一花一葉

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zoom RSS 北海道旅行P−3(登別その2)

<<   作成日時 : 2007/11/11 19:25   >>

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             <大湯沼>

登別の地獄谷には遊歩道が出来ていて、左手の山を登って行くと大湯沼、湯の奥へと出る。
奥まった小道を先へと進むと、静まり返った森の中の木々は紅葉して藪高く熊笹が青々と茂り、足元には落ち葉が積もっていて懐かしい田舎の里山の佇まいだった。
20〜30分くらいで大湯沼まで行けると書いてあったが、登りが結構きつく、20分後はまだ山頂付近の展望台だった。
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大湯沼展望台に到着すると、眼下に白濁した湯を湛える大湯沼が見下ろせた。
「大湯沼は地獄谷の北方に位置し、日和山の南麓に出来た爆裂火口で、外周1キロ、深さ22mと灰黒色に濁った大規模な湯を湛えている沼である。
水面は40℃〜50℃、深いところは130℃の高温だそうで、このような湯の沼は世界的にも類がなく、学術的にも貴重だ」と観光ガイドに記載してある。
大湯沼展望台から更に下まで降りて行くと大湯沼の天然の足湯に浸ることが出来るが、下りも結構勾配があり今回は上から覗いて見ただけだった。
昔は硫黄が採取されていたそうだが、現在は採られていないそうだ。
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ここ地獄谷の周辺ではシラタマノキ、ガンコウラン、イソツツジが見られ、付近の森林は登別原始林として国の特別天然記念物に指定されていると案内板にあった。

シラタマノキがあると書いてあったので、あちこち探しつつ歩むと、崖の小さな木に白い実がなっていて、そのシラタマノキの白い実を初めて見た。この仲間の桃色のチェカーベリーは去年育てていたので同様にサルメチールの匂いがする筈だが、ちょっと離れた場所にあってその匂いを嗅げなかった。
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         <シラタマノキ>

シャクナゲのような葉に薄紅の蕾があったが、イソツツジ(別名;エゾイソツツジ、カラフトイソツツジ)だろうか?開花は5〜6月頃で去年北大植物園で初めて見た。これには早々と蕾が出来るようだ。
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             <イシツツジ>
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<イソツツジ開花の様子:2006/6/2:北大植物園にて撮影>
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白い苔はハナゴケのようで、その先に赤い花か実のようなものが付いていた。ハナゴケは高山から低地まで分布し、明るい尾根筋のアカマツ林や湿原の周辺にも見られる地衣類だ。
高さ5cm程度で土地が痩せたところによく見られるとある。
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               <ハナゴケ>
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岩場の上に生えていて、てっきりこれがガンコウランかと思ったが、若しかして杉苔かも知れない。
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ここの森の中には高浜虚子の句碑が建っていて、春の森の様子を詠まれたものだが、虚子もここの森を散策したのだろうか?この時期、鳥の姿も囀りも聞こえなかった。

「囀りや絶えず二三羽こぼれとび」(高浜虚子)

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森の中の散策路をまた引き返し、地獄谷の山を下りて極楽通りと呼ばれる温泉街に出かけると、道沿いの境内に紅葉が真っ赤に色づき、また別の場所には楓もあり、ともに錦秋のさまだった。
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「雨の日の社の庭に散りしけるイロハモミジの紅を踏みゆく」(鳥海昭子)

「山たかく火口湖といふに来てみしが葦なびきゐてただのこもり沼」(遠山光栄)

「ただ吾はこの野つばらをきたりしが光りつつ飛べる草の穂の絮(わた)」(々)

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「囀りの聞こえぬ林紅葉する落ち葉踏みしめ歩む音のみ」

「豊かなる湯のまちここは登別地獄と極楽生業として」

「楓紅葉色付く北の旅路終え機上に見おろす大地遠のく」


北海道の旅・P−3はこれで終了です。たくさんの画像と拙い文にお付き合い下さって有難うございました。
 

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さんの蝦夷地探訪記もひとまずお仕舞いですか。いつも思うのですが、行く先々のことをいろいろまとめて記事にする、というのも思いのほか大変ですよね。いろいろとお疲れさまでした。
 
 紅葉の盛りでいいときに行かれましたね。
なおさん
2007/11/11 21:50
大湯沼は地獄のお鍋ですかね?閻魔さんはこの鍋で何を煮て食べたのか?確かに、高温の沼は聞いた事が有りません。珍しいですね。
秋の旅はモミジや楓の紅葉が一番良いですね。最後の何枚かの画像は秋を実感できました。
デコウォーカ
2007/11/11 22:06
一花さん、登別2も素晴らしいです大昔ですが、行ったことの自分の記憶って何だろうと疑っています。最初の北海道旅行にしても覚えが全くないのです。情けないです。登別の地獄谷のことしっかり勉強できました。
今日は寒かったです。早朝から娘の家へ行って双子の孫たちの七五三に付き合わされました。写真担当ですよ。
彦左
2007/11/11 22:15
大湯沼を見下ろす景色が良いです、対岸には湯気もみえますし綺麗な赤はここでもツツジの系統ですかね、ハナゴケも赤が際立っていすがやはり温泉街の境内の紅葉が一番ですかね、綺麗です。
OSAMI
2007/11/11 22:20
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
旅行記も以前は長々と書いていたしたが、今回は早々と御終いしました。(それでも長くなっていますが・・。)
しっかりと事実を調べて書かなくてはいけないので、結構時間がかかりますね。ネット記事とパンフが役立ってます。似たような画像が多くて、それを選ぶのも大変です。
駄文とたくさんの画像見て下さって有難うございました。こちらももう、紅葉の盛りとなりましたね。
なおさんへ
2007/11/11 23:07
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有難うございます。
大沼はまさに地獄の釜のようで、ここで湯浴み(釜ゆで)している人もいるかとよく見たのですが、誰も裸の人はいませんでした。
閻魔さまは足湯でもされたのでしょうか?赤鬼はここで茹だって赤くなったのかも知れません〜。
場所によりますが、こちらには楓が多く、紅葉が少ないようでした。
青空背景ですと、赤も引き立ちますが、曇り日とカメラ腕が悪いでした。
御付き合い下さって有難うございました。
デコウォーカーさんへ
2007/11/11 23:15
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
何時もですが、簡潔にできず、登別2と長々となってしまいました。
皆さんも同じようで、昔の記憶は忘れてしまうものですよね。私も記憶力は年々劣ってくるようで、何所かで見た花と名前と思っても、この頃すぐに出てこないです〜。何べんも繰り返して記憶に残すしか仕方ないのでしょうね。今日はお孫さんの七五三のお祝い、おめでとうごさいます。しっかりとしたお孫さんでこれからがお楽しみですね。カメラ係、お疲れさまでしたね。
彦左 さんへ
2007/11/11 23:23
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
この画像では見難いですが、トップの画像の山頂は火の煙が見えていました。大湯沼の他にも小さな沼があったのですが、そこまでは見ませんでした。ここでは足湯が楽しめるそうですが、サルやクマなど動物は温泉に入らないのでしょうか?赤はツツジ系統でなく、丈がありますので、楓系統のようです。
温泉街の紅葉は枝ぶりが流れるようで、楓とはまた違った美しだがありますね。長々と御付き合い下さって有難うございました。
これからこちらも、愈々紅葉が楽しめますね。
OSAMI さんへ
2007/11/11 23:33
何て、不思議な風景なのでしょう。
まるで、映画の中の一画面のようです。
毎日、一緒に楽しませて頂きました。
いつか、必ず行きたいです。

此方は、今日は、暖かだったけど、
時折小雨が降る、冬時雨の一日。
あっという間に、お休みが終わり、
明日から、また始まる日常。頑張らなくては・・・です。
chiemi
2007/11/11 23:52
「囀りの聞こえぬ林紅葉する落ち葉踏みしめ歩む音のみ」秋は紅葉踏みしめて、森の中を歩くはいいですね。いいお天気にも恵まれてよかったですね。今戻りました〜雨で散散でしたが
はなはな
2007/11/12 18:52
chiemiさん、こんばんは。夕べ遅くにコメント有難うございます。
山が削られてその中に湯があるって不思議な光景ですよね。山頂からこの沼を初めて見た時はびっくりでした。温泉沼です〜。そちらでも足湯があるとかでしたが、ここは森林浴しながら足湯でき、自然の懐に入っているような感じでしょうね。経験してこなくてそれが残念でした〜。
今回の旅行の中で、登別の地獄谷はとても印象に残った場所で、是非お勧めです^。
昨日はこちらは夕方から雨模様で寒いでしたよ。今朝は、からりと晴れて青空でしたので午後から出かけてきました。明日からの日常も頑張ってください〜。
chiemiさんへ
2007/11/12 20:27
はなはなさん、こんばんは。。お帰りなさい〜。さっき御戻りでしたか?お疲れで慌ただしい中、コメント有難うございます。
旅行中は、お天気に恵まれて森の中をのんびり散策出来て、自生する植物とも出会えてよかったですよ。
昨日の夕方ごろからこちらは雨でしたが、今日は小春日よりでしたので、午後から出かけてきました。そちらは雨模様でした?でも楽しんでらっしゃったご様子。ごゆっくりとお休みください〜。
はなはなさんへ
2007/11/12 20:33
北海道旅行P−3(登別その2) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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