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zoom RSS 北海道旅行P−3(昭和新山)

<<   作成日時 : 2007/11/08 20:54   >>

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紅葉の始まっていた四季彩街道のホロホロ峠を通って、その後昭和新山の入り口林道へと車は向かった。
途中の林の木々には蔦が絡まって巻きつき、黄色や赤に紅葉している。
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去年、札幌から函館へと旅した時にJRで移動したが、その列車の車窓に赤茶けた山が遠くに見えていて、それが昭和新山だと初めて知った。
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   <去年列車より撮影:2006/10/17>

今度はその異様な火山の山が目の前ににどんどん近づいてくる。
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昭和新山は、支笏洞爺国立公園に含まれて有珠山東麓にあり、現在国指定特別天然記念物となっている小火山である。
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ここ昭和新山は、有珠山山麓の麦畑だった場所に、昭和18年から昭和20年の間に有珠火山の爆発でマグマが地表近くまで上昇して地盤を押し上げ、溶岩円頂丘を生じたものだそうだ。
当時集落があった場所は消滅しており、その痕跡は崩壊した鉄道の橋脚跡などに残っているとある。
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標高は398mだが、温度低下と浸食などによって年々縮んでいるようだ。
目の前に見える山は白い噴煙をあげ、赤い溶岩が剥き出しになって荒削りのさまだ。

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昭和新山が活動していた時期は太平洋戦争中で、世間的は噴火事実が知らされず、観察が行われなかったそうだ。
地元郵便局長の三松正夫は1日60pづつ隆起するその詳細な成長観察を記録し、後年ミマツダイヤグラムと名付けられて貴重な資料となっており、その記念館も山麓に建っている。
またこの火山の荒廃と保護、そして家財を亡くした住民の生活保護のために資材を投じて昭和21年に土地を買い取り、世界にも珍しい私有地内にある火山だという。1957年に特別天然記念物に指定された。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア』)
平成5年に噴火50周年を記念して彼の銅像が建てられている。
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麓の駐車場付近から一帯は白樺林となって、所々に樹高の低い楓が赤や黄色に紅葉していた。
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白樺林の中を散策して上に登ると、木の天辺にとまったカラスが音立て、黒い花のように一斉に散ってはまた集まってきた。
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駐車場付近には、菊やラベンダーなどの花が観光客を優しく迎えていた。

「包むとはかく美しくつつましくホオズキ朱く色づきはじむ」(鳥海昭子)

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なお有珠山は、1万年も前から噴火活動している山で、昭和52年(1977年)には大爆発し、オホーツク海まで火山灰を降らせ、その後平成12年(2000年)にも山麓噴火し、新たな火口を開け、噴火口は合計50ケ以上にも及んでいるようだ。
また有珠山へと登るロープウェイーがあったが、丁度突然雨が降って来て、運行も夕方5時までということで、残念ながら火山岩や彫り物細工などの土産物屋を見て洞爺湖へと向かった。

「草も木も初霜月の朝朗ながめも白き野辺の遠方」(鴨長明)

「立冬や疲れをふやす夜の風呂」(高木喬一)

「日日の厨のつとめ冬に入る」(西岡千鶴子)

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「赤茶けの昭和新山絶え間なく白煙噴き出し間近に居座る」

「木の末の塒の烏群れなしてわが足音に黒花と散る」

「ほおずきを包む袋の網目模様赤く透けたり小さき丸実」

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コメント(8件)

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昭和新山の迫力ある景色ですが、この山が私有地にある特別天然記念物とは知りませんでした、温度が下がると山も縮んでいるというのも不思議ですね。
紅葉が綺麗で良い感じです、ところでカラスの集団というのは観光客の影響か何かでしょうか?。
OSAMI
2007/11/08 22:54
昭和新山も少し緑が増えてきたようですね。途中まで登って岩肌が暖かかった記憶があります。噴煙が今も昇っているんですね。火山は大きな地球が生きていることを如実に教えてくれますね。
<包むとは/かく美しくつつましく/ホホズキ朱く/色づきはじむ>
すばらしい感動の歌ができましたね。繰り返しよませていただきました。
目黒のおじいちゃん
2007/11/09 07:55
迫力ある写真に、思わず緊張してしまいました。
すごい風景ですね。自然の息吹を感じます。
また、色々調べてくださったお陰で、
流して見るのではなく、勉強になりました。
ありがとうございます。
chiemi
2007/11/09 10:10
OSAMIさん、夕べこんばんは。コメント有難うございます。
この山を学者でないアマチュアの一個人が観察されて所有され、そして特別天然記念物にまでなるように奔走されたとは、私も初めて知りました。世界的にも珍しいことですよね。温度が冷えたり浸食で収縮するようで、以前書かれた記録の標高と最近のものでは違っていました。でもまたこれも違っているかも知れませんね。ここの林は以前、灰で埋まった場所だったのでしょうが、噴火後64年も経つとまた元の林になったのでしょうね。ここのカエデの紅葉は真っ赤で奇麗でした。
烏はなぜかここをねぐらとしているようで、木の末に真っ黒に止まっていました。でも下を歩くと足音を察知してか飛んで逃げていました。烏の集団は観光客の食べ残しとは関係ないようです。
OSAMI さんへ
2007/11/09 19:41
目黒のおじいちゃん、こんにちは。コメント有難うございます。
すみません〜。
<包むとは/かく美しくつつましく/ホホズキ朱く/色づきはじむ>これは鳥海昭子さんの歌で、昨日出かけていて慌ただしく書いた記事で、呆けて作者名を書き損じていました。
勉強不足な私の歌はこんなに上手な訳ではありません〜。(*^_^*)
ガーデニング三昧ですが、歌もまた頑張りますね。そして性格もいつもいい加減で、ご迷惑おかけしてすみません〜。
噴火後64年経つと、森も林もまた新しく生き返ってくれていますね。
有珠山もまた何時爆発するか分からない巨大なエネルギーを中に秘めているのですね。地球の中はふつふつと燃え立つマグマの塊を実感しました。
目黒のおじいちゃんへ
2007/11/09 19:44
chiemiさん、こんばんは。コメント有難うございます。
マグマの火山の白煙(水蒸気)を見るとびっくりですよね。地球内部の噴火口は他でも見れますが、ここは噴火後の溶岩の塊の山でした。
普段ガーデニングしている土の下の下はマグマの塊で熱く、巨大なエネルギーを持っているのですよね。。話題が逸れますが、人間もイライラを内部に抱えると爆発することがありますので、適度なストレス発散も大事ですよね〜。そんな訳でガーデイングで美しい花を見て癒されることも大事という変な結論付けになりました〜〜(*^_^*)長い駄文ですみません〜。
chiemiさんへ
2007/11/09 19:45
一花さん、昭和新山は北海道の方のブログでよく見かけます。私も昔何度もいきましたが、良いところですね。何といっても北海道では白樺の林が大好きです。木の上に沢山の鳥がとまってるのカラスですか?伊丹市ではこんな光景は川鵜ですし和歌山ではムクドリや鳩です。
彦左
2007/11/11 21:51
彦左 さん、こんばんは。こちらもコメント有難うございます。北海道の方のブログでも良く取り上げられてらっしゃるのですね。何度もお出かけでしたか?私は初めてで、ここが私有地の火山だと知りビックリでした。白樺林も散策すると気持ちいいでしたよね。烏がここは多くて、一斉に飛びたってました。餌は木の実か何かでしょうね。寒い雪の間はどうするのでしょうね。気になります〜。
彦左 さんへ
2007/11/11 23:49
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