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zoom RSS ハナトリカブト

<<   作成日時 : 2007/10/29 19:46   >>

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トリカブトの中でも栽培種として花屋で出回っているハナトリカブト(花鳥兜)。
別名の「アコニタム」のラベル名でよく見かける。

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今年初めて育てた白花トリカブトは9月中旬には満開で、今はもう種が出来ているが、一昨年のハナトリカブトの開花は11月だった。
トリカブト(白) 2007/09/18
ハナトリカブト2005/11/12

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            <白花トリカブト:2007/9/21撮影>

今までハナトリカブトを庭の3個所に分けて植えて何年も花を咲かせていたが、去年から株が細って花が咲かなくなった。半日陰だった場所だが、日蔭が増えた所為か肥料の関係かも知れない。

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このハナトリカブトは今年株で求めて、また別の花壇の中に植えたものだ。

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トリカブトはその猛毒ということで、名前を聞いただけで恐れられているが、青紫の美しい植物で、山に自生するヤマトリカブトは鑑賞に十分足り、茶花にもなっている。

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ヤマトリカブトは長さ3センチ位だそうだが、ハナトリカブトは長さ4センチはあり直立して花を枝先に咲かす。花と見えているものは全てガクで、これもキンポウゲ科の特質を持つ。

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<横から花弁の距の様子>

花は5枚のガク片からなり、上の僧帽形を外して中を覗くと、距のある曲ったもの2つがあるが、これが花弁だそうだ。多数の雄しベの中に長く見えているのが雌しべだ。

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               <花弁と蘂の様子>

花の名前の由来は、兜状のガクの内側に小鳥に似た形の花弁があり、それで鳥の兜の花名になったという説と、烏帽子に似ているのでトリカブトの名がついたという説がある。

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日本の本州中部以西に自生して基本種として30種類が知られるが、神奈川、静岡など普通低山で見かけるのはヤマトリカブトが多いようだ。山の自生のものは9月中旬頃には開花してあちこちで見かけた。

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               <根の様子>
    
塊茎はアルカロイドを含み、この毒は、フグ毒に次ぐ植物界最強の猛毒といわれ、激しい神経麻痺作用をもっていて昔から毒矢などに利用されていたそうで、アイヌでは熊を射るのに使っていたそうだ。


先日出かけた白老のアイヌ民族博物館の小さな薬草園には何故か見かけなかったが、北大の植物園では研究の為にたくさん植えてあった。今年は時期的に去年より10日程遅かったので、花が終りに近かった。
北大の園内の北方民族植物標本園・草本分科園にはエゾトリカブト、オクトリカブトほかトリカブトが系統保存されていたが、杉野目元学長はトリカブトの毒の成分「アコニチン」の化学構造式を解明されたそうだ。

なお、10月7日出かけた高尾の野草園内でも咲いていたが、ヤマトリカブトだろうか?もう今では花も終わっているかも知れない。

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<高尾野草園内にて:2007/10/7撮影>
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この若葉はニリンソウやヨモギ、ゲンノショウコとも似ていて山菜として間違えて食べる事があるようだ。
一方、母根は漢名でウズ(鳥頭)、子根はブス(附子)とも呼ばれ、この毒が鎮痛・強心・利尿・保温・賦活など多くの薬効があり、リウマチ・神経痛などの疼痛性疾患、四肢の冷え、更年期不定愁訴などの治療に用いられて薬用植物としても使われる。
素人には危ないが、使い方次第では毒にも薬にもなる植物だ。

このハナトリカブトは毒も少なく、口に入れさえしなければガーデニングとしてもこの時期青紫の花が目立って花壇を飾っている。

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         <ハナトリカブト:2007/10/29撮影>

「常念岳の夜の深さや鳥兜」(長沢常良)

「荒寥と熊の湯ちかき鳥かぶと」(水原秋桜子)

「鳴く鹿の声にめざめて忍ぶかなみはてぬ夢の秋の思ひを」(慈円)



<トリカブト(鳥兜)(ハナトリカブト)>
キンポウゲ科トリカブト属
学名: Aconitum chinense     
原 産 地 日本、中国、朝鮮半島
別名:ハナトリカブト(アコニタム)、カブトギク(兜菊)、カブトバナ(兜花)
漢名 烏頭(うず)・附子(ぶす)
英名:ヘルメットフラワー 
草丈: 80〜120 cm
耐寒 温度 -10 ℃

「青色の花愛でるのみ鳥兜露な根の形怖れ見つつも」

「猛毒の噂など知らず鳥兜花色青く花壇の中に」

「気象図の上に突と台風の見えて去りゆく関東の空」

「帰宅せし庭は雨水含みいて満開なりし花鳥兜は」

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お帰りなさい。
昨日行ってきた横尾山でヤマトリカブトを見ましたが時期が遅くて1株だけ花を付けていましたが色も褪せ、形も崩れていました。ブログアップするとトリカブトに可哀想なので止めました。こちらの花は完全な形と色で綺麗です。
デコウォーカ
2007/10/29 21:33
一花さん、ハナトリカブトの花素晴らしい色をしていますね。
普通トリカブトというと猛毒の草でしょう。華岡青州の里でよく見かけます。曼荼羅華を主成分としてトリカブトも入れて全身麻酔薬を作って乳ガンの手術をしたんですね。華岡青州の里は生まれ育った和歌山にあります。そして縁の草花を植えて居るのです。このハナトリカブトには毒が無いのでしょうか?話は変わりますが綺麗に今の時期咲いているエンゼルトランペットも根に猛毒が有るそうですね。
彦左
2007/10/29 22:12
「気象図の上に突と台風の見えて去りゆく関東の空」お帰りなさい。夜半の雨はすごかったですね。最近日本縦断や今回のように沿っていく台風が多いような。これも偏西風の影響かな?台風はご旅行大丈夫でしたか?
はなはな
2007/10/29 22:39
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有難うございます。
今年も北海道に紅葉を見に出かけましたが、北大植物園のトリカブトは花がもう終わりに近いでした。写真整理して、そのうちアップしますね。
山のヤマトリカブトは9月中旬ごろから開花で、このハナトリカブトと違って急ぐのでしょうね。
お出かけされた先では、色も褪せて形も崩れていて残念でしたね。
高尾の野草園のものも今頃は色褪せていることでしょうか?
デコウォーカ さんへ
2007/10/29 22:47
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
トリカブトと言うと猛毒ですが、これは園芸種で、毒はちょっと少ないようです。でも根を齧ると体に良くないでしょうが、毒と知って花を愛でています。青紫の美しい花ですよ。
以前、華岡青洲の里の記事をアップされて見せて頂きましたが、乳がん手術にはマンダラゲだけでなく、トリカブトも入っていたのですね。
鎮痛効果に使われたのでしょうか。猛毒ですが薬効も優れていますよね。エンジェルストランペットはキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)とも呼ばれて、曼荼羅華(チョウセンアサガオ)と同じ仲間ですが、それにもアルカロイドの毒がありますよね。
彦左 さんへ
2007/10/29 22:50
はなはなさん、こんばんは。コメント有難うございます。
出かけた日はお天気で、あとも曇り日で快適でしたよ。一度だけ20分くらい夕方小雨でした。TVで台風ニュースをやっていて、どこにいるかと見ると関東付近でビックリ。出かける日には台風のことを何も言っていなかったのに、今回は猛スピードでしたね。鉢の水のことが心配でしたが、帰って見ると、鉢受けは水がいっぱいでした。
もうこれからの時期の台風は逸れて大丈夫でしょうか?
はなはなさんへ
2007/10/29 22:57
おはようございます、うまく台風を避けて、旅行をなさって・・また、花を求めて”みつばちマーヤ”をなさったのですね、そして、帰宅してもお留守のお水の心配がなくてよかった?ですね。
 トリカブト、昔は猛毒な成分を含んでいる植物と言う印象でしたが、いまではフツーに観ることができるようになりました、一花さんの、アップで写されたお花には、いつもウットリします。
いけちゃん
2007/10/30 06:22
山で見かけるトリカブトは、背丈もあるし目立つキレイな色なので、いつも距離をおいて眺めていました。
花の中をよく知りませんでしたが、一花さんのすばらしいズーム写真でよく分かりました。
色も”紫”しか知りませんでしたが ”白”のトリカブトもあるのですね。 初めて見ました。
一花さんへ訪問すると、知らなかった事が色々と分かるようになって嬉しいです。 (*^_^*)
やまびこ
2007/10/30 09:49
北海道へ紅葉を見に行かれたのですね・・・。
さぞかしすばらしい紅葉を堪能なされたことでしょう。
私も昔、まだ大沼公園がまだ俗化していないとき、かに族で訪れました。あまりの美しさ、この世のものと思えないほどの美しさと静かさに、
ものすごい感動をしたことがありました。今は観光地化して訪れる人も多いとか・・・・。

トリカブト、良く見るととってもきれいなのですね。
以前トリカブト殺人事件なるものが世間で騒がれと時がありましたので、どうも嫌煙していたお花ですが、こんなにきれいにアップされると、花への想いが変わります。白いトリカブトもあるのですね。
にりんそう
2007/10/30 10:36
山でも良く見かけるトリカブトも条件のいいところに出合う機会が少ないですが
、その点こちらのものは綺麗に咲いていますし花も大きくて良いですね、白い壁をバックに写されている写真は細部までよく見えて素晴らしいと思います、楽しませて頂きました。
OSAMI
2007/10/30 15:21
トリカブトと言うと猛毒というイメージがありますが、ハナトリカブトにも毒があるのでしょうか?いずれにせよ、花は魅力的で充分観賞の価値がありますね。
花には、よく別名というのがありますが、「アコニタム」のほうが、よく売れそうです(笑)。
庭花
2007/10/30 15:51
おやっとさま〜でした。また、北の大地じゃったとね?よかねー
我が家は息子が11月の終わり頃4〜5日行くんだそうです。一便にすると始発電車で間に合わないから品川のネットカフェで時間調整するとか?なぁ〜に考えてんだかね〜びっくいしもんが。
トリカブト、綺麗な色ですね〜山で見るのは蔓状ですよね〜高原型は立ちますが・・花トリカブトは花がメインなだけあってお花が大きいのね。我が家はちっちゃなコバノランタナの白とピンクが先日の台風で雪のように駐車場を彩りましたガヨ。一花さんゲーは台風の影響はなかったじゃろかい?
nobara
2007/10/30 17:22
晩夏に山歩きをすると良く見かけます。独特な形ですね。
花を分解して調べた事はないのでおしべやめしべを見たことがありませんでした。
春のニリンソウの葉に良く似ているので間違って食べる例が多いようですね。
ミニミニ放送局
2007/10/30 17:27
いけちゃん、こんばんは。お久しぶりです〜。コメント有難うございます。旅行先で、ふくろうさんをたくさん見て、あ〜〜〜、いけちゃんと思ってしまいました。食いしん坊なので、置物は買わなかったです〜。一位の木の箸置きだけ。あとは食糧たんまりと、アイヌ村で本など求めました。何時もですが、旅先で大雨にも会わずラッキーでした。こちらは相当降ったようで、鉢トレイに水が溜まってました。
トリカブトは猛毒イメージですが、綺麗な花ですよね。自然のちょっとした山では普通に咲いていて、ブログでも度々見ますよね。
悪いことする人も怖いですが、そこまで追い詰められた方も、他に心のケアーの方法がなかったのでしょうね。
何時も平常心で居られることも大事で、ストレス発散出来て有難いことですよね。
いけちゃんへ
2007/10/30 17:32
やまびこさん、こんばんは。コメント有難うございます。
あちこちに山登りされてらっしゃるので、鳥兜にはたくさん出会ってらしゃることでしょうね。私も何度か自生のものを見ていますが、青くて奇麗で目立ちますよね。白花は園芸種か外国産かも?知れません。
これもキンポウゲ科独特で、花びらと見えるのはガクです。
では本当の花弁は?と思って、帽子をとってみたらそこに2本長いようなものがありました。花弁の長い距の様子、横からの画像も追加しておきますね。
これはドライフラワーだと嫌がられるでしょうネ??(@_@;)

やまびこ さんへ
2007/10/30 17:37
にりんそうさん、こんばんは。コメント有難うございます。
去年は10日にほど早く出かけたのですが、今年も紅葉と美味しいものを食べに北海道へ出かけました。レンタカーでしたので、自由が利きました。
にりんそうさんは、かに族の頃に大沼公園へとお出かけでしたか?
去年、札幌から函館にJP特急で出かけた時、窓から大沼湖が見えていて、素晴らしい場所だと思っていました。観光化される前だと神秘的な美しさがあったことでしょうね。北海道は湖が多く、その深い色にも魅了されますよね。去年は支笏湖でしたが、透明感があって静かでしたよ。
紅葉も色の段階があって、まさに錦秋そのもので何とも言えないでしすよね。
鳥兜は美しい花で、その毒性故に損をしている花でしょうね。やはり世間的にはガーデニングとして嫌われるかも知れませんよね。野生で見ると、恐れつつも美しくドキドキですよね。
白いトリカブトは園芸種か、外国産かも知れません〜。
にりんそうさんへ
2007/10/30 17:39
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
私も自生地で見たことがありますが、薮中とかに生えていることもあり、なかなかうまく撮影できないでした。花も小さめなものが多いようです。こちらは花を楽しむためのもので、花自体も大きいく見栄えがします。
アップの背景は白い壁でなく、タオル地の上に置いて撮影したもので、中がどうなっているか確認して見ました。今回初めて中の様子を知りました。
OSAMI さんへ
2007/10/30 17:41
庭花さん、こんばんは。コメント有難うございます。
このハナトリカブトも一応毒はあるようですが、少ないとかです〜。(試した訳でないので??です〜!(^^)!
これは山で見ると怪しい魅力がありますよね。観賞価値十分です。
美しい花は、己の身を守る為に毒をもつのでしょうね。
「アコニタム」はトリカブトの学名なんですが、植物名でカタカナのあちら名の学名には、園芸種や外国産のものに付けられていますね。
「アコニタム」なら売れるかも知れませんけど、実際の花屋さんでは売れ残っていました。私だけが買ってあげているようです〜〜。(;一_一)
庭花 さんへ
2007/10/30 17:44
ノバちゃん、こんばんは。コメント有難うさん。
北の大地は広く、何度も出かけてみらんといけんごちゃっよ。
なにせ鉢もの管理があって、水やりしなくていい時期でないとダメごわんど〜。夏山に出かけてみたいのですが、無理かも?
息子さんが11月末、1番便でな〜。電車始発便もなくてテワンね。ま〜若いうちは体がジョビやっで〜よかと〜〜。土産を期待せんじ、楽しんできやれば〜。あっちこっちと独り者の若いうちは出かけて、経験も大事じゃっで〜。
あんね、あっちはよか天気で〜私晴れ女かも?ちまた思い方〜。また食べて飲んで〜。(歌はなかったけど〜〜。)
こっちはたっき台風が来て、びっくい。うちは何も被害なかったよ。鉢の水遣りが楽で息子は良かったみたいヨ。
道路の落ち葉がどっさいで、ご近所に悪かった〜。
nobaraさんへ
2007/10/30 17:53
ミニミニ放送局さん、こんばんは。コメント有難うございます。
山登りをあちこちなさってらっしゃるので、 自生のものたくさんご覧になってらっしゃるでしょうね。花びらと見えているのは、ガクだそうで、本当の花びらを見たら、中にありました。独特で花に見えませんよね。
若芽は、ニリンソウに似て間違えられることがあるますよね。
花にはちょっと独特の匂いがありますが、葉にもあるかも?知れませんね。奇麗な花で毒ですが、薬用植物としても使われるそうですよね。
ミニミニ放送局さんへ
2007/10/30 17:59
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