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zoom RSS センリョウ(千両)

<<   作成日時 : 2007/12/21 21:01   >>

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実付きのセンリョウ(千両)は正月用の切り花として、これから年末に向かって花屋さんで多く出回る。
千両 2005/12/05
センリョウ(千両)2006/12/06
庭では、縁起もののマンリョウ(万両)、ヒャクリョウ(百両)、ヤブコウジ(藪柑子)の実が赤く熟れているが、マンリョウよりセンリョウが主婦にとっては一番活躍してくれるので実用性があって有難い。

せっかく赤くなった実を鳥に食べられることがあるので、よその庭を見ていても、この時期鳥に食べられないようにビニールなどをかけてある。
マンリョウは葉の下に実が生るが、センリョウは葉の上に目立っており、実も小さいので鳥の餌食になりやすいようだ。
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我が家ではクロガネモチやセンリョウの横に植えてあるナンテン(南天)はよく鳥が食べており、センリョウはそんなに食べられないようだが一応網を掛けてある。

マンリョウ、ヒャクリョウ、ヤブコウジはヤブコウジ科ヤブコウジ属だが、これはセンリョウ科センリョウ属で、花や木姿を見てもその違いが分かる。

<左:マンリョウの花(2007/8/2撮影)&右:ヤブコウジの花(2007/7/6撮影)>
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花をカメラで撮ってみるとまるで米粒のようだ。どこに花びらとガクがあるかと思って見ると、これは雌雄ある両性花として一番単純で、花弁も萼もなく、1つの花には1個の雌しべと1本の雄しべがあるだけだそうだ。

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        <センリョウの花:2007/6/28撮影>
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つけ根に近い薄緑が雌しべで,その先の黄色(クリーム色)のものが雄しべだそうで、受粉後は雄しべが落ち、雌しべの子房が膨らんで黄色から緑、そしてオレンジになり真っ赤な果実になる。
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            <2007/7/20撮影>

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               <2007/8/7撮影>

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              <2007/10/29撮影>

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       <2007/11/9撮影>

これと同じセンリョウ科センリョウ属(チャラン属)にヒトリシズカ、フタリシズカがあり、オシベが花弁状になってこれも単純な花だ。
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     <ヒトリシズカの花:2007/4/7撮影>

センリョウは暖地の林内に生える常緑低木で、高さが50〜80センチほどあり、葉の縁にはギザギザの荒い鋸歯がある。
これは日本だけでなくアジア東南部まで自生し、漢名で「草珊瑚」、「竹節草」、「仙蓼」と呼ばれて、この「仙蓼」がセンリョウ(千両)になったようだ。

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       <ギザギザの荒い鋸歯の葉の様子>

日本では専ら観賞用だが、中国では全株を「接骨木」、「九節茶」などと称して打ち身など薬用になっている。

マンリョウは鳥の落し物として実生苗で容易にあちこちから生えてくるが、このセンリョウは果肉を取って1月から早春に種で播くか、挿し木で増やさなければならない。
実の色は赤がスタンダードだが、黄色い実のキミノセンリョウもある。

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「ゆたかなる思いふくらむセンリョウの赤い実つぶつぶこぼれたりして」(鳥海昭子)

「千両の実をこぼしたる青畳」(今井つる女)


<センリョウ>
センリョウ科センリョウ属
学 名:Sarcandra glabra 
別名:クササンゴ(草珊瑚)
原産地:アジア東南部、日本(本州中部地方以西・四国・九州・沖縄)
花期:6〜7月
性状:常緑小低木 
樹高:50〜80cm

「年末のカウントダウン始まりてラジオに流るるクリスマスソング」

「千両の花を見てより半年の過ぎて赤き実たわわに実る」

「小さなる赤き実互いに寄り添いて余すは十日正月を待つ」

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
センリョウの真っ赤な実がとても綺麗です、センリョウのはなから実までの過程が良く分かりとても参考になりました、それにしても最初の頃は和菓子のような感じもあり面白いですよね。
OSAMI
2007/12/21 21:39
我が家のセンリョウ、マンリョウ、ヤブコウジ・・・みな飽きれるほどきれいに鳥のご馳走になってしまいますよ。今年もこの間自宅に帰ったらすっかり丸坊主でした。何年か前からせっかく植えてあるのに、ガーデンセンターで買ってお正月に飾っています。
mint
2007/12/21 21:54
 一花さんちは、今日も縁起物シリーズで千なのですね。

 そういえば、マンリョウの方が実生苗が出来やすいようで、センリョウンの実生小苗は見かけませんね。

 うちでも紅のとオレンジのと色付いてきましたが、いいですよね。
なおさん
2007/12/21 22:03
今日は縁起物のセンリョウですね。センリョウは両性花として一番単純で、花弁も萼もなく、1つの花には1個の雌しべと1本の雄しべがあるだけ、と初めて知りました。ヒトリシズカやフタリシズカもセンリョウ科でしたか。センリョウの花から赤い実になるまでの経過も良く解りました。今日も良い勉強をさせて貰い、有難う御座いました。
デコウォーカ
2007/12/21 22:49
OSAMI さん、こんばんは。コメント有難うございます。
センリョウの実はクササンゴの別名もあり鮮やかですよね。万両と違って葉の上にしっかりと見えていますね。
デジカメさまの御蔭でその花の様子がよく分かりますよね。花らしくなくてイメージが色々湧きますね。和菓子に見えました?
OSAMI さんへ
2007/12/21 23:36
ミントさん、こんばんは。コメント有難うございます。
ご自宅の管理もあり大変ですね。実ものは鳥の御馳走になっていました?
マンリョウは実生苗が出てくるかも知れませんね。
お正月用にはガーデンセンターで買われて飾られるのですね。
これからあと10日と忙しいですね。その前にクリスマスですが、ミントさんはもう準備OKで、何でも手早いのですね〜。

mint さんへ
2007/12/21 23:40
なおさん、こんばんは。コメント有難うございます。
この時期、毎年このパターンのアップです。
センリョウは鳥が食べる割には実生苗が出来ないですね。
田舎では自生のものを見たことがあるのですよ。
なおさんち黄色い実のものもあり、いいですね。白実は出回ってないのですよね?
なおさん へ
2007/12/21 23:42
デコウォーカーさん、こんばんは。コメント有難うございます。
アリドウシは別として、縁起ものの中ではセンリョウだけの花が地味ですが、これはヤブコウジ科でなくセンリョウ科だそうです。
ヒトリシズカは草本ですが、同じくセンリョウ科センリョウ(チャラン属)属だそうです。
花後から実の様子、デジカメさまの御蔭です〜。このセンリョウは、そちらの山では見かけられないようですね。
デコウォーカ さんへ
2007/12/21 23:44
一花さん見事な実を付けた千両見せて頂きました。正月用貴重品ですね。
私は今年も悔やまれています。春頃青い実を付けて居たので昨年の鳥に食べられた失敗を重ねてはと網を被せて保護したはずでした。暑い夏が終わってふと見ると実がすべてしぼんで落ちて居るのです。聞くと猛暑で水やりをしなかったからだと云われました地植だからと安心していてまたもや大失敗。いいや友人に貰おうと思って友人宅へ行くとここでも殆ど実が落ちていました。
彦左
2007/12/22 19:29
彦左 さん、こんばんは。コメント有難うございます。
そうなんですか?何時も万両と南天はお見事ですが、千両は大事にされ過ぎて今年は残念でしたね。奥様もまた今年ガッカリでしたね。
うちも地植えしてあるのですが、半日陰なので水をあげたことがないのですよ。
友人のお宅でも実が落ちていて、御縁がなかったのですね〜。
来年こそしっかりと管理されて立派な実を生らせて下さいね。
彦左 さんへ
2007/12/22 19:58
我が家にもセンリョウとマンリョウが沢山実をつけ花の無くなった庭に色を添えています。
センリョウとマンリョウは別の属だとは知りませんでした。
センリョウの花から赤い実に成るまでを分かりやすく写真で解説していただきました。
ミニミニ放送局
2007/12/23 10:49
ミニミニ放送局 さん、こんにちは。コメント有難うございました。
この時期お花も少なくなり、庭には実ものが目立ちますね。
これは縁起ものですが、マンリョウよりセンリョウの方が主婦にとっては重宝して何株でも植えてみたいものです〜。
センリョウとマンリョウは別種だそうで、私もブログをするまでは知りませんでした。デジカメ様の御蔭で、お花の違いがしっかりと分かり有難いです。
ミニミニ放送局さんへ
2007/12/23 12:04
センリョウ(千両) 一花一葉/BIGLOBEウェブリブログ
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