が溜まっているそうで、舐めてみたら甘かった。花の中を裂いて見てみると雌蕊の下に緑色の種のようなものがもう出来ている。

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これは冬場には枯れて、春先に新しく出てきた葉には油をたらしたような濃い点模様が入っており、別名「油点草」とも呼ばれているが、成長とともに葉の斑も消えてしまっている。

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ホトトギス名がつく植物の花を見ると、このホトトギスのように上向きのもの、キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)のように下向きの2つのタイプに分かれ、日本には10種程が自生しているそうだ。

昔地に下ろしたら白花種や黄色、キイジョウロウホトトギスは上手く育たなかった。
また去年から鉢植えで育てているキイジョウロウホトトギスは、今年もう花が終わってしまった。斑入り葉の白は他の場所に地植えしたが、こちらは花後に種が出来てまだ花も咲いている。
ホトトギス白花:2005/10/04
ホトトギス2種(キイジョウロウホトトギス、白花種)2007/10/08
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               <斑入り葉白花種>

宿根として翌春新しい株がでてくるが、種でも挿し芽でも容易に増えて栽培しやすい植物だ。
特にこのタイワン産のホトトギスは生育旺盛で丈夫で困るくらいだ。
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またタイワン産の交配種として、花色が青っぽい「青竜」という銘のものを3年前から求めて地植えしていた。去年の花付が悪く今年消えたと思っていたら、しっかり今年出てきて花を咲かせてきた。
                 <タイワンホトトギス:青竜>
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             <左:青竜>
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これも茎の頂部で枝分かれして咲いてるが、葉の付け根からは花が咲いていない。花も葉も幾分小ぶりだ。
ホトトギス青竜2005/10/22
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      <タイワンホトトギス:青竜>


「夕ぐれに弱くさびしくあらかじめ夜寒をなげく山のこほろぎ」(与謝野晶子)

「鈴虫の声みだれたる秋の野はふりすてがたきものにぞありける」(藤原敏行)

「春はただ花の一重に咲くばかり物のあはれは秋ぞまされる」(詠み人知らず)

「むかし思ふ草の庵の夜の雨に涙な添へそ山郭公」(藤原俊成)

「はなびらに血の斑散らしてほととぎす」(沢木欣一)

<ホトトギス(杜鵑草)>
ユリ科ホトトギス属
学名:Tricyrtis hirta
開花期;9〜10月
分布地: 関東地方以南、四、九州 台湾
生育環境:半日陰

「不如帰の吐きし血かとぞ見る花の斑模様著(しる)し草蔭のなか」

「不如帰鳴く音途絶えて庭隅に咲き群れている杜鵑草のはな」

「秋の日の夕暮れ早く寂しくて杜鵑草の花樹下に賑わう」

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
一花さん、なるほどホトトギスって鳥のホトトギスにイメージが似てますね。
大変面白い咲き方のはなです。それにしても蕾はすこぶる可愛いですね。パッと開きますか、じんわり開くのでしょうか。実際に見たことがないですね。
彦左
2007/10/19 20:25
タイワンホトトギスの色々の画像楽しく拝見しました、透明の粒粒というのはマクロ的に見ないと分からないと思うのですが、とても面白い形になっているのですね、勉強になりました。
OSAMI
2007/10/19 20:36
これで、今年ブログアップしたホトトギスは4種類になりますか?色々のホトトギスが一花花壇にはあって賑やかですね。花を拡大して貰って構造が良く解りました。密袋が面白い所に有りますね。メシベの構造はトケイソウに良く似ていますね。所で、オシベは何処に有りますかね?後で、ネットで私も調べてみますが。
デコウォーカ
2007/10/19 22:18
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
私はまだホトトギスを実際に見た事がないのですよ。真っ赤な口の奥を見せて鳴き続けるのだそうで、血を吐いているように見えるようですね。それで花びらも赤い血の斑点模様に見る方もいらっしゃるようです。
雌蕊が変わっていますよ。蕾からは、じわ^^と開花してくるのですが、撮影したものは半蕾が写ってなかったですね。どれも蕾と開花のものしかないですね。
彦左 さんへ
2007/10/19 22:41
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
うちのタイワンホトトギスは他所と比べて開花の時期が遅いようです。ちょっと晩生でしょうか?
マクロ画像で撮ると、模様や形に特徴があって面白い花ですね。透明の粒粒は今回初めて気がつきました。何でしょうね?下の距から吸い上げられた蜜でしょうか?でもべとべとしていなかったのですよ。
OSAMI さんへ
2007/10/19 22:44
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ホトトギスのこれは地植えですが、樹木が増えて半日陰が多くなった庭に馴染んできたようです〜。やはりキイジョウロウホトトギスは難しいですね。
山里の貴婦人で上臈でしたので、うちには馴染まないようです〜。
雌蕊が飛び出してトケイソウに似ていますね。何故飛び出しているのでしょうか?面白い造りですよね。オシベは雌蕊のすぐ横にある6つ大きなもので葯が大きいものですね。トケイソウも同じように大きいのですね。下から2枚目の画像が一番はっきりしています。6、7枚目の画像では紫っぽく見えていますよ。
デコウォーカ さんへ
2007/10/19 22:45
「秋の日の夕暮れ早く寂しくて杜鵑草の花樹下に賑わう」 いつも一花さんの探求心にはびっくりします。舐めてみたのも細かいフォトもね。秋は日が落ちるのが本当に早い、日のでは遅い、ちょっと花を楽しむ時間が少なく残念です
はなはな
2007/10/19 22:50
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
秋の日暮れが早くて、この頃寒くなりましたね。庭もすぐ暗くなりますよ。早起きされても、日の出も遅くなりましたか?花を楽しむ時間少なくて残念ですね〜。お花も段々少なくなって紅葉が始まってきていますね。この花は面白い形で、一体どうなっているのか興味がありますよね。
今日は夕方から雨でしたが、明日は晴れでガーデニング日和ですね。頑張って宿根の庭いじりされてください〜。
はなはなさんへ
2007/10/19 23:08
 一花さんちではタイワン系のホトトギスが2種咲いているのですね。上のは本当に丈夫でよく殖え、花つきも見事ですよね。

 青龍は、一花さんのように?気品があり、やさしい風情の花ですよね。うちでも奈良の方にいただいたのが咲いています。やさしい姿の割に、こちらもよく殖えますね。庭植えと鉢植えで育てています。
なおさん
2007/10/20 00:05
一花さん、こんにちは。
私のブログに書き込みをいただき、ありがとうございました。
一花さんは、山野草が大好きなのですね。
これからもよろしくお願いいたします。
高岡俊哉
2007/10/20 07:30
ほととぎす、お茶花として有名ですが、今では何処でも咲いているそんな花と化していますね。我が家でもたくさん咲き始めています。
ほおっておくと、すごい勢いで蔓延しています。今年3回ほどぬきましたが、今又蔓延っています。一花さんのブログ上でお花をじっくりみさせていただいているのですがこうしてみると、なかなかおもしろくていいお花ですね。後で庭に降りてじっくりと私も観察してみます。
真っ白なホトトギスを咲かしている家を見たことあります。
ほしいな、と思っているのですが、なかなか見当たりません。
にりんそう
2007/10/20 11:37
なおさん、こんにちは。夕べ遅くコメント有難うございます。
毎年地植えでほかの植物を犯して邪魔になるくらい生えて間引いています。丈も長くて困りものです。丈夫過ぎるもの嫌われますね。
清竜は枯れたと思っていたら、律儀に出てくれてラッキーでした。
これも丈夫でしょうか?小ぶりで優しい感じですね。鉢だと管理が大変ですね。
なおさん へ
2007/10/20 15:01
高岡さん、こんにちは。こちらにコメント有難うございます。
私は洋花も山野草も何でもお花は好きなんです。
山野草を育てるって難しいですね。スミレイワギリソウも地植えで、他何でも上手に育ててらっしゃいますね。これからも色々教えて下さいませ〜。
よろしくお願いしますね。
高岡俊哉さんへ
2007/10/20 15:04
にりんそうさん、こんにちは。コメント有難うございます。
ホトトギスの花、余りにも元気ですね。そちらでも蔓延って3回ほど抜かれましたか?
丈夫過ぎて増えるのも嫌われますね。増えて欲しいものは消えるし。。
白は山野草の店で求めましたよ。普通の園芸店でも出回っているかもしれませんね?通販でも出回っていますが、苗の状態が判らないことがありますね。
手に入るといいですね。
にりんそうさんへ
2007/10/20 15:05
ホトトギス。。。
ブログをして、初めて知りました。
不思議なお花です。でも、意外と小さく可愛らしいのだと、
本物を見て思いました。
明日は、いよいよ大仕事です。ゆっくりお風呂に入って、
早めに支度をし、休もうと思います。頑張ってきますね。
chiemi
2007/10/20 19:40
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ホトトギスはブログでお知りなられましたか?
赤い斑入りで独特の顔つきですよね。山野草として人気ですが、これは台湾産で丈夫ですよ。実物は意外と小さいのですよね。今日も出かけた先で、小さなポット苗で売ってましたよ。
明日愈々ですね〜。大変でしょうが、準備万端整われたご様子。後は心の問題とかでしたね。早めに休まれて、明日に備えて頑張ってくださいね。お天気のようで良かったですね。
chiemiさんへ
2007/10/20 22:19
我が家のホトトギスも盛りを迎えています。一花さんの解説を読んで理解を深めました。
柄にしても形にしてもユニークな花ですね。
ミニミニ放送局
2007/10/25 21:33
ミニミニ放送局 さん、こんばんは。25日にコメント頂いて有難うございます。都合でお返事遅くなりました。
うちも今満開で枝枝に咲きこぼれています〜。今回はズームで撮って見ましたが、デジカメ様のお陰で肉眼で見えないものまで見えて有難いです〜。
雌蘂が盛り上がって、また花の斑模様も独特ですよね。
ミニミニ放送局 さんへ
2007/10/29 19:44
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