一花一葉

アクセスカウンタ

zoom RSS 北海道旅行P−3(北大植物園ー2)

<<   作成日時 : 2007/11/02 22:23   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 14

画像

10月25日、北大植物園の灌木園から北ローンの広い芝生広場に来ると、右手北側にはハルニレの樹木が欝蒼と茂って林となり、落葉高木だが半分黄葉になっていた。
画像

ここの植物園内の樹は殆どハルニレで樹齢150〜200年のものもあるそうだ。アイヌでは発火剤や内皮は吸出し膏薬となっていたと本にある。
画像

画像

北ローンの芝生広場では誰も人が居らず、カラスが遊んでいた。
画像

画像

画像

樹木の紅葉している木があり、カワシロナナカマドと書いてありナナカマドとアズキナシの雑種のようだ。実は何所にと見たが、木が高かったので見かけなかった。
画像

画像

画像

下草の中に黄色いルドベキアみたいな花が咲いていたが、葉が広 い感じでキクイモだろうか。
画像
     <キクイモ?>

去年春に初めて見たムラサキセイヨウブナも紫葉が緑になり、そして黄葉へと変わっていくところで、今年も逞しく茂っていて懐かしかった。ムラサキセイヨウブナはドイツ、オーストリア、北欧に多く、ドイツでは「ブリューテプラウメン」と呼ばれて、幹にも葉にも紫の色素が現れている。ヨーロッパブナの変種又は品種として区別されて日本では分布しておらず、またあまり知られていない珍しいブナの木だそうだ
画像
           <ムラサキセイヨウブナ>
画像
           
木に巻きついた蔦も黄葉になり、今回あちこちで見かけたが、これはツルアジサイワガラミだったのだろうか?
画像

大木を見上げるとすっかり黄葉していたが、これもハルニレだろうか?
画像

樹木園に入ると赤い実の付いた木があちこちにあった。残念ながらネーププレートが見当たらなかった。
画像

画像

画像

画像


「熟れて地にかえる激しさ びしびしと実の数だけ刺し貫かれいて」(岡井 隆)

「おのづから枯れて艶ある椎の実のたださらさらとあるぞよろしき」(若山喜志子)


イチイ(一位)の木の実は出かけた他の旅先でも見たが、園内に何本もあり、実付きがよかった。葉はモミ葉のようで、木材で笏(しゃく)を作ったことから一位の名がある。
実は先端が空いており、1センチ位の真っ赤な実がやわらかく甘くて美味しそうだ。
オンコとかアララギとも呼ばれて、食べたら健康によいそうだ。材木は彫り物材となっているそうで、北海道土産として彫り物が多いが、それはイチイの素材だろうか?
画像
              <イチイ(一位):イチイ科イチイ属>
画像

樹木園から民族植物標本園と草木分化園へと進むと、下草のようにプリムラの葉が蔓延っている。去年の春は一面花盛りで見事だったが、夏場も枯れずに、またこれからの雪の下でも逞しく生きていくようだ。
画像
         <プリムラの苗葉>

去年も開花を見てカライトソウと思っていたのは、ラベルにエゾトウウチソウ(蝦夷唐打草)と書いてあった。
今年育てたカライトソウは7月に開花したが、こちらのものは開花期が長いようだ。
画像
     <エゾトウウチソウ:バラ科ワレモコウ属>
画像

去年秋に咲いていたトリカブトの花は殆ど終わりかけていて種がしっかりと出来ていた。こちらのものは、エゾトリカブト、オクトリカブト、と呼ばれているものとその交配種で研究のためにたくさん植えてあった。
画像
           <エゾトリカブト>
画像


背丈の低い草に、赤い小さな実が出来ているのはスズランだ。
こちらでもたまに見かけるが、ここは流石に実の付きがいい。
画像
         <スズランの実>

今こちらでも見られるヒヨドリバナ。こちらでは白花が多いが、紫色は初めてみた。そしてマルバフジバカマは雑草のようにあちこちに生えていた。
画像
     <ヒヨドリバナ:キク科ヒヨドリバナ属>
画像
        <マルバフジバカマ>

関東以北から北海道の太平洋岸の浜辺で見られるコハマギクはもう花期が終わりかけていた。
代わりにエゾノコンギクとエゾがつくノコンギクが元気だった。
このエゾノコンギクより色の濃いものが、道内の道端のあちこちに咲いていたが、エゾコンギクとなるのだろうか?
画像
   <エゾノコンギク:キク科シオン属>
画像

シオンも去年と同じ姿で咲いていて、花色が濃かった。
画像
    <シオン:キク科シオン属>
画像


「折々の四季の流れに任せつつ花咲き散りて実をなす木々は」

「紅葉の進む園内緑なす芝生の上に烏のみ遊ぶ」

「巡り合う色濃き紫苑懐かしむ園内静もる秋陽のなかに」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
 一花さん、今日もいろいろ北国の紅葉や秋草を見せていただきました。いいですねえ。植物園ですと樹も立派でいいですね。僕は野幌の森もいいと聞いたことがありますが、さすがは蝦夷地ですねえ。
 さて、エルムは北大では有名でシンボル的な樹だそうですね。

 イチイ(オンコ)は実はほんのり甘いですが、中の種子は有毒で果肉は食べられるのですが、種子だけは噛んだり飲み込まないようにしないといけません。
 スズランの実は赤く、見た目は美味しそうですが、こちらも有毒で食べるとえらいことになりますね。
なおさん
2007/11/02 22:33
。折々の四季の流れに任せつつ花咲き散りて実をなす木々は」北の大地に根をおろす木々を感じます。そんな中を、ゆっくりと歩かれたんでしょう、一花さん。そんな時間を持つ一花さん素敵ですね。一生懸命に働いてきた自分へのご褒美は、木々に花々囲まれゆったりと過ごす時間かも知れませんね。私もいつかそんな時間を自由に過ごせるときが来るんだなあと思います
はなはな
2007/11/03 04:48
今日もまた、北海道の大地の紅葉をきもちよく見させていただきました。さすが北海道ですね。心が大きくなるような感じです。
毎年北海道まで植物に会いに・・・ナンという贅沢な旅なのでしょう。

薄紫のカライトソウや始めて見るすずらんの赤い実。
たのしみました。
にりんそう
2007/11/03 10:37
北海道はやはりイチイが一位かな?先日軽井沢で赤い実を試食できましたが、今度機会がありましたらお試しのほど。本州の山にもあります。
目黒のおじいちゃん
2007/11/03 12:39
樹木から花といろいろと楽しませて頂きました、ハルニレの巨木を一度見たいと思いますし、真っ赤な実が沢山付いたスズランの群生も初めてで、今まで持っていたイメージと相当違うと思いながら見させて頂きました。
OSAMI
2007/11/03 16:45
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。欲張って相変わらず画像たくさん貼り付けました〜。ここは樹木も説明があって、知らないものには勉強になりましたよ。でもまだラベルを見かけないものが多く実のものはさっぱり〜でした。「野幌の森」とという場所もあるのですね。ネットで見ると札幌郊外にあり、とても広い場所のようで自然豊かで植物好きにはたまらない場所のようですね。今回も初日は午後1時過ぎに空港に着き、JP特急で札幌まで1時間弱でしたので、宿にも近く時間的にはここ植物園巡りが丁度でした。エルムは北大にも植えてありましたよ。オンコの実は、アイヌの本では肺や心臓の弱い人には大いにすすめて食べさせていたとか記述がありました。洞爺湖湖畔の道端に植えてあり、3個位、こっそり?初めて試食して見ました。甘いでしたよ。種は毒でしたか?
スズランは毒でしたよね。食べる人は居ないと思いますが、お子さんには要注意ですね。何時も情報有難うございます〜。
なおさんへ
2007/11/03 18:06
はなはなさん、こんばんは。早朝からコメント有難うございます。
自然の厳しい中に根をおろして生きていくって、自然に抗っても仕方ないのですよね。木々も人間も自ずと自然の中に自然体で生きていくしかないのでしょうね。
夕暮れ近い秋の日を静かな植物園を巡って、去年見たものが懐かしく、自然に生きていく意味とか感じることでした。植物も人間も一生懸命生きるだけですよね。
はなはなさんもお暇になられたら、そんな自由な時間を持たれることだと思いますよ。今でもガーデニング三昧で毎日お楽しみですよね〜。
はなはなさんへ
2007/11/03 18:08
にりんそうさん、こんばんは。コメント有難うございます。
何時も狭い庭だけ見ていますので、北の大地の自然は雄大で木々も伸び伸びと育っていて、心大きく広くなるようでしたよ。
にりんそうさんも音楽お好きで、プラハまでも何度もお出かけされて、また今も音楽尽くめでいらっしゃって羨ましいことです〜。
北海道は植物も食べ物も宝庫で、観光魅力いっぱいですよね。
カライトソウと思っていたものは、こちらではエゾトウウチソウだそうです。環境が変わるとお花もどこかしら違って名前も変わるのですね。鈴蘭の実は珍しいですよね。ドイツスズランにも実が出来ていましたが、実付きが少なく実も硬い感じでした。

にりんそうさんへ
2007/11/03 18:11
目黒のおじいちゃん、こんばんは。コメント有難うございます。
以前ブログでオンコと呼ばれる一位の実を見ましたが、道内あちこちで見られるのですね。洞爺湖の道端のもの、こっそり3個位試食してみましたが甘いでしたよ。本州でもあるようで、別名アララギだそうですね。一位細工の箸置きを求めてきました。
目黒のおじいちゃんへ
2007/11/03 18:12
OSAMIさん、こんばんは。コメント有難うございます。
画像をたくさん撮ってしまって、似たような画像を貼り付けてしまいました〜。ハルニレってエルムとも呼ばれて良く聞きますが、名前のようなスマートさはないようで、私には普通の?木のイメージでした。(*^_^*)
何時か何所かでご覧になられるといいですね。
スズランのこんなたくさんの実にはびっくりでした。白い可憐な花からのイメージが違いますよね。毒だそうです〜。
OSAMI さんへ
2007/11/03 18:14
一花さん、ハルニレの林ばかり・・・でと書かれていますが花もかなり有りますね。そして知らない花ばかりです。エゾトウウチソウって面白い花ですね。菊の花も変わっています。それにしてもこれだけの花の写真を一枚ずつ貼り付けるのってすごい努力要りますね。本当に感心しながら見せて頂きました。
彦左
2007/11/03 21:42
彦左 さん、こんばんは。こちらにもコメント有難うございます。
こちらはハルニレの森で有名ですが、去年より時期的に遅かったので、花数が少なかったのですよ。エゾトウウチソウは普段売っていないお花で山で見られるようです。菊の花というか、ノコンギクとシオンの野菊のようですね。普通道端でもあるのですが、植物園で見ると別物のようで奇麗に手入れされてますよね。
スラードショーが出来なくて画像を欲張ってたくさん貼り付けて、ご覧になる方には悪いですよね。
彦左 さんへ
2007/11/04 00:28
イギリスで見た、ムラサキセイヨウブナを思い出しました。夏は紫色の葉が秋には緑になりそして黄葉へと変わっていくのにはビックリしました。最初見たのが夏で、2度目は翌年の秋でしたので、2度目の時は別の品種の木だと思ってしまいました。日本では北大に有ったのでしたね。スズランの赤い実は白い花からは信じられないですね。見てみたいです。
デコウォーカ
2007/11/04 08:56
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有り難うございます。
ムラサキセイヨウブナはその葉の様子を去年もアップしましたが、また1年ぶりに見ました。葉が緑から黄色に変わるところで、去年の春みていたので、びっくりでした。寒い地方のもので珍しいですよね。
イギリスでご覧になられて、夏に見て秋にまたご覧になられると、別物のようですよね。北大だけでなく、去年旭川から帰る途中の街路樹として少し植えられていましたよ。
スズランの赤い実には皆さん初めてのようで、珍しく思われてますよね。
デコウォーカ さんへ
2007/11/04 21:15
北海道旅行P−3(北大植物園ー2) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる